(公開日2017/10/01 )
2017年10月1日、TBS放送『世界遺産』がテーマ曲、ナレーション共に一新しましたね
テーマ曲は大橋トリオさん、ナレーターは杏(あん)さんへバトンタッチ
さらにライトでアンニュイな雰囲気で親しみやすさを全面に出し、ファン層拡大を狙ってきた印象……
というわけで、
改めてTBS『世界遺産』のテーマ曲についてちょっと考察してみました
1996年スタートの初代TBS『世界遺産』
今からおよそ20年前となる1996年にスタートしたTBS『世界遺産』
もともとは深夜番組からスタートし、SONYが単独スポンサーで、SONYの名と「世界遺産」のテーマに恥じない映像美と音楽で、民放局としては当時異例なほど、高解像度のクオリティと好奇心をそそる内容でひどく衝撃を受けたのを覚えています
何よりテーマ曲『The Song of Life』はまさに『世界遺産』のために創られたような鳥肌級の神メロディ
これを超える『世界遺産』のテーマ曲は今でもないと思っています
初代「世界遺産」オープニングテーマ曲「The Song of Life」(作曲 鳥山雄司氏)
また余談ですが、オープニングコールの「Sony Presents」も大好きでした
この耳から離れないキャッチーなお声は、WARD SEXTON ウォード・セクストン氏のものだと思います、おそらく
2008年、第2期『THE 世界遺産』へ
そうして、2008年『THE 世界遺産』へタイトルが変更され、それとともにテーマ曲、オープニング、ナレーションも一新
全体的にややライトな雰囲気に方向転換しましたね
テーマ曲は小松亮太氏作曲による『風の詩~THE世界遺産』へ受け継がれ、これはこれで素敵でした
『風の詩~THE世界遺産』(作曲 小松亮太氏)
2015年、第3期『THE 世界遺産』へ
そして2015年、一転して、日本ロック界の巨匠B'zのギタリスト・松本孝弘氏に白羽の矢が立ち、オープニングのテーマ曲は『Vermillion Palace』に刷新
『Vermillion Palace』(「世界遺産」予告編より/作曲 松本孝弘氏)
耳をつんざくエレキ音の、クールで斬新な曲調が意外にもしっくりきていて、実に印象に残りました
2017年、第4期『THE 世界遺産』へ
そして今回の大橋トリオ氏『鳥のように』へリニューアル
『鳥のように』(作曲 大橋トリオ氏)
あらためて全体の変遷を俯瞰してみると、
時代のニーズに合わせて、あるいはテレビ局が求めるターゲット層へ刺さるよう、音楽も刷新していく必要性は分かるのですが、
個人的にはやはり、「世界遺産」の崇高な価値と美をもっともよく表現しているのは、初代の『The Song of Life』だなと改めて思ってしまいました(あくまでも私見です、スミマセン)
おしまい
- Wikipedia Japan「世界遺産 (テレビ番組)」
- TBS「世界遺産」