<記事作成 2018/08/18 | 記事更新 2022/06/25>
個人的に、英国の「セブン・シスターズ」によく似た景観の北海道乙部町「シラフラ」、正式名称は「滝瀬海岸」です
スケールはまったく敵わないですが、それでも異国情緒漂う、白亜の絶壁がそびえる海岸です!
1「シラフラ(滝瀬海岸)」の基本情報 General Information
北海道爾志郡乙部町字滝瀬
0139-62-2311(乙部町役場産業課直通)
24時間
TOILETなし
あり(3台)
なし
函館から車で北西へ約70km、約1時間20分
2「シラフラ(滝瀬海岸)」とは About Shirafura
- 歴史:約500年前の噴火活動により噴石が海底に堆積、地上に隆起・侵食したもの
- 地質:檜山層群の最上部の館層に当たる。軽石や珪藻類の化石、砂礫岩が堆積したもので脆い
- 用語:「シラフラ」はアイヌ語で「白い傾斜地」の意味
- 高さ:約30m
- 長さ:約500~600m
- 色:遠目では白亜、近づくと薄茶色やベージュ色
★明治のはじめにシラフラに埋まった石が発見され、漁師によって掘り起こされたその石は現在も「石神様」として滝之神社の境内に安置されている
3「シラフラ(滝瀬海岸)」の行き方 How to get
【1】国道229号・日本海追分ソーランライン沿いにあるこの看板が目印
【2】行き止まりに駐車場あり(軽自動車3台分程度)
※大型車、バス、トラックは不可(切り替しができない)
【3】海岸に出ると、左へ約700mがシラフラ、右横がくぐり岩
【4】流木や木の枝、海藻類などの漂着物、砂もぬかるんで歩きにくい砂浜を10分ほど歩くと到着
4「シラフラ(滝瀬海岸)」訪問のアドバイス Visit Tips
- 干潮時がおすすめ・・・断崖とビーチの間に余裕がでて歩きやすい
- 午後か夕暮れ時がベストタイム・・・西海岸のため午前中は日が陰り、画的に地味になりがち
- 長靴かサンダル持参推奨・・・砂浜がぬかるんで足取られやすい。満潮時は靴が濡れる場合あり
- ビーチが歩きにくいことを念頭に・・・砂がやわらかく漂着物も多いため想像以上に体力消耗します
5「シラフラ(滝瀬海岸)」展望台の行き方 How to get
【1】シラフラ入口へ向かう坂とは反対方向に案内標識あり
【2】展望台前に駐車スペースあり。海側に歩いていくと展望台があります
【3】金網の柵左手前方に「シラフラ」を見ろせます
6くぐり岩について About Kuguri-iwa Rock
シラフラ入口から右手にある岩が「くぐり岩」
江戸の慶長年間に栄えたニシン漁の名残で、運搬時に必要な陸路確保のため開通した人工的な穴といわれている
ちなみに、となりには軍艦みたいな岩も立っている
こちらは無名の岩
7お役立ちサイト Useful Websites
<シラフラ(滝瀬海岸)関連>- 乙部町公式サイト「滝瀬海岸」
- HOKKAIDO LIKER「まるで海外!?白亜の崖が連なる海岸線の絶景、乙部町のシラフラ」(2018/05/29更新)
- 「何度でも訪れたい日本の風景」さん「【北海道】白亜の断崖が続く滝瀬海岸(シラフラ)」(2018/7/22公開)
- おとべ創生「観光情報>シラフラ(滝瀬海岸)」(2017/08/15公開)
- 癌春(がんばる)日記 by 花sakagさん「乙部町滝瀬海岸の「シラフラ」と「くぐり岩」ほか」(2017/07/24公開)
- SAPPORO「Vol.09 SAPPORO OVER QUALITY × Bottom Of The Cliff」
- 朝日新聞デジタル「北海道あっちこっち【風景絶佳】~滝瀬海岸(乙部町)」
- 空と人の狭間から大地を眺める「161 滝瀬海岸:シラフラの崖に」(2018/05/15公開)
- 北海道檜山(ひやま)振興局「檜山の自然環境」
- 増毛(ましけ)町商工会「マシケ千石場所」
┗ 「千石場所」の意味。乙部も同様にニシンの千石場所と呼ばれていた - 北海道地質百選「白亜の露頭」
- 北海道の道の駅総合サイト「道の駅 ルート229元和台」
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以上、ご参考になれば幸いです