旅の概要 Itinerary
【訪問時期 Visited Date】2017/10/19
【訪問場所 Visited Site】中国安徽(あんき)省黄山市黄山風景区 Huangshan qu, Huangshan shi, Anhui Sheng, China
※文中の料金等は2017年10月現在のものです

 

所在地と位置関係 Location Map

<黄山市から黄山風景区南門チケットセンターまで>

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中国 黄山 マップ 百度地図 China Huangshan Map
黄山市から黄山風景区南門チケットセンターまで By 百度(Baidu)地図

 

<黄山風景区位置関係>

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中国 黄山 マップ 百度地図 China Huangshan Map
黄山風景区位置関係 By 百度(Baidu)地図

 

<本編のルート>

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中国 黄山 マップ 百度地図 China Huangshan Map
鰲魚洞~西海大峡谷を周るルート By 百度(Baidu)地図

光明頂から西海大峡谷まで

百歩雲梯を経てしばらくすると

鰲魚洞(Áo yú dòng・ゴウギョドウ)に到着

「鰲魚」とは日本語では「オオガメ」と読むそうで

本来は海に棲む大亀のことを指すものの
ここでは龍頭魚身に変化した伝説の魚を指すようです

中国 黄山風景区 China Huangshan
亀岩の「鳌鱼洞」に到着

人ひとり通れるかってほど狭く
頭もぶつけるほど天井低く

何だここ(イラッ)と思っていると
ちょっと広い階段に出る

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「鳌鱼峰」内の薄暗い階段

鳌鱼洞を抜け
鳌鱼峰に出ました

かなり巨大で
何とも不可思議な岩です
これがオオガメに似ているってことでしょうか
亀というかガメラというか、
どっちかっていうと巨大なアマガエルに見える

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亀!?

その岸壁に
「大块文章」という刻印があります

これは「黄山摩崖石刻」と言われ
幅70cm程度、1937年の落款があり

「大块」は大自然を示し
「文章」は色彩豊かな色を指し

とにかくここからの景色がたいそう美しく
その気持ちをつい彫っちゃったみたいです

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「大块文章」の刻印

鳌鱼峰の展望台に上がって見たものの

何この状態・霧・無・霧

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鳌鱼峰展望台より、何も見えない

頂が天上界へと続く

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鳌鱼峰展望台の様子

雨は止みましたが
気温が急激に冷え
より霧が濃くなりました

周囲数mが見えるぐらいです

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とにかくガスが凄い

道の途中ですれ違う荷物運びの人夫

この起伏のある勾配の山道を
天秤棒に大量の荷物をぶらさげて肩で運ぶ

おそらくこれらの荷物は
黄山内に宿泊している観光客の荷物だと思う

余計な荷物を持ち歩きたく人が
次の目的地まで運んでおいてもらうのだろう

体力勝負のつらい仕事だ

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荷物運びのお兄さん

カゴ屋の料金表があった

距離に応じて値段が異なるらしい

この「里」の単位がよく分からないけど
おそらく数百mの距離なら100元
5~600mで180元ぐらいなのかと
起伏の難易度にも応じるのかもしれない

どうしても足が疲れて動けないという人は
2,000円弱から3,000円程度なので
利用してもいいかも

でも利用している人、見かけなかったけど

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人運びのカゴ屋の料金表

海心亭という休憩ポイントに出た
でもトイレがない

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東屋の「海心亭」

「黄山白雲賓館」という宿泊エリアに到着

ここは北方面と西方面へ分岐点
飲食店が充実している
1600m以上の山の上とは思えない

ただまぁ、お値段は下界よりやっぱり高め

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ホテル「黄山白雲賓館」に到着

西海大峡谷へは
ここからケーブルカーも通っていて便利
結構多くの人が利用していたけど
わたしはあえて山道を選ぶ

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ケーブルカーも利用できます

光明頂方面へ進むと
北海景区エリアに到着

ここは黄山三大主峰の一つ
「光明頂」がある付近だったはず

でも何も見えないし人が多すぎて座れない

とりあえず先を急ぐ
「飛来石」まで約700m

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とりあえず飛来石へ

霞の向こうに何やらぼんやり怪しげに
何かが写ってますが
気象観測所だったと思います

サッカーボールみたいな模様の
美しい球体の建物だと聞いてましたが
見る影もなく

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本来は気象観測所が見える

ガレキみたいな何の変哲もない岩にも
愛を誓う錠前の鍵が

意味わからない

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サビサビの愛の錠前

この原始的な運び方
この現代においてどうにかならないのだろうか

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人足の荷物

光明頂から来たから、
次は群峰頂へ

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次は群峰頂へ

やっぱりほとんど見えない・・・

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一応「群峰頂」

仕方ないのでとっとと飛来石へ向かう

すると目の前に巨大な荷物をえっちら運ぶ人夫と
身軽で裕福そうな都会のおばはんたち

農村と都会戸籍の格差社会を見た気がした

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格差社会の縮図

飛来石展望台に到着

これままたとんでもないところに
岩が突き刺さってますね

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あれが「飛来石」

高さ12m、重さ600tの巨石

伝説では孫悟空が放り投げた岩が突き刺さったとか
実に絶妙なバランスで立っています

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とんでもなくデカい飛来石

そしてここでも霧が一向に晴れてくれない

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霧が凄い

飛来石にとりあえず向かってみる

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飛来石の入口

何この細い階段
大人一人通るのがやっとの極細

手すりもないし
結構怖い

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飛来石への超細い階段

岩壁に何やら書画が刻まれております

そして上の岩と下の岩に実はうっすら隙間があって
西日が差して岩を照らすと
岩の影の間にその穴の部分だけが影にならず
虹のように見えるだとか何とか

とりあえず狭すぎて落ち着かないエリアだったので早々に退散

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何やら文字が刻まれてます

飛来石の前にある広場
どこにも座れない、人多すぎ

しかし松がすごい

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座れるところがない

行知亭

とりあえずスルー

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東屋の「行知亭」

排雲楼という分岐点にさしかかった
ここも排雲楼賓館という宿泊施設エリアで
飲食店も少し並んでいる

公衆トイレがあるのでありがたい

そして
団体ツアーにとっては
ガイドが雄弁に物を語るエリアのようで
大勢の団体客が一角を埋める

道ふさがれてトイレに行きにくい

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排雲楼の広場

何となく、
丹霞峰という場所に登ってみることに

しかしこの天気で誰もが行く気が失せるのか、
登れど登れど誰とも会わず・・・ドキドキ

30分ほど登り切った先に先約が一人いた

さらに人間が来るなんてと油断した山リスとも目が合った

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霞む「丹霞峰」

丹霞峰頂に到着

ようやくベンチが空いていたので
ここで軽くランチ

持ってきたバナナの甘い匂いに誘われて
スズメバチ寄ってきてあたふた

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丹霞峰でようやくランチタイム

白い雲のところから崖下

頂からここまで結構な傾斜になっていて
もしバランス崩すともれなく奈落の底

しかし、
この雲が晴れたら相当見事な絶景が見えるハズですが・・・
惜しまれる

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霧が晴れて欲しい

とりあえず丹霞峰から引き返すと
太平丹霞駅という建物が見えた

ここもロープウェー駅でどこかにつながっているよう
しかし人気がないのかお客さんは少なめ

とりあえずここはスルーして
「西海大峡谷」を目指す

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丹霞ロープウェーの太平丹霞駅

うっすらと、霧が晴れた!

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うっすらと霧が晴れた!

歩道脇に生える名もなき松でも
そうとう立派で見事な枝ぶり

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名もなき松もすごく立派

丹霞ロープウェー駅から約500mぐらいで
西海大峡谷の北入口に到着

え?2.5㎞も先??

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西海大峡谷まで2.5km!?

横を見ると、
とんでもない岩場の道が・・・
転がり落ちそう

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おそろしく急な階段

関取級に太った人では通れないかもしれないほど
恐ろしく狭い

よくこんなところに階段を作ったな

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中国の観光地はこんな階段ばっかり

一つ目の階段を抜けた先にあった展望台にて

少しだけまた霧が晴れた

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一瞬、うっすら霧が晴れた

さらに下まで階段は続く

この勾配・・・本当におそろしい・・・

中国 黄山風景区 China Huangshan
階段はまだまだ続く

2つ目の階段を抜けた先にある展望台より

さっきよりだいぶ霧が晴れた!

しかしほんの数秒で再び濃霧のベールに包まれました(泣)

さすがに西海大峡谷まで行くのは断念
今来た道を引き返して
次の目的地、東の雲谷寺エリアにある
「獅子峰」を目指します

中国 黄山風景区 China Huangshan
すこーし晴れた!

すると途中に合った展望台で
再び霧が晴れはじめました

皆一斉に写真撮りはじめます

中国 黄山風景区 China Huangshan
皆一斉にシャッターき切り始めました

す、水墨山水画の世界!!

中国 黄山風景区 China Huangshan
まさに水墨画の世界!

こうした展望台では
水墨画のような風景になるタイミングを狙って
朝からカメラ小僧たちが三脚立てて陣取ってます

みんないいカメラ持ってますね
(たいていキャノンかニコン)

中国 黄山風景区 China Huangshan
こんなところものカメラ小僧がいる

手前が晴れてきた!

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西海大峡谷

息を呑む絶景になってきました!

ここもまた数十秒後に再び濃霧に包まれました
自然は出し惜しみするなー

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手前側が晴れてきた

さっきまで右上の展望台にいました
結構な断崖です

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さきほどまでいた展望台

排雲亭に到着

おっさんたち、お疲れですなぁ

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東屋の「排雲亭」に到着

排雲楼賓館(ホテル)エリアに到着

ここから北海景区を経て
雲谷寺エリアの名峰たちをめぐります

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ホテル「排雲楼賓館」

続く

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