【旅メシ 国内編】＜北海道＞釧路で受け継がれるソウルフード！「スパカツ」

（訪問時期：2019年1月）

豊頃町のジュエリーアイスを訪れた際、
地元の方におすすめされたのが、釧路市民に愛されるソウルフードの「スパカツ」

「スパゲッティ」＋「カツレツ」が組み合わさった、シンプルで誰もが大好きな洋食メニューのコンボです

手軽に味わえる場所として紹介されたのは、
豊頃町のすぐお隣、釧路と豊頃町の間に位置する浦幌（うらほろ）町

その「道の駅うらほろ」に併設された「レストランうらほろ亭」を訪問

道の駅に併設されているだけあり、広々とした敷地と駐車場でアクセスは抜群です

ところが、2019年1月末、つまり訪れたその1週間後、「レストランうらほろ亭」は惜しまれつつ閉店となりました

閉店前に立ち寄ることができて、運がいいというか悪いというか…

これもめぐり合わせですね

ひとまず、

昭和レトロな昔ながらの洋食屋ショーケースが郷愁を漂わせます

子どもが喜ぶメニューが勢ぞろいですね

訪れた時間は13時前でしたが、広々とした店内には、地元のビジネスマン風のグループ2組と観光客風が1組いる程度

なかなか閑散としていました

でも、この昭和のたたずまいが昭和世代の心をくすぐって良いですね

さて、噂の「スパカツ」

なんと、フライパンで登場！

「スパカツ」の元祖は釧路の洋食屋「レストラン泉屋」といわれ、

熱々の鉄板に盛り付けられたミートソーススパゲッティの上に揚げたてサクサクのトンカツのトッピングされたボリューム満点の洋食メニュー

この泉屋で修行を積んだオーナーが開いたのが「レストラン大和（だいわ）」で、その暖簾分けした姉妹店が「レストランうらほろ亭」という経緯

釧路でスパカツを食べられるお店は結構ありますが、大和さんとうらほろ亭は元祖の味を受け継ぐ数少ない名店だったのですね

塩気控えめでコクまろやかな自家製ミートソースと、サクサク衣でジューシーさを閉じ込めた揚げたてトンカツは、まさに夢のコラボ

しかも2人分はあろうかというボリュームでお腹はパンパンです

このボリュームと味わいで1080円税込はお得、満足度100％でした

ホント、閉店は惜しかったですね

と思っていたら、

閉店から約1年後の2020年2月、新生うらほろ亭改め、「レストランURATIE」がオープンしていました

2019年1月31日閉店の「うらほろ亭」の志を受け継ぎ、レストランURATIEをオープンいたしました。
浦幌町民なら1度は食べたことのある名物「スパカツ」を当店でお召し上がりいただけます。

（「レストランURATIE」＞「こだわり」より）

だそうです

昔ながらの味が無事継承されて良かったですね

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そしてさらに、

レストランうらほろ亭の親ともいえる「レストラン大和」もまた、コロナ禍における業績不振のため、2021年10月末、惜しまれつつ閉店されたそうです

しかしながら、こちらもまた、その味を継承したいと申し出た豊頃町民が現れ、無事引き継がれたとのこと

現在は、2022年1月、浦幌町に新規オープンした「お食事処 榮」にて懐かしの大和のスパカツがいただけるそうです

めでたし、めでたし、ですね

日本の和食は無形世界文化遺産に登録されたように、こうした庶民的なソウルフードもまた、後世に受け継がれ歴史を紡いでいくのは嬉しいことです

終わり