(公開日2022/10/11)
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道後温泉といえば、浴衣姿で温泉街の練り歩きが観光の定番スタイル。
しかし、“道後の魅力をまだまだ知ってほしい!”と思いを込めて、2013年からスタートした道後まちおこしプロジェクト「道後温泉開運めぐり」は、道後の町に散らばる開運スポットをつなぎ合わせて新たな観光資源にしようというもの。その第一弾に選ばれたのが町の一角にある「圓満寺(えんまんじ)」です。
近年は恋愛成就のパワースポットとして、また可愛いフォトジェニックなスポットとして注目を集める圓満寺の魅力をご紹介します。
<圓満寺に関するオフショット>
こちらは、本編には未掲載の圓満寺に関するオフショットです
ぜひ併せてお楽しみください
道後温泉本館から徒歩1分の路地裏にある圓満寺
境内はびっくりするほど狭い
圓満寺名物の「お結び玉祈願」
湯の大地蔵と同じように左手に持って願いを込めて、もし願いを書きたければ油性ペンで願いをしたため、所定の場所に吊るして終わり
その後、御札を頂きます
かわいらしいちりめん素材で作られたお結び玉
ちなみに、このお結び玉は、地域のシルバー人材の方々が作ってくださった、すべて一点ものだそうです
とてもおしゃれな「えまたま(俳句絵馬)」
若手の女流歌人のアイデアらしいですが、なかなか凝ってます
もちろん古くからあるわけではなく、道後温泉の観光戦略にのっとった平成生まれのアイテムだそうです
本堂内に展示された、住職自慢の「寺宝」である「西国三十三観音像」
地域の有志から奉納されたこれらの観音像の台座には奉納者の名が刻まれているのですが、そのうち現在でも道後に残っている家名は、この「鮒屋」さんだけだそうです
寺務所の前に設置された水子地蔵と水琴窟
やさしくかわいらしいお顔でほっこり
水琴窟の音も涼やかです
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圓満寺のご住職は、御年90歳になる女性の尼さん
ご出身はここ愛媛らしいですが、ご結婚後は長いこと埼玉の浦和に在住され、この寺を継いでからも娘さんは現在浦和住まいとのことで、埼玉つながりというご縁で楽しく会話させていただきました
住職は今年で引退予定だそうです
跡継ぎは娘さんで、元SONYにお勤めされたキャリアウーマンだそう
増上寺で修行を積み、現在は浦和との2拠点暮らしで、必要に応じて戻ってこられるそうです
娘さんはさすがITに明るいので檀家管理などがめちゃくちゃ楽になったと自慢されていました
新しい住職に世代交代したら、圓満寺もさらにパワーアップするかもしれないですねぇ
おしまい