茂原市産業観光編

 

千葉県のちょうど真ん中に位置する茂原市(もばらし)。

関東屈指の「七夕まつり」で知られる茂原市は、豊富な地下資源の天然ガスを武器に工業都市として発展、その一方で、未だ自然を多く残した里山を感じさせる風景が魅力のまちです。

近年、撮影ロケ地として人気急上昇中の茂原市は、その実績を生かしたロケツーリズムを展開中ですが、片や、“千産千消”をテーマに、まちの宝である天然ガスを利用し成長続ける地場産業に着目、工業見学を含めた産業観光ツーリズムを模索しています。

そんな千葉県茂原市の最前線をご紹介します。今回は「その2 産業観光編」です。

「その1 ロケツーリズム編」も併せてお楽しみください

 

目次 Contents

千葉県はエネルギーも“千産千消”!千葉の工業発展を支えた天然ガスとヨードとは

【もばらの産業観光】天然ガスが豊富に産出

地下1300mから豊富に湧き出る水溶性天然ガス

生活に欠かせない石油やガスなどの資源エネルギー、日本はそのほとんどを海外に依存しています。

とはいえ実は、国内でもわずかながら国産エネルギーが生産されています。

油田で言えば、秋田県八橋油田、天然ガスで言えば、生産量第1位の新潟県、第2位の北海道、そして第3位の千葉県です。

千葉を中心とする南関東一帯には「南関東ガス田」という水溶性天然ガス田(地下水に天然ガスが溶解しているタイプ)が存在し、その埋蔵量は推定約3,685億㎡!中でも茂原は、現在の年間生産量で換算するとおよそ600年分にも相当する埋蔵量があると言われています。

天然ガスが本格的に産業に利用されるようになったのは昭和初期頃。やがて天然ガスを目当てに日立製作所の工場をはじめ化学や電気機器関連の工場が続々と進出、茂原は一大工業都市として発展します。

そして茂原で生産された天然ガスは都市ガスとして千葉県内の家庭約17万戸に供給され、エネルギーの地産地消ならぬ“千産千消”を実現しています。

 

茂原を代表する3社の工場見学を体験

天然ガスとともに歩んできた茂原市。
今回は、そんな茂原を代表する3つの企業について大人の社会科見学をしてきました。

2-1 関東天然資源開発株式会社

昭和6年の創業以来、日本の天然ガス事業の先駆者として、また水溶性天然ガス開発のリーディングカンパニーと活躍する「K&Oエナジーグループ」。

千葉の工業発展の歴史を語る上で欠かせない存在であり、千葉県民の生活を大きく支えています。

【もばらの産業観光】関東天然瓦斯開発&大多喜ガス

千葉県内の天然ガスの約50%を生産供給している「関東天然瓦斯開発」

当グループは、天然ガスの採取・販売を主な事業とする「関東天然瓦斯開発」、都市ガスの供給・販売を主な事業とする「大多喜ガス」、かん水から採取されるヨウ素(ヨード)の製造・販売を主な事業とする「日本天然ガス」を中心に、10の子会社で構成されています。

※ここで言う「かん水」とは、地中深く、太古の地層に閉じ込められた海水(地層水)に天然ガスが溶け込んだ水のこと。ラーメン製造で使用される“かん水”とは異なるので注意。

千葉県内における天然ガスの生産会社は当グループを含め計8社ですが、県内生産量のおよそ半数を当グループが生産しています。

【もばらの産業観光】関東天然瓦斯開発&大多喜ガス

「かん水」から抽出されるヨードとフルボ酸

地中深くから汲み上げる、天然ガスを含んだ「かん水」。

太古の昔、海水だったかん水は、現在の海水に比べて約2,000倍もの「ヨウ素分」を濃縮して含んでいるそうです。

“ヨウ素”と聞いても一般人の自分にはいまいちピンと来ませんが、実は身近なところでは、

・「ヨードチンキ」などのうがい薬、消毒薬
・殺菌、防カビ剤
・レントゲン造影剤
・液晶パネルの偏光フィルム
・除草剤

に使われるほか、工業用触媒や医薬品、飼料添加物、安定剤、添加塩などにも使用されています。

また、ヨウ素はわたしたちが生きていく上で欠かせない必須元素。ヨウ素が不足すると発育不全や機能障害、甲状腺腫などを引き起こすといわれています。

実は魚介や海藻類に含まれるヨウ素。それらを日常的に摂取している日本人にとっては、欠乏のリスクという点においては限りなく低いとされています。しかし、世の中には海のない内陸国や地域があり、そんなヨウ素を必要としている人たちへ当グループは国際協力の一環として寄付を行っているそうです。

そして、そんな人々の生活に欠かせないヨウ素は、実は元素であるため化学合成して作ることができません。つまり、ヨウ素を含む鉱物資源などから抽出するしか方法がなく、その一つの解決策が天然ガスを含む「かん水」からの抽出です。

実は、大規模な水溶性天然ガス田を有する日本は南米チリに次いで生産量世界第2位!資源を輸入に頼るしかない日本にとって、世界に誇る数少ない輸出資源なのです。
 
さらに注目すべきは、国内生産量の約8割が千葉県で、そのうち当グループは国内生産量の約15%、世界生産量の約5%を生産しているそうです。

一見地味で、何の変哲もない都市郊外ののどかなまち・茂原に、とんだ世界企業が眠っていました。

【もばらの産業観光】関東天然瓦斯開発&大多喜ガス

千葉県産ヨードを使用したマスクやかん水フルボ酸を使用した液体肥料など

そして、最近注目されているのは「かん水」に含まれる「フルボ酸」という成分。

フルボ酸を含むかん水を使った稲の生育実験では、植物がすくすくと強く太くたくましく育ち、成長促進効果や肥効促進への有効性が認められたそう。

そこで当社は、この効果を活用して液体肥料などを製造販売しています。

整理すると、千葉県から採掘される「かん水」からは、

・天然ガス
・ヨウ素(ヨード)
・フルボ酸

の3つの資源が生み出され、人々の生活を支えているんですね。

意外な事実と発見が続々登場します。

【もばらの産業観光】関東天然瓦斯開発&大多喜ガス

天然ガスを貯蔵する「茂原2号ホルダー」

こちらは天然ガスを貯蔵するガスホルダー。一般的にはガスタンクとも呼ばれ、貯蔵可能容量は約10万㎡。

直径約30m、高さも約30mで11階建てに相当します。
ガスホルダーは、ガスの需要に応じて送出調整をする機能を持っています。

余談ですが、ガスホルダーの表面にプリントされた茂原のシンボルである「七夕のまち もばら」の文字とキャラクターのモバりん、そして七夕飾りの模様……検査のために再塗装される予定で、存続の危機にさらされているとか……残念ですね

【もばらの産業観光】関東天然瓦斯開発&大多喜ガス

地下1,300mからかん水を汲み上げる井戸

さて、いよいよガス田を見学。

これは地下1,300mにある約200万年前の地層から汲み上げるかん水のガス井戸。
意外にこじんまりとした機械でビックリ。

ちなみに、通常、同様のかん水を汲み上げるには地下3,000m近く掘らなければならないそうですが、茂原の場合はガス層が比較的浅く、1,000mほども掘れば突き当たるそうです。

なので、茂原では自宅の庭に自家ガス井戸を掘っている家庭も少なくないとか…(ただし、排出量はガスストーブをたく程度しかないそうですが)

【もばらの産業観光】関東天然瓦斯開発&大多喜ガス

天然ガスと分離したあとの「かん水」

地下から汲み上げたかん水は天然ガスと水に分離され、水分はこの貯水槽へ排出されます。

地下深くから汲み上げたばかりなのでとてもクリーンとのことで、せっかくなのでなめさせてもらいました。

天然ガスを含まないかん水は、元は海水なのでほんのりしょっぱく、ほんのり人肌で長湯できる感じ。きっと天然ミネラルも豊富に含んでるでしょうから、美容にもよさそうです(あくまで想像)

そしてこのかん水は、次の工程でヨウ素やフルボ酸抽出に使われます。

【もばらの産業観光】関東天然瓦斯開発&大多喜ガス

関東天然瓦斯開発(生産)と大多喜ガス(販売)の責任分岐点

かん水から分離した天然ガスは湿気を取り除いてパイプで運ばれ、この「責任分界点(茶色側)」まで届けられます。
そしてここから先は、都市ガス販売担当の大多喜ガスへバトンタッチ。

ちなみに、生まれたての天然ガスは無味無臭。
それを民間に放出する際には、危険なガスと認識できるようにあえて臭いを付けているそうです。

関東天然瓦斯開発のこれらの流れは、学研キッズネット『シゴトのトビラ』(動画)でも紹介されているので、ぜひ視聴してみてくださいね。

★学研キッズネット『シゴトのトビラ』:「K&Oエナジーグループ 天然ガスとヨウ素を採る仕事

 

詳細情報
■ 名称:関東天然瓦斯開発株式会社(Kanto Natural Gas Development Co., Ltd.)
■ 住所:千葉県茂原市茂原661番地
■ 電話:0475-23-1313(代表)
■ コーポレーションサイト:http://www.gasukai.co.jp/
■ MAP

 

2-2 双葉電子工業株式会社

 

次に訪れたのは、創業73周年、戦後間もない1948年にラジオ受信用の真空管メーカーとして誕生した「双葉電子工業」です。

【もばらの産業観光】双葉電子工業株式会社

双葉電子工業の金型用器材・プレート製造工場を見学

ラジオ製造で培った技術を活かして、蛍光表示管(VFD)の国内大手製造メーカーへ発展。その一方で、高度な無線通信技術を活かして、ラジコン業界では知らないものはいない「ラジコンのFutaba」の異名を持ち、ホビーラジコンのプロポ(=ラジコンやドローンなどを操縦する送信機のこと)では世界トップシェアを誇っています。

現在では、液晶パネルに欠かせない有機ELディスプレイやタッチパネルを中心に、モノの大量生産に欠かせない金型用器材やプレート、無線通信技術に係る産業用ドローンや無人機用機能部品の製造などが行われています。

というわけで、今回は金型用器材やプレートを製造する工場を見学させてもらいました。

【もばらの産業観光】双葉電子工業株式会社

スチールプレートを製造する第一工場

スチールプレートを製造する長生工場の第1工場。

幅約200m、奥行き約45mもある巨大な工場で、取り扱うプレートの種類はおよそ15,000種、そのうち5,000種約4万枚ほどの在庫が保管され、いつでも発注に応えられるように備えているそう。

工場機械がいっぱいで、このキラキラした風景、機械の匂いなど、好きな方にはたまらないでしょうね。

【もばらの産業観光】双葉電子工業株式会社

ロボット導入で自動化が進んでいる

フライスされたプレートの表面を正確に研磨するロボット機械たち。

今や作業はロボットなどによる自動化が9割、残り1割はヒトの手で、繊細なタッチのオーダーメイド品などに充てられるそうです。

ちなみに作業員にはベトナムからの技術実習生らも参加しているそうですよ。

【もばらの産業観光】双葉電子工業株式会社

最新鋭のワイヤーカット機材

第1工場の次は第2工場へ。ここでは、プレートから金型用器材がつくられています。

そして工場内では、熱や湿度の変化に敏感な金属に配慮して、温度・湿度の管理が徹底されています。

上記画像は最新鋭の極細ワイヤーカッター。中央にうっすら線がタテにあるのが見えますか?

ワイヤーに電流を流して熱をもたせ、金属を溶かしながら切断していく特殊加工だそうです。
これならどんな繊細で複雑な形でもカットできそうですね。

【もばらの産業観光】双葉電子工業株式会社

出荷前の金型用機材

工場内には出荷前の金型用機材がたくさん積み上がっていました。

こんな穴だらけの金型プレートが何に使われるのか、シロウトには想像もつきませんが、案外身近な何かだったりするのかもしれませんねぇ

【もばらの産業観光】F3Aラジコン世界選手権の世界チャンピオン

F3Aラジコン世界チャンピオン

さて、冒頭でも申し上げたとおり、双葉電子工業は「ラジコンのFutaba」の異名を持つ会社。

そんな双葉電子工業の社員で、F3Aラジコン日本選手権17連覇中かつ2017年F3A世界選手権でワールドチャンピオンとなった世界のトップフライヤー音田さんが、ツアー参加者のためにその神業的な腕前を披露してくださいました。

上記画像のように、ラジコン飛行機を空中でたてに静止飛行させるのはかなり難易度の高い技だそうです。

★RC Team Futaba(チーム・フタバ)の紹介サイト:https://www.rc.futaba.co.jp/team_futaba/?cat=8

【もばらの産業観光】双葉電子工業株式会社

ラジコンは超軽量で実にシンプル

これは練習用のラジコンのため(これでもだいぶ)小さく超軽量だそう

実際触らせてもらい、女性でも片手で軽々と持てるその驚異的な軽さ、そしてモーターもまた驚くほど小型で、この小ささの中にあれだけの馬力が秘めていることに、ものづくりの底力を見た気がしました

しかし、こういう曲芸披露は大の大人でもワクワク興奮するので、子どもたちはもっと大喜びでしょうね

【もばらの産業観光】双葉電子工業株式会社

Futabaのプロポは世界No.1

ラジコンのことは全くのド素人なのでその真価は正直わかりませんが、ただただ何だかスゴイ、ということだけは伝わってきます。

さすが、世界チャンピオン、そして世界No.1のシェア…

 

詳細情報
■ 名称:双葉電子工業株式会社(FUTABA CORPORATION)
■ 住所:千葉県茂原市大芝629
■ 電話:0475-24-1111(大代表)
■ コーポレーションサイト:https://www.futaba.co.jp/
■ラジコン専用サイト:https://www.rc.futaba.co.jp/
■ MAP

 

2-3 日本機材株式会社

 

最後に訪れたのは「日本機材株式会社」。

「粉末冶金」という特殊な製法を用いて精巧な部品を生産供給する、国内および海外でも数少ない企業です。

残念ながら、企業秘密ということで工場内撮影禁止だったため、とりあえず、ホームページから写真を拝借。

創業は1965年(昭和40年)、当時は大阪に本社を置き、粉末冶金の専門商社としてスタートした「日本機材」。

やがて、先代社長が苦労して独学で粉末冶金の製法を習得し、工場を茂原へ建設。販売だけでなく製造まで行う一気通貫の事業スタイルにシフトします。

そして現社長は、粉末冶金の要である金属の種類や性質をより深く学ぶべく、大学は材料学を専攻、金属のプロとして、会社のさらなる飛躍に貢献しているそうです。

粉末冶金のメリットを生かし、どんなニーズにも高品質・低コストかつスピーディに応える企業対応力で、コロナ禍の不況においても業績はほぼ右肩上がりだそうです。

社長直々の熱量のあるトークに圧倒され、思わず、池井戸潤の「下町ロケット」の佃製作所を思い出しました。

【もばらの産業観光】粉末冶金の製法について

粉末冶金とは by 日本粉末冶金工業会

さて、粉末冶金については、日本粉末冶金工業会のホームページに分かりやすいフローが動画付きで紹介されていました。
ご興味のある方はぜひのぞいてみてください。

要するに、「粉末冶金」とは、「金属の粉末を「金型」に入れて圧縮して固め、高温で「焼結」して精度の高い部品をつくる技術のこと」だそうです。

粉末冶金のメリットは

 複雑な形状の製造が可能
 ⇒金型に粉末を流し込んで圧縮成形=それでほぼ完成形のため、後工程の加工処理が不要、か少なくて済む
 ⇒2つ以上の部品を組み合わせて焼結することで、より複雑な部品製造が可能

 いろんな材料が混合可能
 ⇒粉末になる金属であれば、自由に組み合わせて配合が可能
 ⇒金属を組み合わせることで、さまざまな特性をもたせることができる

 エコで省エネ、環境に優しい
 ⇒鋳造や鍛造に比べて、粉末冶金は工程がシンプル(混合-成形-焼結)なため、使用する燃料やエネルギーが抑えられ環境に優しい
 ⇒金属粉を押し固めて焼結するだけなので、材料の歩留まり(ぶどまり=原材料に対して得られる実際の生産量)がきわめて高い

 液体を入れられる
 ⇒粉末を押し固めたことで生じる微細な空洞へ潤滑油などを染み込ませることで、部品の滑りが良くなる
 ⇒油の補給を必要としないため、モーターなどの回転軸を受ける部品に重宝

一方、デメリットとしては、

所詮粉末を押し固めたものなので、粉末同士の微細な密度の隙間(気孔のばらつきという)で強度が劣ることもあるとのことです。

【もばらの産業観光】日本機材株式会社

複雑形状の部品製造を可能にする粉末冶金製法 by 日本機材HP

どんな複雑な形状にも対応できるという粉末冶金。

日本機材では、
国内精密機械メーカー各社のデジタルカメラのマウント部品のシェアも高く
錠前部品は国内シェア約6割
水道の蛇口や自動車部品、リクライニングソファや新幹線のパンタグラフに至るまで、とにかく幅広く、その数1800種類以上にのぼるとのことでした。

【もばらの産業観光】日本機材株式会社

製造工程を一部紹介 by 日本機材HP

均一に圧をかけて固める製法の粉末冶金にとって大型で厚みのある部品は苦手分野。
しかし、そこは機械を大型化して対応しているそうです

粉末冶金で固められたばかりの部品は脆く、指でも押し潰れてしまうほど。
それに焼結(高温で焼く処理)を加えることで簡単には折れない強度を保った部品に早変わりし、その様子を実際目の当たりにすると、化学って、技術ってスゴイなと改めて気付かされます。

【もばらの産業観光】日本機材株式会社

茂原の「にいはる工業団地」にあるにいはる工場にて

唯一撮影できた、茂原の「にいはる工業団地」に建設された日本機材のにいはる工場外観。

移転して日が浅く、設備の導入もまばらで工場内はスカスカでしたが、これから本格稼働に向け、整備中とのこと。

不況にも負けない、職人気質のものづくりの底力、まさに『下町ロケット』を地で行く企業を見た気がしました。(ぜひ、VS帝国重工的なポジションも見てみたかった)

 

詳細情報
■ 名称:日本機材株式会社(Nihon Kizai Co.,Ltd.)
■ 住所:千葉県茂原市本納字富士見台3210-14
■ 電話:0475-34-3361(代表)
■ コーポレーションサイト:http://nihonkizai.com/
■ MAP

 

2-4 沢井製薬株式会社 関東工場

おまけ:こちらは今回、見学できなかった沢井製薬の関東工場。

高橋英樹さん出演のCM「サワイジェネリック!」でもおなじみの沢井製薬(▼こちらのCMには関東工場が一部紹介されています)

時代の先ゆくジェネリック医薬品最大手の関東工場が茂原にあるとは…

企業としてはメリットがあるからこの地に巨大工場を建てたわけで、そう考えると、茂原のポテンシャルをヒシヒシ感じました。

 

詳細情報
■ 名称:沢井製薬株式会社(Sawai Pharmaceutical Co., Ltd.)関東工場
■ 住所:千葉県茂原市東郷1900-1
■ 電話:0475-23-3261(代表)
■ コーポレーションサイト:https://www.sawai.co.jp/
■ MAP

 

というわけで、今回訪問した工場見学は、関東天然瓦斯開発と双葉電子工業、日本機材の3社(と沢井製薬は外観のみ)。

今回のモニターツアーの体験をふまえつつ、茂原における産業観光ツーリズムのあり方についてより精度を上げて整備していくとのことでした。

個人的には、工場見学としてのエンターテインメント性がさらに向上すれば、より大人も子どもも前のめりに楽しめるコンテンツになると期待値が上がります。

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次回は、「その3 “千産千消”のご当地グルメ編」をご紹介します。

 

「その1 ロケツーリズム編」「その3 “千産千消”のご当地グルメ編」も併せてお楽しみください

 

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