<記事作成 2018/08/28 | 記事更新 2022/06/26>
「この世の果て」感が漂うと人気の、道東・別海町の野付半島
最近はだいぶ台風や荒波に洗い流されてしまってただの湿原っぽくなってますが、野生動物や国後島に近いなど、いろいろ見ごたえのあるスポットです
1野付半島の基本情報 General Information
北海道野付郡別海町野付63番地
0153-82-1270(野付半島ネイチャーセンター)
24時間(野付半島ネイチャーセンター開館時間 4月~9月9:00~17:00、10月~3月9:00~16:00)
TOILETあり
あり(50台)
なし
釧路市から車で所要約2時間10分(130km)/知床半島から車で所要1時間30分(90km)
別海町観光船(尾岱沼~トドワラ)の利用案内
尾岱沼(おだいとう)港からトドワラまで、野付湾を渡って定期観光船でアプローチすることもできます
※2022年6月現在、夏季(5月~9月)の観光船ガイドツアーは中止
※野付半島ネイチャーセンター(NNC)~トドワラ往復ハイキングコースのみ受付
- 【片道コース】片道観光船+NNC~トドワラ往復ガイドコース ※2022年夏季中止
┗ 所要時間:90分程度
┗ 料金:大人1,400円、こども700円 - 【野付半島ひとまわりコース】片道観光船+NNC~トドワラ往復ガイドコース+NNC~尾岱沼漁港へ車送迎付 ※2022年夏季中止
┗ 所要時間:4時間程度
┗ 料金:大人10,500円、こども5,500円
┗ 最小催行人数:2~4人
┗ スケジュール:尾岱沼発①8:30~、②11:00~、③13:30~ - 【トドワラ往復コース】NNC⇔トドワラ往復ガイドコース
┗ 所要時間:100分程度
┗ 歩行距離:約3km
┗ 料金:大人4,300円、子ども半額
┗ 最少催行人数:2名~
※要事前予約(予約がない場合は欠航もあり)
※出航時間は、原則不定期便のため要確認
※1名での参加の場合、料金1.5倍増し
★ガイドツアーの詳細は野付半島ネイチャーセンターHP⇒【夏のツアー(5月~10月)】
★観光船の詳細は別海町観光船HP⇒【こちら】
2野付半島の概要 About Notsuke Peninsula

- 全長26km、日本最大の「砂」による半島
- 海に突き出た"かぎ針状"の砂嘴(さし)※「砂嘴」とは海に流された砂が堆積してできた地形のこと
- 約3,000年前に起こった火山の噴火が原因で形成
- 干潟、原生林、葦原、高層湿原、森林で構成
- 300種以上の植物が生息
- 250種以上の野鳥生息地(オジロワシ、オオワシなど)
- ゴマフアザラシ生息(6月以降やってくる)
- 「野付風蓮北海道立自然公園」指定(1962年)
- 「北海道遺産」指定(2002年)
- 「ラムサール条約湿地」指定(2003年)
- 地盤沈下により毎年約1.5cmずつ沈下中。このままいくと約110年後には完全水没見込み
- 2014年の爆弾低気圧と高潮により壊滅的被害に(ほぼ洗い流される)
- 2016年遊歩道再建
3野付半島の見どころ Scenic sites
引用:野付半島ネイチャーセンターHP「トドワラ案内図」
主な見どころ
- トドワラ
┗ 主にトドマツなどの立ち枯れた湿原、森 ※過去の台風被害でかなり洗い流された現況 ┗ 約1.3km(片道徒歩30分程度)の遊歩道散策は自由
┗ トラクターバスあり(4月下旬から10月運行/片道500円) - ナラワラ
┗ 主にミズナラの立ち枯れた湿原、森
┗ 半島の一本道フラワーロード沿いに展望スペースあり、ただし遠景のみ - 野付半島ネイチャーセンター
┗ 野付半島の資料館、写真ギャラリー、お土産ショップ、食堂、休憩所、ツアーガイド - 野付半島原生花園
┗ 野付半島東端に広がるお花畑 - 野付崎灯台
┗ 1958年に設立。国後島まで照射可能 - 野付湾
┗ 6月以降にはゴマフアザラシ、伝統の「打瀬舟」の鑑賞可能 - 国後島眺望
┗ 根室海峡をはさんで、国後島まで16kmの距離 - 流氷
┗ 厳冬期は多くの流氷が漂着、間近で観察可 - 野生動物ウォッチング
┗ 冬はオジロワシ、オオワシ、春~晩秋は丹頂鶴、6月以降はゴマフアザラシ、その他キタキツネ、エゾシカ、フクロウなど

冬の見どころ
冬季(1~3月)野付湾が全面凍結し、まるで雪原のような幻想的な世界が広がります
水平線ならぬ、“氷平線”が見られ、ガイドツアーでトドワラまで散策することが可能 ※冬季は、個人での散策は原則不可とのこと
★「氷平線」の公式サイト⇒【べつかい氷平線】
★野付半島ネイチャーセンターによる氷平線ツアーの詳細情報⇒【こちら】
4野付半島で撮影した有名人たち
錚々たるアーティストらがトドワラを舞台に撮影されています
【1】元ちとせ『ワダツミの木』のPVにて撮影(2002年頃)
【2】LUNA SEA『I for you』のPVにて撮影(1998年頃)※動画3:10以降の背景映像
【3】GLAYのメジャー7作目のオリジナル・アルバム『UNITY ROOTS & FAMILY,AWAY』のアルバムジャケットに起用(2002年)
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【4】Do As Infinity 17th シングル「柊」のPVにて撮影(2003年)
【5】スガシカオ 8thアルバム「TIME」のアルバムジャケットに起用(2004年)
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【6】布袋寅泰 19thシングル「NOBODY IS PERFECT」のPVにて撮影(1999年)
ほか、
- DEEN 8thアルバム「pray」(2002年)のアルバムジャケットに起用
- 東京エスムジカ 4h シングル「風の行方」(2005年)のアルバムジャケットに起用
- 雷鼓 5thシングル「オリオン」(2005年)アルバムジャケットにて撮影(歌詞カードの写真に起用されたとのこと)
- つばき 7thシングル「花火」(2006年)のPVにて撮影
- YO-KING 5hシングル「遠い匂い」のジャケット撮影
- earth music & ecology 2015 Autumn Collection (宮崎あおい)のポスター撮影
- 浜田省吾「陽のあたる場所」(?)
など
5野付半島のご当地グルメ Notsuke Peninsula Local Food
市内飲食店のほか、手っ取り早いのは、野付半島ネイチャーセンター内の「レストランNOTSUKE」(営業時間10:00~16:00 L.O.15:30)


- 北海シマエビ:塩茹でが一般的、踊り食い(5尾1,100円/漁が解禁される初夏と秋の年2回だけ限定)
- ジャンボホタテ:別海ジャンボホタテバーガー(1,100円)、バター焼き
- 牛乳・乳製品:ソフトクリーム、チーズ
- ホッキ貝
- 西別鮭
など
★別海町のグルメについては別海町観光協会サイトへ⇒【食べる】
6お役立ちサイト Useful Websites
<野付半島関連>- 野付半島ネイチャーセンター公式サイト
- 別海町観光協会公式サイト
- 別海町公式サイト「別海十景」
- 別海町観光船公式サイト
- 北海道根室振興局「別海町/北海道観光スポット」「ロケ地ガイド」
- 北海道ラムサールネットワーク「野付半島・野付湾」
- Wikipedia Japan「野付半島」
- Wikipedia Japan「トドワラ」
- 阿寒バス「定期路線バス~尾岱沼線 [標津⇔尾岱沼⇔白鳥台]」
- 北海道食材ものがたり「9 北海シマエビ」(道新TODAY 1998年9月号)
- racssさん「ホッカイシマエビはやみつきになる!北海道でも貴重な高級海老の食べ方」
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以上、ご参考になれば幸いです