<記事作成日 2017年12月26日|更新日 2024年10月01日>

 

ロシア バイカル湖 Lake Baikal Russia
Photo Credit : 2il org via flickr CC BY 2.0

 

ロシアの極東シベリア地方に横たわる巨大湖バイカル湖

厳冬期のわずか10数日間にだけ現れるまぼろしの氷の超自然現象、日本流でいう「御神渡り(おみわたり)」

これについて、基本的な内容をまとめて見ました ※一部、2024年10月に情報更新しました

 

1バイカル湖の所在地 Lake Baikal Location

 

 イルクーツク市内中心から湖畔の町「リストヴャンカ(Листвянка)」まで約67km、車で約1時間程度
 イルクーツク国際空港から観光拠点「オリホン島フジール村(Хужир)」まで約300km、車で5時間前後

 

<バイカル湖へのアクセスのポイント>

  • 夏場は湖畔の町・リストヴャンカまで車で移動、フェリーに乗り換えバイカル湖周遊あるいはオリホン島へ移動
  • 冬場は直接オリホン島にあるフジール村まで陸路で移動、凍結した湖面が交通路になるのでツアーの場合はより安全な軍用車に乗り換えて移動(レンタカーの人は専用四駆など)

 

2さまざまな世界記録を持つバイカル湖

 

  • 世界最古の古代湖・・・約2500~3000万年前に誕生
  • 世界最深度・・・最大深度は約1.7km
  • 世界一の透明度・・・摩周湖より透明度高い ※近年ではニュージーランドにある「ブルーレイク」(80m)が世界一と言われている説あり
  • アジア最大の面積・・・31,494 km2(琵琶湖のおよそ46倍、本州の約半分)
  • 世界最大の貯水量・・・世界中の凍っていない淡水の約17~20%に相当
  • 世界で唯一淡水に生息するアザラシ・・・ちょっと小ぶりで目がクリクリ

などがあります

 

<参考:バイカル湖の別称>

ロシアが誇るバイカル湖には異名があります

  • 「シベリアの真珠」 ・・・バイカル湖にそそぐアンガラ川の含めてその美しさから名づけられた
  • 「シベリアのガラパゴス」・・・海から孤立したときから進化を遂げた世界屈指の生態系を保有。「「生物進化の博物館」」とも

 

3「御神渡り」のベストシーズン Best season to visit

 

2月末~3月初旬(in the end of Feb to beginning of Mar) ※気候条件による

★補足ですが、湖面に亀裂が入ったように見える状態や、割れた氷が湖を埋め尽くす状態はもう少し長いのですが、冒頭画像のような、氷の上に雪が覆いかぶさっている幻想シーンは上記期間だけとのこと

ちなみに、「御神渡り(おみわたり)」という言葉は日本独自のものであり、諏訪湖にまつわる伝説やご神事に由来します⇒【御神渡りとは
現地では特別な名称はなく、「Blue Ice」とか「Broken Ice」などと呼ばれています

 

4バイカル湖ツアー

 

日本からのツアー一例

※近年は世界情勢の影響か、日本からはほとんど催行されていないようです

 

現地ツアー一例

※金額は2024年10月現在、いずれもイルクーツクまでの航空券、移動費、ビザ等諸経費除く

  • Baikalex.com(BAIKAL EXPLORER)」 
     ┗ わたしが現地で利用した旅行会社。レスポンスよく、とても親切だった。英語ガイド可 ※2017年当時

    ┗ 大人1名4日間28,500 RUB~(約4万5000円~)

  • BAIKAL NATURE
    ┗ 大人1名12日間US$1859~(約27万円)
  • Baikal Explorer
    ┗ 大人1名4日間23,500 RUB~(約3万7000円~)
  • Bical Majestic
    ┗ 大人1名4日間44,000 RUB~(約7万円~)3つ星ホテル泊

 

わたしが参加した現地ツアー一例 ※2017/3当時

【内容】
利用旅行会社:Baikalex.com(BAIKAL EXPLORER)
期間: 2泊3日
人数: 10人グループ(シンガポール人グループ、ヨーロッパ系の夫婦、現地人グループ、日本人わたし一人)
食事: 初日の夕、2日目の朝・昼・夕、3日目の朝
宿泊: ゲストハウスの共同コテージでシェアルームあるいはオルホン島の漁師さん家庭にホームステイ
要員: 英語ガイド+ドライバー(ロシア語のみ)付き
料金: 17,000ルーブル(当時レートで約33,000円)※4人以上のグループの場合

【旅程】
第1日目 ホテル送迎→オルホン島へ車で移動(途中休憩2回)→バイカル湖の湖畔で軍用車に乗り換え→小規模の御神渡り見学→フジール村に到着→夕飯→自由行動
第2日目 朝食後、オルホン島西周りで大規模な御神渡りの場所を見学→島北部サガーン・フシュン岬(Sagaan-Khushun Cape)へ→昼食→しばし見学→フジール村の聖地ブルハン岬で「シャーマン岩」見学→宿到着→夕飯→自由行動
第3日目 朝食後、イルクーツクへ戻る→ドライブインで昼食(実費)→16:00頃市内到着

(おまけ)
航空券は(往路)東京→ソウル→イルクーツク(S7航空)、(復路)モンゴル・ウランバートル→北京→東京(海南航空)利用で約US$740
※この旅はイルクーツク後、シベリア鉄道でウランバートルに渡り、モンゴル観光してから帰国しました

 

東京からイルクーツクまでの航空券一例

Trip.com(東京⇒イルクーツク)航空券一例
Trip.com(東京⇒イルクーツク)航空券一例

 

5お役立ち情報

おすすめサイト

基本情報  DATE

 

御神渡り(氷割れ現象)情報

 

番外編:悲劇のバイカル湖 spin-off story

美しさの裏側には悲劇が眠っているものなんですね・・・

 

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関連動画

 

以上、参考になれば幸いです

 


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