(公開日2023/01/28)

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こんにちは、絶景ハンターのまゆみです。
近年、世界的に注目されている「ウェルネスツーリズム」。
「ウェルネス(Wellness)」とは、いわゆる「心身の健康」のこと。「ウェルネスツーリズム」は、心身のリフレッシュや健康増進に役立つ質の高い体験を取り入れて、明日への活力や豊かな人生につなげようといった新しい旅のかたちです。
今回は、そんなウェルネスな旅の提案に取り組む、伊豆・天城高原の「天城東急リゾート」を体験してきました。
<伊豆・天城高原での未公開オフショット>
せっかくなので、本編未公開の天城高原や天城山でのオフショットと裏話をご紹介

「天城」といえば名勝「浄蓮の滝」
2023年の紅白歌合戦でも、石川さゆり様の見事な「天城越え」は健在でしたね
その浄蓮の滝入口に設置されたわさびくんオブジェにて
今回のツアーでたまたまご一緒したモデルさんたちがポーズしてくれました

浄蓮の滝の目の前にある飲食店「伊豆の佐太郎」さん
ここではモニターツアー向けにスペシャルメニューのミニわさび丼とイノシシ肉、鹿肉のジビエ焼肉炒めがもてなされました
伊豆と言えばわさびが有名なので、本編ではあえてわさび丼にクローズアップしましたが、伊豆の佐太郎さんと言えば、イノシシ鍋の方が有名
それぞれの焼肉は、意外なほど臭みもなく食べやすく美味しかったけど、実は最近イノシシ肉がこの近辺では手に入りにくくて、別のところからわざわざ仕入れているとのお話…
しかし、最近、どこもかしこもジビエですねぇ

藍染工房「「蔵ギャラリーみつはし」さんにて、廃棄予定だったわさびの葉や茎を使ったエコでエシカルな「わさび染め」を体験
その原液を煮出すのに相当な時間と労力(カプサイシン?で目が痛いらしい)が必要とのことで、体験開始前にほぼ9割方の作業が完了されていたという……
なので、あとはシルクに原液を浸して煮詰めるだけの工程を体験しました
というわけで煮詰めているところ

煮詰めたシルクは軽く絞って、あとは干すだけ
干している間に、お隣のブルワリーへ

藍染工房から、実は目と鼻の先にある「ビアード・ブルワリー修善寺」さん
ビール好きなら知る人ぞ知る名店だそう(←全然知らなかった)
ビール工房を見学した後は、みんながお待ちかねのティスティングタイム
しかし時間が押していたので、わたしはじっくり味わうことなく、割と一気飲み状態でした……

この個性的で斬新なデザインの瓶ラベルも特徴だそうですね
ラベルギャラリーが展示されていました

宿についてホッとひと息
ふとバルコニーを見ると、マジックアワーに包まれた富士と街灯りがともり始めた沼津や伊豆の国のまちが幻想的でした
中華スマホでもこれだけ撮れるぐらい、いい風景でした

夕飯後は、「東急ハーヴェストクラブ・天城高原」の敷地内にある「スターフィールド」にて星空観賞会
まずは、その企画の経緯と鑑賞方法についてガイダンス
協賛の総合光学機器メーカー・ヴィクセンさんからお借りした本格的な双眼鏡も使います

屋外のスターフィールドではアウトドア用のキャンプチェアで星空を見上げます
星空の専門家からレーザービームでレクチャーを受けながら、冬の星空を堪能
かなり寒いので、あったかい飲み物がサービスされました(が、わたしは、暗くて最後まで気づかなかった)

翌朝の朝食会場にて
東急ハーヴェストクラブ天城高原は、自分の部屋からも温泉浴場からも、どこに行っても富士山が見える、実に贅沢な宿
こんなに四六時中、富士山眺めたのはひさしぶり

朝食ブッフェでは、おむすびを握ってもらえるおにぎりコーナーがあって、地味に嬉しいサービス
やっぱり日本人としては、白飯のおむすびとみそ汁が勝ちますよね

腹ごなしに外へお散歩
東急ハーヴェストクラブ天城高原敷地内に整備された「森のさんぽ道」
ツアー客に若干不評だった、地元高校生が造ったインパクトのある顔オブジェ
まぁ確かに暗い時に見たらビビるよね

こちらもホテル敷地内にある屋外テラスのフォトスポット
額縁効果で絵になりますねぇ

本ツアー最後に訪れたのは、国産ワインを製造する伊豆屈指の「中伊豆ワイナリーシャトーTS」
シダックスの志田会長が建てたワイナリーで、これは会長自らの秘蔵コレクション
ワインに詳しくない私でも何となく聞いたことがある高級銘柄がたくさん並んでいました……ひと財産ですね

もうすっかり葉が落ちてしまって若干風景が地味ですが、ワイナリーってすがすがしくていいですね

中伊豆ワイナリーではホースライディングも体験可能
厩舎は見学可能ですが、デリケートでシャイな馬さんたちの写真撮影は限定的
日本在来種の珍しい馬「対州馬」の優香ちゃんと目が合いました

ワイナリーでは古来、美味しいワインができるようにと収穫したブドウを桶で踏む「ブドウ踏み」という伝統イベントがあったそうで、それに参加できるのは未婚女性の乙女だけ
というわけで再現して踊ってもらいました

さて、モニターツアーが終了して一人、天城に残り、翌日天城山をトレッキング!
天城山のブナの原生林を見てみたかったんですよね
とはいえ、万三郎岳は積雪しているという情報もあったので、無難な八丁池コースをチョイス
八丁池までもいろいろコースがあるのですが、個人的には岩尾林道が異形ブナが多くて好きでしたね

八丁池展望台からの眺め
冬だけに、絵的にかなり寒々しく地味……
幸い、雲から富士山が顔を出してくれました!

八丁池まで下りてみると、湖畔はだいぶ凍っていて、予想を裏切る美しさ
こうして写真に撮ってみるとそうでもないんですが、実際は、折り重なる凍れる落ち葉と薄氷のコンビが実に幻想的
ひとりで興奮して写真撮りまくってました
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天城高原は今回初訪問だと思っていたら、実はそうじゃなく、
過去に、友人らと修善寺温泉へ旅行に来ていたこと、
別の友人がワイナリーで結婚式を挙げたときに訪れていたことがフラッシュバックしました
どうやら、人から与えられた旅というのは、自分の記憶の引き出しのかなり奥にしまわれてしまうようです
というわけで、割と新鮮な気持ちで回ることができた今回の旅、個人的にいろいろ勉強になって良い体験でした
ブナの原生林はぜひ新緑や紅葉の季節に再訪したいので、次回はもっと時間を作って伊豆半島全域を見て回りたいと思います
おしまい