<作成 2017年12月16日|更新 2024年7月2日>

今回の米国ビザオンライン申請はあくまでもTourism and Visit (B-2)」(短期渡航・観光ビザ)を想定しています

学生ビザや商用ビザ、その他のビザについては米国ビザ申請サイトで詳細ご確認ください

 

第1回目の「米国ビザの申請【1】対象者まとめ
第2回目の「米国ビザの申請【2】~オンライン申請
第3回目の「米国ビザの申請【3】~ビザ申請料金と面接予約~受領←★今回ここ

第4回目の「米国ビザの申請【4】~大使館・領事館での面接
第5回目の「米国ビザの申請【5】~実録・米国内空港で別室送りされた件

 

今回は大使館・領事館での面接本番についてです。大まかな流れは以下の動画をご参考ください

「アメリカ非移民ビザ面接の手順【大使館公式解説ビデオ】(2021年12月更新バージョン)」(5分01秒)をご参考ください

 

面接を実施している在日米国大使館・領事館一覧

※各大使館、領事館にはGoogle Mapリンクを張っています
2024年現在、在福岡米国領事館では実施されていません

【参考】東京の場合、在日米国大使館周辺のGoogle Mapストリートビューです
「VISA」の看板の方向に進みましょう(ドラッグして周囲を見てみてください)

 

便利ツール
・地図検索:Google Map
・乗換検索:Yahoo!路線情報

 

米国ビザ申請(B-2短期渡航・観光ビザ)の面接に必要なもの

  • DS‐160 申請書確認ページ
  • パスポート
     ┗ 過去10年間に発行された古いパスポートもあれば
  • 証明写真1枚(5cmx5cm、6ヶ月以内に撮影した背景白のカラー写真)
  • 面接予約表確認ページ
  • これらを入れる透明クリアファイル
米国ビザ 面接書類一式 US VISA Application
Image by Youtube of アメリカ大使館・領事館 US Embassy Tokyo & Consulates in Japan(2017)

 

補足事項
2016年当時の面接予約確認メールの注意事項には、

☐ 財政証明: 米国で働くことなしに、米国滞在に要する費用をまかなうための十分な資金がある証明となるもの(例:給与明細書及び預金の出し入れが記載された銀行通帳など)を提出してください。

の一文がありました。しかし実際には、財政証明に係る書類の提出は求められませんでした

とはいえ、滞在期間や滞在内容次第では、係官から質問を受けるかもしれません
二度手間にならないよう、万一に備えて、給与明細や預金通帳を持参する方が良いと思います
※2024年現在の面接予約確認メールに記載かどうかは不明です

 

面接予約時間と入館時の注意点

  • 予約した時間は大使館到着(入館)時間であり、面接開始時間ではありません
  • 想像以上に並んでいるので15分以上前の到着をおすすめします。
  • 大きな荷物や不要物は持ち込めません。不要なものは持ってこないか、駅周辺のコインロッカーを利用しましょう(米国は保安検査に大変厳格です。持込禁止品目をうっかり持ち込むと最悪の場合、面接が受けられなくなります)

 

<持込み可能品目>

  • 携帯電話・スマートフォン1台のみ
     ┗ 複数台の持込み禁止。および館内持込み禁止。セキュリティゲートで預ける必要あり
  • 手持ち可能なバッグ1点 (25cm×25cm以下)
  • ビザ申請関連書類が入った透明なクリアフォルダ
     ┗ ブリーフケース等はNG、必ず透明なクリアフォルダを持参。入りきらないときはフォルダを分割して輪ゴム止め

  •  ┗ ただし荷物検査場前のセキュリティゲートの外の傘立てに置くこと
  • ベビーカー、ベビー用品

<持込み禁止品目>

  • 電子機器全般(携帯電話、スマートフォン1台除く)
     ┗ 2台目以降の携帯電話・スマートフォン、ノートパソコン、iPad等のタブレット、USBメモリ、電子手帳、スマートウォッチ、カメラ、オーディオ機器、フロッピーディスクなど
  • 持込可能なバッグ以外のかばん全般
     ┗ 旅行かばん、トランク、スーツケース、リュックサック、バックパック、ブリーフケース、皮製・布製バッグ、大型ショルダーバッグなど
  • 飲食物全般
  • 葉巻、煙草、ライター、マッチ
  • はさみやナイフ、爪やすりなどの先の尖った物
  • 全ての武器、凶器、火薬、爆発物

 

<その他禁止事項>

  • 入館は原則ビザ申請者本人のみ。付添不可
  • 介添えが必要な場合などはコールセンターにお尋ねください

入館の流れ

※2016年当時の東京大使館での記憶なので、他の領事館は多少異なるかもしれません
※館内外は撮影・録画禁止です

  1. 大使館の「VISA」窓口へ
  2. 荷物検査場前でパスポートと申請書類提示、電子機器類の確認
  3. 携帯・スマートフォンを入れるカゴをもらう
  4. そのまま荷物検査、セキュリティチェックゲートへ
  5. 手荷物は返却、携帯・スマートフォンは一時預かりで交換札を受け取る
  6. 「領事部」へ向かう
  7. 入口にて受付。指示に従い指定されたクリアフォルダに申請書類一式を入れ替え
  8. プリントアウトした「面接予約確認書」提示
  9. 面接予約確認書のバーコード読み取る
  10. 面接番号札(整理券みたいなもの)を受け取る
  11. 「1番」窓口へ申請書類一式を提出
  12. 待合席で番号札がモニター表示されるまでひたすら待つ
  13. 「3番」窓口で指紋採取(右手4本⇒左手4本⇒親指一緒の順)
  14. さらに待機
  15. モニターに番号札表示されたら指定された窓口に向かう
  16. 面接官と5分程度のインタビュー(簡単な英語のやり取り)
  17. 許可されたら1週間程度でビザ付きパスポートが返却される旨言い渡される
  18. 入口に戻って預けた携帯・スマートフォン受け取る

大使館到着(面接予約時間)から退出までおおむね1時間半~2時間(混雑状況による)
入館にも時間がかかり、中に入って面接するまでも、想像以上に待たされた印象があります
時間に余裕をもって面接に臨みましょう

面接での主な質問内容

※当方の事例で説明します(たぶんこんな感じだったというイメージ)
 そのため質問事項には個人差があります
※当然、面接官とのやり取りは英語です。ただし、基本的に分かりやすい英語で話してくれます。中学生英語でもOK。質問が分からなくても面接官が日本語交えてゆっくり質問し直してくれます

  • 米国渡航の目的
      (例)⇒ Sightseeing and Transit for other countries through the US.
  • 渡航場所
      (例)⇒ Los Angels and Atlanta through Europe.
  • 渡航期間
      (例)⇒ About 3 or 4 days or just transit.
  • なぜ米国ビザを申請するのか
      (例)⇒ Because I’m planning to travel to Iran before the US next month. I read the government announcement to need to get US VISA for all the visitors if people go to Iran.
  • なぜイランへ行くのか
      (例)⇒ Because I’d like to see the world longest salt cave in Iran. I’m very interested it.
  • 観光で行くのか、イランに知り合いがいるのか
      (例)⇒ Yes, sightseeing. I don’t have any friends in Iran. I’m just traveling alone.
  • 米国ではどこへ行くつもりか
      (例)⇒ Yosemite National Park in California and Alaska.

質問の合間に軽いタッチの会話あり、この程度の質疑応答だったかと思います

わたしの場合は世界一周の途中で米国入国前に行くイラン入国予定だったのでこんな流れになったかと記憶していますが、過去に行ったことがある人は設問を過去文に置き換えて、想定される質問にスムーズに答えられるよう準備していきましょう

ビザ申請状況を確認

2024年現在、ビザ発給の進捗がオンラインで確認できます⇒【ビザ進捗状況を確認

USA Apply For a Nonimmigrant Visa
ビザ申請状況を確認する by US Travel Doc

<追跡システムに必要な入力情報>

  • Visa Application Type:「NONIMMIGRANT VISA(非移民ビザ)」選択
  • Select a location : 面接した場所を選択(JAPAN,TOKYO / JAPAN, OSKA/ JAPAN, SAPPORO / JAPAN, NAHA)
  • Application ID or Case Number:申請番号
  • Passport Number:パスポート番号
  • First 5 Letters of Surname :自分の姓の最初の5文字(アルファベット)

ビザ付きパスポートの返却

通常何事もなければ、面接から数営業日~1週間ほどで受け取り可能な状態になります

米国ビザ US VISA サンプル
Image by Youtube of アメリカ大使館・領事館 US Embassy Tokyo & Consulates in Japan

 

2016年当時は、ビザ申請代金にビザ付きパスポートの返却用ゆうパック(本人受取)代が込でしたが、
2024年現在、ビザが添付されたパスポートの返却は、3タイプから選択できるようです

  • 通常配達: 那覇・札幌のみ
     ┗ 追加料金不要。宅配。ただし、再配達が必要な場合はプレミアム配達料金(3,410円)を徴収される場合あり
  • プレミアム配達: 希望者のみ
     ┗ ゆうパック送料(3,410円)を追加料金として面接予約時に別途支払い
     ┗ パスポートの受け取りが可能になった時点で、メールとSMSにて「受け取り準備完了」の通知が届く
  • CGI Federal文書配達センター受領: 東京と大阪のみ
     ┗ サービス利用無料。センターの詳しい住所・受付時間等は受け取り予約完了後にメールで通知されるそうです(東京は新宿区辺りらしい)
     ┗ 当該センターに到着後、15営業日以内にパスポートを受領する必要あり(受領できない場合、大使館・領事館に返送)
     ┗ 代理人の受取も可能(ビザ申請書本人確認の写し、代理人の身分証、委任状などが必要)

 

★詳細は公式サイトの【書類の受領場所】をご参照ください

 

——————-
面接の流れは以上です
お疲れ様でした

なお、在日米国大使館・領事館「よくある質問(FAQs)」も併せてご参照ください

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