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(公開日2018/11/04 |訪問日 2018/10/17)

【トラベルjp】中国最後のシャングリラ!天空のチベット草原・稲城亜丁
中国最後のシャングリラ!天空のチベット草原・稲城亜丁 by トラベルp

 

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中国四川省東チベット、多くの日本人にとって未知の領域とも思える場所に、「中国最後のシャングリラ」とも称される、中国人に大人気の観光スポットがあるのをご存知ですか?

標高4,000m級のチベット高原は、手が届きそうなほど近い青空と雪煙を噴き上げる迫力の氷河雪峰パノラマ、黄葉に染まるダイナミックな自然が楽しめます。今回はこのシャングリラ・稲城亜丁風景区をご紹介します。

Daocheng Yading National preserved scenic area is situated in the eastern Tibet, Sichuan, China. This area surrounded by glacier-snow mountains over 6000m above sea level is called “The last Shang li la( means Sanctuary)” in China. Daocheng Yading is much popular for Chinese tourists as the Autumn Leaves scenic spots.
 

 

執筆後記

成都から稲城行のバスの中で、
偶然、数ヶ月前まで兵庫県加西市で技術研修生として働いていたという中国人男性2名と乗り合わせました

わたしはバスの車中では一言も発さず大人しくしていたのですが、
康定(東チベットの一都市)という地域に入境する際、パスポートコントロールで見せたわたしの日本のパスポートを見て、気づいたそう

検査が終わってバスに乗り込んだら、突然日本語で話しかけられ

「僕らは日本で働いているとき、日本の人たちにとても親切にされました
だから今度は僕らがあなたを助けます
ダイジョウブです、一緒に稲城に行きましょう!」

と、そこから本当にずーっと一緒に行動を共にしてくれました

彼らは決して日本語が堪能ではなかったけれど(ちなみに英語は全く不可)
とにかく人柄がにじみ出ていて、終始親切でいい人たちでした

彼らは同じバスで一人旅をしていたもう一人の中国人の若い男性と
やはり一人旅をしていた若い中国人女性1人も巻き込んで、
最終的に計5名のグループで行動することになりました

女性は都会育ちの社会人で、カタコトの英語が話せたけど、もうひとりの男性は中国語オンリー
彼らもまた、中国語がほとんど話せないわたしを常に気遣って接してくれました

何というか、
中国はもう何回も来ているけれど、
最近一般の中国人の方々が我々外国人(日本人?)に優しくて
涙が出そうなほどありがたい状況の変化を感じています
(政府による情報規制や外国人宿泊規制は強化されてきているけど…)

政府同士のいざこざや歴史的な確執は我々庶民にはほとんど関係ないですし
出会う人のほとんどが日本に対して好意的で、上っ面ではなく、皆真摯に向き合ってくれているのが分かります

彼らとは未だにたまに連絡をとっているけど
それ以外にびっくりしたのは

たまたま稲城行のバスで隣の席だった男の子が、その時は一言も会話をしなかったのに
どうやってか、わたしのTwitterを見つけてコンタクトを取ってくれたこと

「本当は僕も話したかった」と

中国人がTwitterをするってほとんどありえないのに(中国本土ではVPN無しでは使えないから)

いや、何だか、時代は変わったな……と無性に嬉しくなりました

こういう優しさの連鎖が、いつしか歴史上の確執も溶かしてくれたらいいなと切に思います

終わり

 


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