(公開日2025/3/29)

バルト海に面したエストニア、ラトビア、リトアニアの「バルト三国」。大阪・関西万博をきっかけに一躍その名が知れ渡り、耳にした方も多いのでは。
そんなバルト三国のラトビアは観光資源豊かで美食天国、サウナやウェルネスも盛んな一方、スタートアップに優しい国として、また先進的なテクノロジー国家として革新を続け世界から注目されています。
今回はラトビア投資開発庁主催のプレスツアーを通じて得たラトビアの魅力を徹底解説します。
<今回の紹介で漏れたオフショット選>
今回の3泊5日ラトビアプレスツアーは、毎日予定が盛りだくさんでかなりバラエティに富んだ、濃い体験をさせていただきました
というわけで、今回は大盤振る舞いで、記事では紹介しきれなかったオフショットのうち42枚を公開
ぜひ、ラトビアに興味をもつきっかけになれば嬉しいです

ラトビアに到着してすぐ向かったのは、ラトビア投資開発庁(LIAA)のオフィス
ラトビアは女性の人口が男性より多いらしく、しかも"世界でもっとも美しい女性たち"と称されるほど女性は美人ぞろいで高身長が多い(逆に男性はワースト5位に入るらしい…苦笑)
なので長官を筆頭に、プレゼンしてくれたえらい方々はみな賢そうな美人ぞろい
美しいだけですでに眼福で観光資源になりそう(こういうとフェミニストらに怒られそうですが)

今回の滞在で利用したリガ旧市街にある「Hilton Garden Inn Riga Old Town」
観光スポットのブラックヘッドハウスや聖ペトロ教会へは徒歩1分、旧市街の中心にあるので観光拠点にはとても便利な立地
また、ヒルトンの中では割とカジュアルで比較的リーズナブルみたいです

今回滞在した客室「キングルーム(King Room)」
二人だとちょっと狭いかもな、と思う広さでしたが、個人的にはちょうど良い広さで、作業ができるデスクもちゃんとあって快適でした(眺望はいまいち)

うれしいウェルカムスイーツは、なかなかに甘い、超濃厚な甘さのチョコブラウニーケーキでした…
でも美味しくいただきました

ホテルから徒歩1分にある、リガ旧市街を代表する観光スポットのひとつ、「聖ペテロ教会」
ゴシック、バロック、ロマネスク建築の要素が融合した中世を代表する教会
夜はライトアップで美しく浮かび上がってます
ちなみに、この教会の塔の最上階にある展望所から一望するリガ市街の眺めは、宣材写真でよく使われてます(展望所有料)

聖ペテロ教会の裏手にひっそり置かれたB級スポット?の「ブレーメンの音楽隊」
首都リガはブレーメンと姉妹都市らしく、その関係で設置されたらしいのですが、とにかくお世辞にも可愛くない、動物たちのブサイク顔が特徴
何でも、リガにあるこの像ではブタの鼻(ジャンプしないと届かない高さ)を撫でながら願いをすると叶うというジンクスがあるとかないとか…

リガ旧市街にある、18世紀の薬局を改装したカフェ「Riga Black Magic」
重厚で趣のある店内では、伝統衣装を身にまとったスタッフたちが本格チョコレートやドリンクを販売
奥にムーディなカフェもあり、大人の社交場って感じでした
それにしてもチョコレート1粒2.20EURO(約400円)~
なかなかの高級チョコレート

こちらはラトビアの民芸品などを主に扱う「SENĀ KLĒTS(セナークレーツ)」
土産物のほか、店の奥にはラトビア全土の各地の民族衣装が展示されたセンターでもあります
ラトビアといえば、特産品のミトン
美しいラトビア人女性を扱った写真集、ではなく、ミトンを紹介する2026年のカレンダーが売られていました

1日目のディナーは、ミシュランガイドにもおすすめ掲載されている「3 Pavāru restorāns(パヴァール・レストランス)」
目の前に敷かれたペーパーの上に、シェフ自らさまざまな色合い(味)のソースを絵具を散らすがごとくに盛り付けていく、実に大胆なパフォーマンスがウリ
その斬新さは目を見張ります
ベリーやさまざまな果実・野菜から作ったソースは、混ぜたりして黒パンと一緒にいただきます
オーナーシェフは日本通らしくて、実はオーソドックスなラーメン屋も兼業しているそうです

ラトビア人のからだは黒パン(ライ麦パン)から作られていると言っても過言ではないそうで、ラトビア料理には欠かせない黒パン
個人的には、ドイツの酸っぱい黒パンより好きかも

リガ旧市街を散策
旧市街の中には、ユニークな屋外アートがあちこちに点在しています
ハロウィーンが近かったからか、落ち葉で作られた冠被ったアルマジロ?

こちらも人気の観光スポット「猫の家」
1階がレストランの建物の三角屋根2つに黒ネコちゃんが飾られてます
言い伝えでは、かつてこの建物の持ち主だったラトビア人商人が、ドイツ人で構成される商人組合(ギルド)に加入させてもらえなかった恨みを込めて、ギルド会館の方向へ猫の尻を向けさせたとか何とか…
何ともほっこりする理由

ホテルから徒歩10分の大通りに面して建つ、
ラトビア独立戦争で戦死した兵士への慰霊碑であり、ラトビアの自由、独立、主権のシンボルである「自由の記念碑」の女神像
台座も含めた全高は約42m、女神像は約8mで、ズームがないと豆粒ですが、とても印象的
本来は、台座の前に衛兵が立つそうですが、朝早かったので勤務前だったらしく、誰もいませんでした…
ちなみに、すぐ近くにライマチョコレートの「Laima Clock」もあります

リガ旧市街を代表する観光スポットのひとつ「三人兄弟」
中世の15世紀から17世紀にかけて建設された時代も建築様式も異なる三連の建物の愛称
この日の朝は三人兄弟の前でストリートミュージシャンが演奏してましたが、わたしたち一行が日本人だと気づいたのか、さりげなく「君が代」を弾いてくれていました
が、ほとんどの人は気づいてなくてスルーされていたのがかわいそう

ラトビアは親日国、だからなのか、結構日本的なものに出会う機会多いのが印象的
招き猫の絵に「開運」って書かれていますね

リガ旧市街に隣接したアールヌーボー地区で見かけた猫ちゃん
長いことじーっとしてくれたので写真撮影会みたいになってました
ネコの横顔は尊く、正義

通称「光の城(Gaismas pils)」で親しまれる「ラトビア国立図書館」
亡命建築家グンナー・ビルケルツが設計した、ラトビアの神話をモチーフに、近代的な要素と伝統を融合させ、人々の想いを込めた美しい図書館
その目玉のひとつが、この巨大な書棚
通称「書物の滝」とも言われ、この多くは市民や観光客などから寄付されたものだそうです
“なぜこれを寄付するのか(読んでもらいたいのか)”などの一言メッセージを添えることが寄付の条件、というのが印象的でした

ラトビアの伝統文化が学べる「ラトビア民族野外博物館」
ラトビア全土に残された伝統的な農村や漁村などの歴史建築を移築あるいは再現して、ここに集めたリガ郊外にある観光スポット
今回は、素敵な民族衣装を身にまとった館長さん(たぶん)に案内してもらいました(もちろん通訳付き)

個人的に気に入った、日本の合掌造りによく似たラトビアの伝統家屋
建物の構造や、敷居を跨がない、屋根に魔除けを設置するといった風習が日本と似ていて、とても親近感いだきました

ラトビアの農家にある伝統的なリビングの様子
どこを切り取っても絵になる光景とはこのこと

博物館敷地内に設置された木造の教会
面白かったのは、祭壇の背後に設置された彫刻の影は、実はすべて手書きとのことでした

博物館併設のレストランにて、ラトビア伝統食による本格ランチと、ジンジャークッキーづくりのワークショップを体験
民族衣装を身にまとった、とても陽気な女性スタッフらが温かく迎えてくれました

クッキーづくりといっても、すでに成形されたクッキーの上にナッツを散りばめるだけの単純作業……
さまざまなナッツを自分好みに散りばめて、昔ながらのオーブンで焼いてもらうまでがワンセット
それにしても、出来立てのジンジャークッキーは香りも味わいも抜群でした

クッキーに合わせて、特製アップルパイもいただきました
ホイップクリームたっぷりで絶品!

2日目のディナーは、リガ旧市街にオープンした、新しくて洗練された大人の隠れ家といった感じのバーレストラン「Garage(ガレージ)」
店内も料理も本当におしゃれで、店内入ってすぐのカウンターで盛り付けのパフォーマンスが見学できました

ディナー後に案内された、リガ旧市街にある、ヨーロッパでもっとも古いサーカスのひとつ「リガ・サーカス」会場
19世紀に建てられたものらしく、建物の基礎に鉄道のレールや廃材を使用するといった斬新なアイデアが採用されているそうです
また、当時の正面入口は現在封鎖され、代わって狭い出入口になっていました

そのサーカス会場は貸会場としても使われ、この日はラトビアで有名な音楽家によるアカペラライブコンサートが開催されていました
なかなか迫力があって、会場は大盛り上がり

北欧に属するラトビアもまた、独自のサウナ文化を持つ国のひとつ
ラトビアでは伝統式サウナ「ピルツ」が有名で、それを体験できる、ちょっとリッチな高級ウェルネスリゾート「ZEADLEJAS(ジードレヤス)」へ
広大な森の敷地を贅沢に使用したサウナリゾートで、サウナを体験する前に森を散策したときに見つけた苔モフスポット
個人的にこういうのが大好物

わたしが体験したのはラトビア伝統サウナ「ピルツ」ですが(記事内で紹介)、
ジードレヤスにはもう一つの珍しい伝統サウナ「ウールサウナ」も体験可能
ウールサウナとは、ウールを敷き詰めたサウナ室でじっくり低温で汗をかくタイプのものらしく、ラトビアだけでなく世界でもここだけだとか
大変珍しいですが、思ったほど汗は掻けないため、“整いたい”方は「ピルツ」がおすすめ

サウナリゾートであるジードレヤスでは、「Glass Room」という屋外キャビンの客室を用意
その中には、日本の掘りごたつなどからインスピレーションを受けた設計デザインの部屋も
こうしてみると、意外にも、ラトビアの生活文化の随所で日本を発見する機会が多く、実に面白いです

ジードレヤスでのラトビア伝統ピルツを体験する流れは
・かなり苦~いヨモギ?ドリンク⇒からの熱いドリンクで内側から浄化の準備
・水着、正式には生まれたときの状態の裸になって待機
・サウナハットをかぶってサウナ室へ
・高温ロウリュのサウナ室でピルツマスターによる施術
・塩マッサージによる第1弾が終わったら外の池(水風呂)へダイブ
・“整う”
・超肌触りのよい布にミイラかミノムシみたいにくるめられ、風鈴みたいな心地よい音を奏でながら、しばし“整う”仮眠タイム
・はちみつたっぷり黒パン食べたりジンジャーティー飲んだりリラックス
・第2弾のはちみつマッサージ付きのサウナ施術
・シャワーを浴びて(ドライヤーして)終わり
ざっくりいうとこんな感じ(記憶違いで前後はあるかも)
おおむね1時間程度でした
最低ひとり260EURO~(約5万円)……さすが、ラトビア人でも特別な記念日に訪れるという高級リゾート…

ランチタイムを挟んでいたので、小腹を満たすために黒パンと、たっぷりのはちみつ
このはちみつが、おそらく精製前の濃厚なハチミツで参加者全員から大絶賛!
味も美味しいが美肌にも大変効果ありとのことで、ピルツではハチミツを贅沢に使ったハチミツマッサージがあります
確かに肌が滑らか~になりました

今回わたしたちを施術してくれたピルツマスターの二人
とてもチャーミングで笑顔がすてきなおふたり

3日目のディナーで訪れた、ラトビア初のミシュラングリーンスター獲得の「Pavāru māja(パヴァール・マーヤ)」
オーナーシェフのエリックスさんにお話を伺えました
SDGs、サステイナブルに高い関心があり、地域密着、地域貢献をポリシーとしているそうです
この建物も、もとは地域の産婦人科院をリノベーションしたもの
庭にある自然家庭菜園は地域の憩いの場として一般開放しているそうです
日本をリスペクトしてくれていて、とにかく友好的な方でした

サステイナブルの観点から、自然界からいただくものは一切を無駄にせず、昔ながらの魚の採り方などにも非常にこだわりを持っている当店
メニューにも相当のこだわりがあり、ホント、斬新なもの多数
“大地を食べてるみたい”というメニューがちらほら(いや、ちゃんと美味しい)
このおかたも、器や盛り付けは日本料理の影響を多分に受けていて、なおかつ、壊れた器は日本の金継ぎの技術を使ってリサイクルしているそうです
思いがけず日本文化が垣間見られて面白かった
関係ないけど、ここで飼われているネコちゃんが非常にかわいい

見目麗しいオイスター料理も当店名物だそうですが、
あいにくオイスターは地元産ではないそうです
あんまり海がきれいでないバルト海ではオイスターは採れないそうです

そしてワインの北限とも言われるラトビアでワインテイスティング
今回お邪魔した「リーガトネ・ワイナリー」では10種類近くも贅沢にワインテイスティングさせてくれます
空きがあれば、洞窟貯蔵庫をリノベーションしたムーディーな洞窟個室でテイスティング可能
チーズやナッツのおつまみを食べながら次々出されるワインに、すでにお腹いっぱい

最終日に訪れた、中央市場ではなく、旧市街から少し離れた「Agenskalns Market」
中央市場に比べたら規模は小さいですが歴史は古く、かつてはローカル向けのマーケット
しかし治安はあまりよろしくない一帯だったそう
それが2018年から2022年にかけて大規模修繕工事を行い、治安を改善
観光地化が活発となり、現在はおしゃれで土産物や掘り出し物も多い人気のマーケットとして地元民も訪れます
果物や野菜のみずみずしさが印象的
リンゴは試食させてくれました

マーケットの2階はフードコート
ラトビア料理からイタリアン、ジョージア、メキシカン、寿司ロールまでいろんな飲食店が並ぶ中、イタリアンピザをチョイス
カウンターでピザを成形し、店の窯で焼き上げる出来立て熱々ピザがウリで、カメラを向けるとポーズをとってくれる、とてもノリの良いお兄さんたちでした

ラトビアでイタリアンピザも何だかな、と思いましたが、この美味しそうなビジュアルとにおいに抗えませんでした
15ユーロしたので約2800円、高い!でも美味しい!

建物外では蚤の市みたいなフリーマーケットが開催されてました
なかなかディープなものが普通に売られている…(ラトビアがロシアから(2度目の)正式な独立を果たしたのは1991年)

「Agenskalns Market」から1kmほどしか離れていないところで、毎週土曜日に開催される「Kalnciema Street Market」
とても小さなフリーマーケットですが、他では見かけない珍しい生活雑貨や化粧品、民芸品、食料品などが売られていて、参加者らはみなたくさん買い物してました
で、その一角でお子様向けに提供していた手動式回転木馬
衣装を着たこのおばさまが自らの手でぐるぐる回していました
なかなかアナログで逆に斬新で衝撃を受けました
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今回は3泊4日、リガを中心にいろんな見どころを紹介してもらいましたが、その合間を縫って、早朝や自由時間を使って、個人的にもあちこち見て回りました
人生初のキックスクーター「BOLT」(日本でいうLoopみたいなやつ)を使って少し遠出もしたり
個人的に見て回ったところは自身のInstagramでも公開しています
併せてお楽しみいただければ、よりラトビア(主にリガ)を知ることができて楽しめると思います!
ずっと行ってみたかったバルト三国のラトビア
想像以上に日本と親和性があって旅しやすい国でぜひまた訪れたくなりました
次回はぜひリガ郊外を中心に、エストニア、リトアニアまで足を延ばしてみたいと思います
おしまい
<All Photos by Mayumi>























