アルゼンチン南部、チリとアルゼンチンにまたがるアルゼンチン湖のほとり位置する片田舎の町・ロスアンティゴス
チリへ渡る国境バスを待っている間、散策していた林で出会った、小さな野良パピー

まだ生後一ヶ月ぐらいの小さなパピー
妙に人懐っこくまとわりついてきて、ずっと離れない
鼻の色が一部抜けしていたので、「ハナちゃん」と名付けて、しばし遊んであげることに

「連れてって~」と言わんばかりにまとわりつく
「連れてってよ~」と言わんばかりに飛びついては必死に足にしがみつくハナちゃん
うぅ、キュン死
ここが日本だったら間違いなくお持ち帰りなのですが、しかしここはアルゼンチン
涙をのんで、最後は突き放します

「行かせないもん」と言わんばかりにリュック占領
「絶対行かせないもん!」と言わんばかりに、リュックの上を占領するハナちゃん
ああ、つらい……
心を鬼にして最後は振り切って逃げたけれど、ホント、後ろ髪引かれる思い
旅をしていると、こうやって野良パピーになつかれるのが、幸せでありつつも切なく、やるせないです
終わり