2023年2月8日(水)19時~、フジテレビ系列放送の2時間スペシャル『林修のニッポンドリル〜学者が選ぶ!春に見るべきニッポンの絶景ベスト24』
「どうせ誰もがよく知る定番スポットばかりだろう」と高をくくって視聴していましたが、はじめて知るようなレアスポットも割とあったりで、さすが絶景を知り尽くす学者様や有識者様、御見それしましたといった感じの内容でした
というわけで、せっかくなので記録に残しておきます(箇条書き部分がナレーション等から抜粋、一部意訳済み)
放送を見た方も見ていない方も、ぜひ春のお出かけにご参考ください
1.桜 & 花の絶景編
桜の絶景の研究歴27年、「桜博士 中西一登氏」が厳選した「桜&花の絶景ランキングTOP8」です
第1位 竹田城址の雲海と桜と朝日(兵庫県朝来市)
桜博士
「見られるのは数年に一度?」これが桜絶景の最高傑作!
<ポイント>
- 兵庫年朝来市にある竹田城跡は標高353mにある山城
- 「天空の城」「日本のマチュピチュ」とも呼ばれる日本屈指の観光スポット
- ソメイヨシノ、ヤマザクラ、カスミザクラ30本ほどが植えられ、数はそれほど多くないものの、桜と石垣との組み合わせがロマンティック
- 満開の桜×雲海×山城の絶景が数年に一度、奇跡の出会いが起こる
- 9月~11月の秋の早朝が雲海が発生しやすい時期
- 桜が咲く4月頃の雲海発生は非常に稀
- しかも、桜の見頃はおよそ10日間で、雲海発生と桜のタイミングと合うのは奇跡に近い
- “拝めたら幸運”ともいわれている
参考情報
朝来市観光協会「竹田城跡」:https://asago-kanko.com/takedajyoseki
第2位 弘前城の花筏(青森県弘前市)
桜博士
「散ってからがスゴい!」桜が生み出す感動の芸術作品!
<ポイント>
- 青森県弘前市にある弘前城は、江戸時代に建てられた重要文化財で、日本有数の桜の名所
- 本当に見て欲しいのは、桜が散っていく間際の僅かな期間に見られる濃厚な風景
- 散った桜でピンクに染められるお濠の姿、ピンクカーペットを敷き詰めたような濃厚な花びらの花筏が広がり、散ってからが芸術作品
- 満開を過ぎたあたりの2、3日のみに見られる現象、東京の千鳥ヶ淵などでも見られる
- 弘前城に植えられている桜は約2600本、しかも他の桜と比べて一つの芽から出る花の数が多くて濃厚
- 図鑑的にいうと一般的にソメイヨシノは一つの芽から4つの花が出ている。しかし、弘前の桜は一つの芽から7つの花が出る“7つ咲き”⇒それだけ桜が濃厚
- 弘前の桜は、桜守の手入れが日本一レベル。出荷量全国一位の青森のりんごの育成技術を応用している。実はりんごも桜も同じバラ科植物
- 桜は枝を切ってしまうと木全体が悪くなるため、一般的には桜は切らない⇒「桜切る馬鹿」という言葉もあるほど
- しかし、弘前では樹木医が中心となって「チーム桜守」を結成、剪定後も菌が入らないように徹底管理を行っている
- 夜のライトアップも見どころ。日本三大夜夜桜(上野恩賜公園、高田城址公園)の一つ
参考情報
第3位 あしかがフラワーパークの大藤(栃木県足利市)
桜博士
「世界が驚いた!」日本最大!樹齢160年の藤棚
<ポイント>
- 栃木県足利市のあしかがフラワーパークには日本最大の大藤があり、その大きさ600畳以上、テニスコート5面分で約1,000平方メートル以上に広がっている
- 米国CNN『世界の夢の旅行先10選』で日本で唯一選ばれた場所
- 当園のシンボルツリーが「奇跡の大藤」。その理由は、もとは別の場所から移植されたものだから
- 1968年、もともと早川農園という別の場所で植えられ、1997年、現在の地に移植。当時すでに250畳もの大きさだった
- 当時、移植に携わったのが、日本の女性樹木医第一号である塚本こなみさん
- 前代未聞の常識を超えた移植プロジェクトで、木の幹を傷つけないことが最大の課題だった。クレーンを使うとロープが木に食い込んで木を傷つけてしまい、そこから腐ってしまうという
- 塚本さんのアイデアは、骨折したときに固定するギプス。幹を石膏で固定して運搬したことで日本初の移植プロジェクトは大成功を収めた
- 年間150万人訪れるスポットに
- 4月下旬頃が見頃
- 冬の間は、30万個の電球によるイルミネーションを展開
参考情報
足利フラワーパーク:https://www.ashikaga.co.jp/
第4位 いすみ鉄道×菜の花×桜(千葉県南房総)
桜博士
「これぞ日本の原風景」菜の花と桜の間を通り抜ける列車
- 千葉県房総半島南部を走るいすみ鉄道。菜の花と桜の間を電車が通り抜ける全国でも数少ないスポット
- 大原駅~上総中野駅の約30km間で、黄色い菜の花×ピンクの桜×黄色い電車のコラボが見られる
- 3月下旬からが見頃
- 新田野駅周辺では、菜の花×桜×黄色い列車×水面に映る絶景スポットがある
- 地元の農家さんが、菜の花の時期に合わせてわざわざ田んぼに水を張ってくれている
参考情報
いすみ鉄道:https://isumirail.co.jp/
第5位 花桃の里(長野県阿智村)
桜博士
「これこそが桃源郷!」ピンクで埋め尽くされる村
- 長野県阿智村は「日本一の花桃の里」として知られる
- 人口わずか6000人の小さな村
- この時期、3色のグラデーションの花桃約1万本が咲き乱れる。これだけの花桃が見られるのは日本でも阿智村だけ
- 日本一の星空が見られるとして、環境省による「もっとも星が輝いて見える場所」に選定
- 桜と星空のコラボが拝めるのは春だけ
参考情報
南信州 昼神温泉(阿智村)公式観光サイト:https://hirugamionsen.jp/hanamomo/
第6位 山高神代桜(山梨県北杜市)
桜博士
「日本人なら一度は見るべき」日本最古を誇る一本桜
- 山梨県北杜市にある実相寺の「山高神代桜」は日本三大桜(三春滝桜、根尾谷淡墨桜)の1つ
- 日本最古の桜は幹周り11mと大迫力。落雷が影響
- 4月上旬が見頃
参考情報
北杜市観光協会「ほくとナビ」:https://www.hokuto-kanko.jp/sp/sakura_jindai
第7位 池泉牡丹(島根県大根島)
桜博士
「日本一の産地だからできた!」3万輪の牡丹が生み出す花の絶景
- 島根県大根島は年間50万本の牡丹を生み出す牡丹の産地。牡丹生産量一位だからできた絶景
- 大根島の「由志園」では、GW期間限定の牡丹絶景「池泉牡丹」が開催される
- 生産量日本一だからこその牡丹愛⇒処分する牡丹を使って作る
- GW最終日、朝4時から約30人がかりで4時間作業を行い、一夜にして池泉牡丹は黄色の「黄金牡丹」に変わる
参考情報
日本庭園「由志園」:https://www.yuushien.com/
第8位 あさひ舟川(富山県朝日町)
桜博士
「構図が完璧すぎる!」大自然が奏でる春の四重奏
- 朝日岳×チューリップ×桜×菜の花と、春の花々が生む絶景
- たった一人の地元チューリップ農家・山崎久夫さんが「たくさんの人に出会いたい」という思いで育てたもの
- もともとあった桜に、桜の開花時期に合わせて咲く早咲きのチューリップを植えた
- 東京ドーム1個分にも及ぶ広大な土地に、「訪れる観光客を楽しませたい」という思いから一つ一つ手植えで作り上げたもの
- 土手の桜並木と併せることで春ならではの桜の絶景
- 全国各地の堤防沿いに植えられた桜並木には実は目的がある⇒江戸時代、大雨で川が氾濫することも多かったため、花見客に土手を踏み固めて増水に耐えられる強い堤防にしたかったという目的があった
参考情報
とやま県朝日町観光サイト「あさひ舟川「春の四重奏」」:https://www.asahi-tabi.com/sijuusou/
2.激レア絶景編
激レア絶景学者兼旅行ジャーナリストの村田和子さんが厳選した「激レア春の絶景ランキングTOP8」です
第1位 八幡平ドラゴンアイ(秋田県)
絶景学者
「わずか10日間だけ出現」天空を見つめる神秘ドラゴンアイ!
- 岩手県と秋田県の県境に跨る八幡平国立公園。その八幡平の山頂駐車場から徒歩15分のところにある「鏡沼(かがみぬま)」が舞台
- 鏡沼では、雪解けの10日間だけ、毎年見られるとは限らない絶景が生まれる
- 冬の間に降り積もった雪が春になると周囲と中心が溶け始め、やがて2週間だけ龍の眼が開眼する
- 毎年5月下旬頃が見頃(ただし、積雪量や天候の影響で毎年雪の溶け方が変わり、2019年はうまく雪が溶けずに開眼せず)
- ドラゴンアイは、海外の観光客がたまたま見つけて「まるでドラゴンの瞳のようだ!」とSNSで世界に向けて発信したのがきっかけ
- 最大で一日1000人以上訪れることも
- 世界最高級のホテルの一つ、5つ星ホテル「ANAインターコンチネンタル安比高原リゾート」がオープン。ホテル入口などドラゴンアイがモチーフ、オリジナルマカロンやラグなども
参考情報
美の国あきたネット「八幡平ドラゴンアイ発信局」:https://www.pref.akita.lg.jp/pages/archive/40618
第2位 瑠璃光院×青もみじ(京都嵐山)
絶景学者
「行列ができるレア絶景」京都で話題の青もみじとは?
- 京都嵐山の瑠璃光院は、紅葉の秋に長蛇の列ができるイメージ
- しかし今は、新緑の“青もみじ”推し
- 漆塗りのテーブルは信じられないほどきれいに映る
- 京都では唯一無二のスポット
- 秋の特別公開とは別に、今年の春は予約制の予定
参考情報
★絶景学者こぼれ話
- 新潟県の「清津峡」もおすすめ
- 吸い込まれるようなトンネルの一番奥が見どころ
- 日本三大峡谷のひとつ、清津峡渓谷
- 季節ごとの表情も楽しめ、冬は白銀の世界となる
参考情報
日本三大峡谷「清津峡」サイト:https://nakasato-kiyotsu.com/
第3位 御輿来海岸(おこしきかいがん、熊本県宇土市)
絶景学者
「一年で10日だけ!」干潟を海岸線で染め上げる幻の絶景御輿来海岸の夕陽
- 年に10日だけ見られる
- 干潮時自然の力が加わって遠浅海岸ならではの夕日絶景
- 日本一の干満差を誇る有明海
- 日本の夕日百選に選ばれている
- 砂浜に浮かぶ砂紋⇒水や空気の流れでできる規則的な砂模様のこと
- 干潮と夕陽が奇跡的に重なる瞬間が年にわずか10日だけ
- 2023年は3/12-13頃、干潮と夕陽が重なる絶好の日
参考情報
宇土市観光物産協会「御輿来海岸」:https://city-uto.com/archives/1
★絶景学者こぼれ話
- 香川県の「父母が浜」の夕陽もおすすめ
- 父母が浜は「日本のウユニ塩湖」ともいわれている
- ボランティアの方がポーズとか撮り方を教えてくれる
- 埋め立て計画から守るため、7人で清掃活動をはじめたのがきっかけ
- 25年後の現在は、100人以上がボランティア活動に参加
参考情報
三豊市観光交流局「父母が浜」:https://www.mitoyo-kanko.com/chichibugahama/
第4位 未来心の丘(広島県生口島)
絶景学者
「まるで海外!」瀬戸内海が地中海に変わる激レア絶景!
- 最近はサイクリングで人気の瀬戸内海の「しまなみ海道」
- 地中海ギリシャのサントリーニ島みたいな白の世界がある
- 瀬戸内海とのコントラストが美しい
- 「未来心の丘」は、広島出身の彫刻家杭谷一行さんの作品
- イタリアの大理石で作られており、実は耕三寺というお寺の敷地内にある
- アートの島として芸術を通した町おこしは、以前から作られていた
- 桜と白の世界の共演が楽しめる春の絶景
参考情報
潮聲山 耕三寺(こうさんじ)「未来心の丘」:https://www.kousanji.or.jp/hill_of_hope.html
第5位 破間(あぶるま)川の雪流れ(新潟県魚沼市)
絶景学者
「なぜこんなところに?」激レア流氷絶景
- 新潟県魚沼市にある破間(あぶるま)川に起きる激レア現象
- いわば“山の流氷”ともいわれ、破間川のダムが作り出す「雪流れ」現象
- 豪雪地帯のため、毎年積雪が4mも降り積もる
- 春になると雪解け水が流れ込み、川の水位が上昇、その力で雪が割れて雪の塊が流れ出す
- 4月上旬のわずか2週間だけに見られる
参考情報
魚沼市観光サイト「春の魚沼の風物詩「雪流れ」」:https://www.iine-uonuma.jp/osusume/9352/
第6位 マスクパンダ(兵庫県明石市)
絶景学者
「現れるのは年にたったの2回」!世にも奇妙な夕日絶景
- 明石市立天文科学館の展望台から見える夕日は一見の価値あり
- 町にある鉄塔と夕日が重なることで、年に2回“パンダ”が現れる
- 明石市が晴れていても、雲があれば見えない可能性もある
- ここ10年間でわずか3回の観測
- 昨年2022年に5年半ぶりにパンダ登場!
- 歴史的瞬間に、館長の機転で新キャラ「マスクパンダ」出現
- 次回見られる可能性が高いのは、3/1頃
参考情報
明石市立天文科学館公式サイト:https://www.am12.jp/
第7位 称名滝とハンノキ滝(富山県立山連峰)
絶景学者
「春になると日本一が変わる?」雪解け水が生み出す幻の滝
- 富山県立山連峰に位置する、高さ350m、日本一の落差を誇る「称名滝」
- 春の雪解けを迎えると巨大なV字渓谷に落差500mの「ハンノキ滝」があらわれる
- これは、称名滝を超える日本一の落差を誇る
- 5月上旬が1番の見頃
参考情報
とやま観光ナビ「称名滝(しょうみょうだき)」:https://www.info-toyama.com/attractions/31003
第8位 イルカの大群(熊本県天草諸島下島)
絶景学者
「世界的に見ても珍しい」イルカの大群が織りなすレア絶景
- 熊本県の天草諸島下島は、熊本県最大の島
- 下島港を出向して約15分で遭遇できる、100頭以上のイルカの群れ
- 世界的にも珍しく、9割以上の高い遭遇率
- 天草のイルカはここに定住している。有明海は魚介の宝庫でイルカの餌が豊富、漁も網を使わないため共存できる
- 春ならではの特別な光景は、赤ちゃんイルカが家族で泳ぐ姿が見られる
参考情報
天草宝島観光協会「イルカウォッチング」:https://www.t-island.jp/experience/12826
3.春の世界遺産の絶景編
世界遺産アカデミー認定講師、東洋大学国際観光学部准教授の杉本興運さんが厳選した「春の世界遺産の絶景ランキングTOP8」です
第1位 吉野山×3万本の桜(奈良県)
世界遺産アカデミー認定講師
3万本の桜が埋め尽くす吉野山の絶景
- 世界遺産・熊野古道とともに、山全体が世界遺産の吉野山は3万本の桜が埋め尽くす
- 吉野山の桜は約1300年前、役行者が桜の木に御本尊の蔵王権現を刻んだことからご神木として崇められたのが始まりとされる
- 下千本、中千本、上千本、奥千本と下から上に咲き始め、桜が長く楽しめるようになっている
- 見ごろは4月初旬~4月末まで
- 早朝は雲海がよりいっそうの絶景となりやすい
参考情報
吉野山観光協会「桜開花情報」:https://yoshinoyama-kankou.com/
第2位 富士山×芝桜(山梨県)
世界遺産アカデミー認定講師
富士山×一面に咲く花との共演
- 山梨県富士本栖湖リゾートで見られる
- 富士山と一面に咲く花との共演、約50万株の芝桜のピンクの絨毯
- 4月下旬から5月下旬、約50万人が訪れる
参考情報
富士本栖湖リゾート「富士芝桜まつり」:https://www.fujimotosuko-resort.jp/flower/shibazakura/index.html
★絶景学者こぼれ話
- 絶景学者村田さんおすすめは、「エビと富士山」のレア絶景
- 静岡県の駿河湾、富士川の河川敷で天日干しされる桜エビ
- 干した桜エビの赤と富士山のコントラストが絶景
- 3月下旬、桜えび漁が解禁の時が見頃
参考情報
静岡市「桜えび天日干し」:https://www.city.shizuoka.lg.jp/294_000019.html
第3位 知床半島×シャチの大群(北海道)
世界遺産アカデミー認定講師
ここだけで見られる希少動物!
- 世界自然遺産に登録された知床半島
- 日本にいるイメージのない生き物。見られるのはここだけの超貴重な希少動物
- 羅臼の海にシャチの大群が現れる
- 知床は北半球でもっとも低緯度で流氷を観測できる地域
- 流氷が溶け、プランクトンを餌にする魚介類が繁殖、その魚介類を餌にするシャチが訪れる
- 超珍しい白いシャチが2019年に一頭、2021年に二頭現れた。今年も運が良ければ春に見られるかも
参考情報
知床羅臼町観光協会「知床羅臼の春夏秋冬」:https://rausu-shiretoko.com/main-menu/rausu-season/
第4位 奈良公園×鹿の花見(奈良県)
世界遺産アカデミー認定講師
春しか見られない癒やしの絶景
- 世界遺産の古都奈良。奈良の大仏で有名な東大寺、春日大社の近くにある奈良公園
- 春になると、花見を楽しんでいる鹿の絶景が見られる
- 鹿は、古くから神の使いとして厚く保護されてきた
- 近年、ネット上で話題になって拡散された
- 奈良公園の桜の木の下が約2mの高さで切りそろえられている理由は、鹿が桜を食べるからおかっぱ状になっている
- 桜で親しまれているこの光景が見られるのは3月下旬頃
参考情報
奈良公園ガイド「奈良公園の鹿」:https://www3.pref.nara.jp/park/1003.htm
第5位 屋久島×カラフルな森(鹿児島県)
世界遺産アカデミー認定講師
春だけ島がカラフルに染まる絶景
- 世界自然遺産に登録された屋久島は、苔むす白谷雲水峡、縄文杉で有名
- 白谷雲水峡奥にある太鼓岩から見る新緑×杉×山桜は、3月上旬~4月上旬に見られる色鮮やかな絶景
- しかし、この絶景は100年後には消えてなくなってしまうと言われている
- この辺りは、1970年まで屋久杉の伐採が行われ切り尽くされてしまったエリア
- そこから50年が経ち、成長の早い山桜が育って今の風景が作られているのだが、今後は山桜より成長の早い大きな屋久杉が成長していくと山桜は日陰では生きられない
- 今後は、山桜が枯れてこの先見られなくなるかもしれない貴重な絶景
- また、春はヤクザルやヤクシカの赤ちゃんが見られる機会が多い。動物にとっては餌の宝庫で動物は出産の時期
参考情報
屋久島町観光協会:http://www.yakukan.jp/
第6位 西表島×ヤエヤマヒメボタル(沖縄県)
世界遺産アカデミー認定講師
幻想すぎる!真っ暗の森の中に点滅する無数の光
- 西表島は、その希少な大自然か認められ世界自然遺産に登録
- 春の日没後のおよそ30分だけの景色
- 八重山諸島にしか生息しないヤエヤマヒメボタル
- 本州のホタルは6月~8月、ヤエヤマヒメボタルは3月~5月が見頃
- ヤエヤマヒメボタルは日本最小のホタルで体長は約4~5mm、点滅する速さが違う
- ゲンジボタルは約4秒周期、ヤエヤマヒメボタルは約0.5秒周期で点滅
- 数千匹が群れて生息し、無数の光に包まれる感覚が味わえる
参考情報
沖縄トリップ「西表島ヤエヤマヒメボタル鑑賞ツアー」:https://www.okinawa-activity.com/activity/iriomote-hotaru.html
第7位 白川郷×逆さ合掌造り(岐阜県)
世界遺産アカデミー認定講師
田植えの時期だけにしか見られない絶景
- 雪の家が建つ白川郷の合掌造り集落は日本の古き良き姿をあらわし、世界文化遺産に登録
- 2週間しか見られない春の絶景の「逆さ合掌造り」
- 5月中旬には田植えが始まるため、水が張られる5月上旬の2週間だけの絶景
参考情報
白川郷観光協会:https://shirakawa-go.gr.jp/
第8位 姫路城×千本桜(沖縄県)
世界遺産アカデミー認定講師
真っ白な姫路城の春の絶景
- 桜の名所百選で、4種類の桜が楽しめる兵庫県の世界遺産
- 江戸時代初期の天守閣が現存
- 日本初の文化遺産に登録、別名「白鷺城」
- 真っ白な姫路城の春の絶景イチオシの場所が「西の丸」
- 大量の桜×大天守×小天守
- 夜のライトアップされた桜と姫路城も美しい、「姫路城夜桜会」は4月上旬に開催予定
参考情報
番外編
桜博士・中西博士
おすすめは「クマノザクラ」。熊野古道が通っている2018年、103年ぶりに見つかった新種色の桜。濃いだけでなく咲く時期が早く、見頃は2月下旬~3月ぐらい
絶景学者・村田さん
西表島のサガリバナがおすすめ。夜に咲いて翌朝には散ってしまう花で、6月下旬が見頃。川の上にポトポト落ちていくのを見たり、その音を体感しながら早朝の散り際を見るボートツアーがおすすめ
林修先生
京都の随心院の「はねずの梅」がおすすめ。かつては薄紅色を”はねずいろ”といっていた。3月中旬が見頃
ギャル曽根ちゃん
中目黒の目黒川沿いにあるスターバックスがおすすめ。桜と隈研吾の建築、夜のライトアップがキレイ。店内から見る桜もまたきれい。
千鳥ノブ
東京立川市の昭和記念公園のお花畑が激推し
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以上まとめでした
春のお出かけの参考になれば幸いです