(公開日2016/05/23 )
長い年月による風雪に刻まれた大理石の彫刻は、圧倒的な存在感を放ちながらわたしたちを魅了します。
今回はチリとアルゼンチンの国境近くにある青の洞窟、「マーブルカテドラル」をご紹介いたします。
こんにちは、Compathy MagazineライターのMayumiです。
「青の洞窟」といえばイタリアのカプリ島が有名ですが、その原理は、洞窟内部の海面に太陽光線が差し込む光の反射で生まれる青の空間ですよね。
今回はそれとはまた違った、大理石と光が織り成す世にもふしぎな青の洞窟、「マーブルカテドラル」をご紹介します。
「マーブルカテドラル」ってどこ?
南米パタゴニア地方、チリとアルゼンチンの国境にまたがる湖、ヘネラル・カレーラ湖は、アルゼンチン側では「ブエノスアイレス湖」と呼ばれ、その大きさは琵琶湖の約7倍といわれています。
そのチリ側、へネラル・カレーラ湖に位置するのが、今回ご紹介する「マーブルカテドラル」です。
観光の拠点は、湖畔の小さな村「プエルト・トランキーロ」となります。
「マーブルカテドラル」って何?
マーブルカテドラルは大理石でできたマーブル模様の洞窟。
アンデス山脈に囲まれた厳しい環境と長い年月による波浪や風雨の浸食でこのふしぎなかたちとマーブル模様が形成されました。
大理石の白とターコイズブルーの湖面、光の反射が織りなすその光景は、まさに“カテドラル”というにふさわしい、実に荘厳で壮麗な天然の大聖堂に仕上がっています。
天候が変わりやすい山間部の影響で、ボートが出せない日もあります。
そのため、波が立っているときや曇天の場合は注意が必要。波が穏やかな朝の時間帯が狙い目なんだとか。
おわりに
青白く輝く天然の大聖堂は、心があらわれるような静謐さをたたえ、圧倒的な美しさを放っています。
いつもの旅に物足りなさを感じている方や非日常の空間へちょっぴり解放されたい方など、ぜひこの場所をオススメします!