(公開日2023/12/24)
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中国地方の広島県と島根県。
南北に隣接するふたつの県には世界遺産が3つも存在し、神話の世界や歴史上の舞台、豊かな自然に伝統文化、美肌温泉に現代アート、そして名物のご当地グルメと多彩な魅力にあふれています。
そんなふたつの県は、意外と近くて周遊しやすいってご存じでしたか?
今回は、広島・島根の定番スポットから穴場まで、1泊2日で満喫しまくる「ぐるりんひろしまね」旅をレポートします。
<おまけ:広島・島根1泊2日の周遊旅でのオフショット9選>
今回は広島・島根を1泊2日で回ったわけですが、本編でご紹介できなかったスポットや裏話エピソードをせっかくなのでご紹介します
羽田から広島空港へ向かう空の旅
あえて狙って、富士山が見える左側の席を予約したものの、翼より後方座席だと翼に隠れて富士山がよく撮れないことが判明
今度からは前方座席を予約しようと反省しつつ、
とりあえず、雲海から頭をのぞかせる富士山は、文句なしに神々しかったです
いつも思うのですが、
鹿とか猿とか、割と日本中どこにでもいて、なんならいやって程遭遇しているのに、どうして近くに来られると反射的に写真を撮ってしまうのか…
とはいえ、親子鹿の仲睦まじさは癒し……
宮島名物の遊覧船「ろかい舟」、20分1000円
満潮時だけの運航で、潮が引いたら引き上げるそうです
画になるなぁと思って、この舟を入れた大鳥居の写真をはじめ使おうとしたのですが、厳島神社側から待ったが出ました
神様の領域に俗物がかかってはダメなんですね…
明治創業の老舗和菓子店「岩村もみじ屋」
厳島神社のもみじ饅頭屋さんの中でもダントツ行列が出来ていました
食べてみたかったけど、今回は時間が無くて泣く泣く写真のみ…
今回、宮島訪問で一番気に入った大聖院(だいしょういん)
五百羅漢といいお地蔵さまといい、とにかく境内には石像の数がハンパない
しかも、こんな河童とかアンパンマンとか天狗様までいて、もはやカオス
大聖院から紅葉谷公園へ向かう道の途中の「もみぢだにの道」
絵になる光景でした
紅葉谷公園にあった小さな池
泳ぐ鯉にかまわず鹿は水を飲み続け、それをじっと見つめる外国人の女の子
何だか面白い構図でずっと眺めてしまいました
宮島の町中で見かけた、冷凍もみじ饅頭の自動販売機
いよいよ、こんなものまで登場したとは……、さすが自動販売機天国のニッポン
「okeiko Japan(おけいこジャパン)」のアクティビティが体験できる「徳寿寺」
由緒ある古刹というだけあり、庭園も手入れされて、とても美しい境内の庭でした
ところ変わって、広島の新しい美術館「下瀬美術館」
そこで我々を待っていたのは、広島のニューフェイスで新ゆるキャラのくまドル「ひろくま」
ノリの良さと巨体で勝手にオスだと思い込んでいたら、なんと性別不詳だそうです
からだをかがせてもらうと本当にレモンの香りが漂ってきて、一同、衝撃でした
フラッシュや三脚・自撮り棒を使用しない限り、展示物は撮影可、という太っ腹な下瀬美術館
(一部、著作権の関係で撮影NGの巨匠の作品も)
これは、現代の人形作家の四谷シモンさんの作「少女の人形」
とにかくひときわ異彩を放ってました
でも、絶対、夜の美術館には来たくないです(怖がりなので)
エミールガレの作品も多数展示しているので、庭には四季の花が咲き乱れる「エミールガレの庭」が設置されています
とてもメルヘン
島根で滞在した「温泉リゾート 風の国」
かつての第三セクターのハコモノとは思えない、北欧風のおしゃれ本館に生まれ変わった風の国
部屋から見た朝焼けがとにかくキレイで写真撮りましたが、ここでも油断ならない、窓際はカメムシ注意報発令されてました
風の国の最大の目玉のグランピング施設
中でも注目が、森の中に作られた、球体型のグランピングテントと、この日本のツリーハウスの第一人者である小林崇氏が制作した一点物のツリーハウス
自然と一体化してて、かっこいいですねぇ
ところ変わって今度は世界遺産石見銀山
まずは、鉱山町の町家屋敷の名残を残す大森集落を見学
屋根瓦には、縁起モノで福をよぶ大黒様がはめ込まれているのが印象的でした
龍源寺間歩へ行く途中、集落で暮らす小さな少女と遭遇
彼女は朝からめっちゃ元気で、にわとり小屋をぐるぐる回りながらエサあげてました
かわいい
龍源寺間歩へ行く途中に見かけた、中腹に立てられた小さな神社
こういう、何とも言えないたたずまいが個人的に大好きですねぇ
龍源寺間歩へ行く途中に見かけた、小さな広場
ちょうど見頃の黄金じゅうたんで、実にフォトジェニックでした
龍源寺間歩のガイドツアーの途中、天井にぶら下がっている冬眠コウモリを発見
これ、ズームじゃなくて至近距離で撮ったもの
頭の位置に吊り下がっていて、こんなにヒトを警戒しないコウモリ、初めて見ました
三瓶山にて、電動自転車のE-BIKEでサイクリング
ツアー仲間にモデルになってもらいました!
画になりますね!
三瓶山麓の集落の一角にある小さなお寺の「浄善寺」
小さな境内いっぱいに、推定樹齢600年の大銀杏が黄金じゅうたんを作っていました
まさに極楽浄土ですね
最後の〆は、ベタなスポットとして出雲大社
すでに薄暗くなっていたので、割と駆け足でガイドさんは案内してくれました
一通りぐるっと回って、第二鳥居をくぐる頃には日もすっかり暮れてこの通り
でも、街灯りの逆光が印象的でした
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中国地方といえば、山口県や鳥取県、岡山県もありますが、あえてなぜ広島と島根の2県なのかと疑問に思っていたら、これら二つの隣接した県は実はとても仲良しなのだそうです
お互い世界遺産もあってメジャーな観光スポットに恵まれているなど、共通点が多いからかもしれないですね
車があるのがベストですが、とはいえ、案外高速バスも多いし、新幹線を駆使すれば結構あちこち回れるな、と思いました
ぜひ、皆様もこれを機に、二つの仲良し県をまたいで観光してみてくださいね
おしまい