モンゴルの首都ウランバートル、
郊外のとある一般家庭のお宅にお邪魔させていただいたときのこと
彼らは広い庭を持ち、柵の中ではでっかい犬が!
それが、モンゴル原産のモンゴル犬「モンゴル・マスティフ」
正式名称は「モンゴリアン・フォアアイド・ドッグ(Mongolian Four-eyed Dog)」というらしい
チンギスハーンの時代よりはるか昔から、遊牧の民であるモンゴル人とともに生きてきたモンゴル・マスティフ
騎馬民族でもあるモンゴル人にとって、犬は馬同様に最良の友であり、家族であり、また忠実なるしもべとして扱われていました
気性が荒く、仕える主人以外はなつかない、ということで「近寄るとケガするぞ!」と警告され、泣く泣く遠巻きで観察
巨大犬種のチベタン・マスティフの近隣種で、立ち上がると人間ほどの背丈にもなり、体重は70kg超にもなるそう
目の上のマロ眉のような円い模様が特徴で、氷点下30度を超える厳しいモンゴルの冬に耐えうる長毛と、大草原で家畜を追い立てる体力をそなえたがっちり体躯
黒基調にオレンジの毛が混じっていて、見た目ちょっと目付きの鋭いバーニーズマウンテンという印象
パパ犬には近寄れないので、代わりに「子犬なら大丈夫だよ」ということで、パピーのところへ案内してくれました
おそらく生後数ヶ月のパピー♥
モフモフ・もこもこで、ぬいぐるみみたい
動きが激しくてカメラで追えない
とにかく悶絶級に愛くるしい
秋田犬とおんなじで、
「これがあんなに大きくなるとは……」という感じなのだろうな
**********
昔は各家庭に一匹は飼われていたというモンゴル・マスティフ
現在では数が激減し、それでも欲しいという人が現れて、裏社会では高額取引されるような犬種だそう(なので秋田犬同様、保護活動がされています)
ちなみに、ショードッグとか国際畜犬連盟(通称「FCI」)にも犬種登録されていないので、基本的にモンゴルでしか見られない希少種だそう
そんな貴重なパピーを拝めて楽しい一日でした
終わり