東京湾フェリー 久里浜港~金谷港

 

神奈川・三浦半島の久里浜港から千葉・房総半島の金谷港間を約40分で運行する東京湾フェリー。

お得な周遊電子パス「金谷ダイヤモンドパス」を使って、鋸山登山から金谷港の周辺観光まで楽しめる日帰り旅をしてきました。

今回は、京急久里浜駅から東京湾フェリーに乗って金谷港に着くまでの主な流れと船内情報をご紹介します。

 

「その2 鋸山登山編」「その3 鋸山周辺観光編」「その4 食事・ショッピング編」はこちら

 

「その5 恋人の聖地・石のまち金谷編」は鋭意作成中!

 

目次 Contents

東京湾フェリー「金谷ダイヤモンドパス」とは

神奈川県の三浦半島南東端に位置する久里浜港(くりはまこう)、千葉県房総半島南西部に位置する金谷港(かなやこう)を結ぶ、距離約11.5km、所要時間約40分で運航する「東京湾フェリー」。

都内を早朝便の電車でスタートすれば、日帰りで千葉房総の富津市・鋸南町にまたがる鋸山とその周辺を満喫できます。

それらをお得に楽しめる「金谷ダイヤモンドパス」について、まずはおさえておきます。

1-1 金谷ダイヤモンドパスとは

 

金谷ダイヤモンドパス

東京湾フェリーが発行する電子周遊パス「金谷ダイヤモンドパス

東京湾フェリーが販売しているお得な電子周遊パスの「金谷ダイヤモンドパス」には、以下の内容が含まれています。
※2022年2月以降も販売されているかは不明です。すみません

<販売価格>

  • 大人3,700円
  • 子ども(6歳以上12歳未満)2,400円

※いずれも税込
※オンライン事前決済(カードはVISA、MASTER、JCBのみ)⇒【こちら

<周遊券に含まれるもの>

  • 東京湾フェリー(久里浜-金谷)往復券
  • 域内クーポン商品券1,000円相当
  • 【利用可能店舗】※いずれも金谷港から徒歩1~3分圏内
    ①レストラン・お土産市場「ザ・フィッシュ
    ②海鮮浜焼き小屋「まるはま
    ③バームクーヘン専門店「見波亭金谷本店」(ザ・フィッシュ内)
    ④フェリーターミナル各売店、レストラン「金谷フェリー 波留菜亭
    ⑤船内売店

  • 域内施設利用券 ※下記より2施設選択可
  • 【域内利用施設】
    鋸山ロープウェイ往復券 
    かぢや旅館日帰り入浴(フェイスタオル付)
    鋸山美術館
    ・金谷港-マザー牧場間バス往復利用 ※実証運行
     催行日:1/15、1/16、1/22、1/23、1/29、1/30の土日限定
     出発時間:金谷港発9:30、11:30、15:00/ マザー牧場発10:30、14:00、16:00

それぞれの通常料金は、

・フェリー乗船券往復:大人1,450円
・鋸山ロープウェー往復券:大人950円
・かぢや旅館日帰り入浴:大人700円+フェイスタオル200円=900円相当
・鋸山美術館入館料:一般800円
・金谷港-マザー牧場間バス往復:片道880円×2=1,760円相当

これに、クーポン商品券1,000円分付いてくるので、ざっと、500円~1,460円ほどお得、ということになりますね

※鋸山ロープウェイは1/11~3/18まで設備点検・工事の為、営業休止中
※マザー牧場までのバス利用は2月以降は不明
※周遊券の有効期限は最初の使用から2日間
※クーポン券は釣銭不可

 

1-2 東京湾フェリーの航路マップと運航ダイヤ

 

東京湾フェリー・航路マップ

東京湾フェリーの航路マップ(久里浜-金谷) 出典:東京湾フェリー

久里浜港から金谷港間のおよそ11.5kmを約40分で運航します

 

東京湾フェリー 運航ダイヤ

東京湾フェリー運航ダイヤ表 by 東京湾フェリー

フェリーは「かなや丸」と「しらはま丸」の2隻

フェリーは折返し運航なので、久里浜港発・金谷港発ともに朝6時~夜19時間の1時間に1便ペースですね

朝6時台:まずは京急久里浜駅へ

参考までに、

わたしの場合は、都営浅草線新橋駅5:30発⇒(品川乗換)⇒京急久里浜駅6:43着を利用しました
所要時間1時間13分ほど(運賃974円)

京急久里浜駅 Keikyu Kurihama Station

京急久里浜駅に降りたら東口へ

まずはJR横須賀線久里浜駅か京急久里浜駅を目指します

久里浜港行きバス停は京急久里浜駅側にあるので、個人的には京急久里浜駅が便利

 

駅から久里浜港までおよそ2km

体力と時間に余裕のある方は徒歩でもOKですが、それ以外はバスの利用が賢いです

京急バス 東京湾フェリー行 Keikyu Bus Station

京急久里浜駅東口 バスターミナル2番口のりば

東京湾フェリー行きバスは、京急久里浜駅東口を出て正面にある2番のりばから
(「<久7>東京湾フェリー方面」「<久8>野比海岸方面」いずれも所要時間8~10分)

運賃は片道200円(ICカードの場合199円)

 

朝7時頃:久里浜港到着~フェリー受付

バスはターミナル入口の目の前に停まってくれます

ターミナル正面入口入ってすぐ左手のチケットカウンターにて、購入時にメール添付されていたQRコード(もしくは自分のWebket管理画面より)をスマホ画面で表示、あるいはプリントアウトしたものを受付の方に提出しましょう

金谷ダイヤモンドパスQRコード

窓口で購入時メール添付されたQRコード提示

受付の方が専用端末で読み取って

購入確認が取れたら、フェリー乗船券往復券とクーポン券1,000円分と引き換えてくれます

金谷ダイヤモンドパス Kanaya Diamond Pass

フェリー往復乗船券とクーポン商品券1,000円分と引き換え

余談ですが、「鋸南観光パスポート」ブックとポストカード、運航ダイヤ表は、チケットカウンターに置いてあった無料頒布物です

2階の乗船口へ

2階の乗船口へ

チケットを引き換えたら2階の乗船口へ

通路途中にチケット改札があるので係員さんにスタンプを押してもらって、いよいよ乗船です(下船時に往路券は回収されるので失くさないようにしましょう)

 

朝7:20頃:いよいよ東京湾フェリーで出航

参考までに、今回利用したのは【7:20久里浜港発】でした

東京湾フェリー「しらはま丸」

金谷港方面の船は、今回は「しらはま丸」

往路は「しらはま丸」、ちなみに復路は「かなや丸」でした

車体のプリントはやっぱりチーバくん

そして、船内の配置はこちら

東京湾フェリー「しらはま丸」船内マップ

東京湾フェリー「しらはま丸」船内マップ by 東京湾フェリー

同じように見えて、内部構造はしらはま丸とかなや丸で少しずつ違っていましたよ

ゴルフバッグがいっぱい

1階大荷物置き場にはゴルフバッグがいっぱい

乗船してすぐ、
1階客室入口前の大荷物用スペースにはやたらとゴルフバッグが保管されていました

千葉ってそんなにゴルフ場あるのか…

1階入口には自販機がいっぱい

1階入口には自販機がいっぱい

1階客室入口入ってすぐ、自動販売機のオンパレード

値段は観光価格とか上乗せされていない、地上と大差ないプライス

1階客室自由席

1階客室自由席

1階客室のシート

自由席なのでお好きなところへどうぞ

2階客室自由席

2階客室自由席

こちらは2階客室のシート

広々ゆったり

窓際にはテーブル付きのソファもあって、のんびり海を眺めながら朝食が楽しめていい感じ

売店・飲食中央スペース

売店・飲食中央スペース

2階の中央スペース

インフォメーションブースとイートインスペース

おみやげ売店コーナー

おみやげ売店コーナー

土産物コーナーには、やっぱり目立つ、神奈川軍イチオシ!「よこすか海軍カレー」!

お土産売店コーナーにチーバくんグッズがいっぱい

お土産売店コーナーにチーバくんグッズがいっぱい

もちろん、千葉軍「チーバ」くんも負けてない!
これでもかのお土産グッズフルコース!

スナック・売店コーナー

スナック・売店コーナー

こちらは軽食が楽しめるスナック・売店コーナー

生ビール600円
ソフトクリーム(バニラ)350円
唐揚げ270円、ポテトチーズ240円、つくね串210円、フランクフルト280円、アメリカンドッグ180円、イワシバーグ180円
プレッツェル(クリームチーズ)240円 ←!!おしゃれ!
ソフトドリンク各種200円、ホット・アイスコーヒー300円、コーヒーフロート450円、コークフロート・ファンタメロンフロート350円……など
※価格は2022年1月現在

オーソドックスなメニューと良心的なお値段で好印象

ちなみに、東京湾フェリー名物は「イワシバーグ」と「さんが焼き(←魚のなめろう焼きという房総の漁師飯)」ということですが、このとき「さんが焼き」はお目にかかれませんでした

ちょうど焼いてたのかな

それはともかく、朝からイワシバーグとビールで一杯、というお客さんが意外といましたねぇ

軽食・お惣菜コーナー

軽食・お惣菜コーナー

なんと、オリジナルのお惣菜まで販売

おにぎりセット各種300円、おにぎり(くじら)1個160円、いなり4個セット330円、サンドイッチ300円、海軍カレー1個580円、たこ焼き1パック300円、焼きそば350円……など

屋台並のリーズナブルさですね

名物のよこすか海軍カリーパン

店頭に揚げたてが並ぶ、名物の「よこすか海軍カリーパン」

しかし、もっとも目を引くのは、やはりこの「よこすか海軍カリーパン(1個220円)」!

「カレーパン」じゃなく「カリーパン」なところがポイント

揚げたて熱々の「よこすか海軍カリーパン」

揚げたて熱々が美味しい「よこすか海軍カリーパン」

次から次に購入者が跡を絶たない人気っぷり

なんたって揚げたてアツアツが店頭に並び、香りの誘惑がもう、あらがえません

外はカリカリ、中は中辛で食べやすい

外はカリッカリ、具は中辛で食べやすい

パン生地はカリッカリ、中はふんわり

具はオーソドックスだけど、マイルドな中辛ベース
まさに日本のザ・カレーパン

病みつきになりそうです

「よこすか海軍カリー」の由来

「よこすか海軍カリー」の由来

「由来
元々、イギリス海軍の「軍隊食」だったカリー
明治期にイギリス海軍を範として成長した日本海軍は、カリーを「軍隊食」に取り入れたことに始まる」そうです

なるほど

船内はフリーWiFiあり

船内はフリーWiFiあり

ちなみに、
客室内はフリーWiFiありました(パスワードはしらはま丸とかなや丸で異なる)
40分の短い運航とはいえありがたいサービス

もちろん船内のみ、甲板まで出るとWiFi途絶えます

2階甲板エリア

2階甲板エリア

2階甲板へ出てみました

オープンテラスのカウンターは、コロナ禍だからか午前早い時間だからか、あいにく休業中

しかし、屋根にはめ込まれたステンドグラスがおしゃれ

3階ブリッジへ

3階ブリッジへ

3階ブリッジへ移動

3階フリースペース

3階フリースペース

3階にもテーブル席など、フリースペースが用意されています

夏は気持ちよさそう
冬は激寒

風が強いので要注意です

一角には望遠鏡も設置されてます

ブリッジ

ブリッジ

東京湾フェリーを朝日が照らす

なかなかかっこいい

沖釣り漁船たち

沖釣り漁船たち

東京湾は早朝から沖釣り漁船で大盛況

本日は波が穏やかで良かったですね

大型貨物船が運航

大型貨物船が運航

超大型貨物船、運航中

ガスが晴れていれば、富士山バックに撮れたのですが……残念

こんな感じ
東京湾から見たかったなぁ、富士山…

はためく日の丸

はためく日の丸

はためく日の丸の旗

さようなら、三浦半島

欲を言えば、富士山をバックに撮りたかった…こればかりは自然相手だからしょうがないですね

 

朝8:00頃:金谷港到着

予定通り、朝8:00頃金谷港に到着

金谷港売店エリア

金谷港売店「食彩市場」エリア

金谷港の売店・お土産処「食彩市場」は営業開始時間9:30からで、まだまだターミナルは寝静まっていました……

金谷港入口 Kanaya Pier Entrance

金谷港ターミナル入口

金谷港ターミナル入口

さぁ、いよいよここから鋸山登山へ出発です!

「その2 鋸山登山編」「その3 鋸山周辺観光編」「その4 食事・ショッピング編」はこちら

 

「その5 恋人の聖地・石のまち金谷編」は鋭意作成中!

 

「Twitter編」も併せてお楽しみください

 

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