【旅メシ 国内編】＜北海道＞【閉店】メガチャーシューの名店！「味の一龍」

（訪問時期：2019年6月）

メガ盛り、デカ盛り好きを唸らせた、苫小牧のラーメン店「味の一龍」さん

地元に愛され、らーめん好きに愛されたまちの老舗ラーメン店

ところが、訪問した2019年6月のおよそ3ヶ月後、実は閉店していたのを最近知りました

大将も女将も高齢化が進み、後継者もいなかったため、女将に楽させてあげるために35年の歴史に幕を閉じたそうです

わたしの記憶では、そんな素振りはまったく感じさせなかったですが……残念です

というわけで、

せっかくなのでどれだけスゴイお店だったかの記録を残しておきます

住宅地の一角にひっそりたたずむ老舗ラーメン店「味の一龍」

苫小牧の閑静な住宅地の一角に軒を並べる老舗ラーメン店「味の一龍」

この昭和な風情がじわじわ来ますね

ジャンボチャーシュー以外にも名物がたくさん！

店の看板メニューは皿からはみ出る「ジャンボチャーシュー麺」ですが、

激辛地獄ラーメンとかホッキ貝ラーメンとか冷やしラーメンとか焼きそばとか、

とにかくバラエティに富んで、自慢のメニューがたくさんありました

黒醤油 北のみそ ジャンボチャーシューラーメン味玉付き（1550円）、美味しそう！

目下、売出し中だった「黒醤油 北のみそジャンボチャーシューラーメン（味玉入り、1,550円）」

とても惹かれたのですが、

ひとまずスタンダードな「ジャンボチャーシュー麺（1380円）」にチャレンジ！

このビジュアル！インパクト強烈！

噂には聞いてましたが、実際運ばれてきて仰天！

何この、世界最大の花・ラフレシア的な強烈なビジュアルは！

どんぶりの上で巨大なジャンボチャーシューが花開いてます！

どんぶりの器が小さく見えますが、ちゃんと通常サイズの直径20cmほど

それに比べ、長さ15～16cm、厚さ2cmほどのチャーシューが4枚も乗っかっています

もう、どんぶりが大渋滞です

チャーシューは味が染み込んでホロホロ

箸でつかめばホロホロと崩れてしまうほど柔らかく煮込まれたチャーシュー

大将いわく、4日間かけてじっくり煮込んだものだそうです
そりゃー、筋までホロホロなのは納得ですね

豚の角煮のように味が染み込んで、これだけで十分おかず足りうる
ラーメンというよりご飯のお供って感じ

ラーメンは、選べるスープ（味噌、塩、醤油）で味噌をチョイス

ジャンボチャーシューが強烈過ぎて、ラーメンの存在がかすむ
そして味は、案外普通

しかし、チャーシューの下に潜む麺やもやし、トッピングのメンマもそれなりの量で、もう腹がはち切れそう

お持ち帰りセット

食べ切れる気がしなくて、思わずジャンボチャーシューを持つ手が止まると

待ってましたと言わんばかりに、すかさず女将が、

「持ち帰る？」

と持ち帰り用のセットをサッと用意してくれました

ジャンボチャーシュー2枚分お持ち帰り

食べきれなかったジャンボチャーシュー2枚を容器へ

これはもう、明日の朝ごはんと夕ごはんのおかずに決定ですね

お店のカウンターの様子

訪れたとき、ちょうどお客さんがほとんどいなかったこともあって

「これよかったらどうぞ！」

と、お子様用マグカップに入れた冷たいオレンジジュースをいただきました

お話好きの大将、とてもいい人でした

「ありがとう」の文字で「感謝」に

ふとメニュー表を見ると、

ひらがなの「ありがとうございます」で漢字の「感謝」が表現されている

こういうさりげないサービスは、ほっこりしていいですね

大将も女将もホント気さくな方で、一人旅の道外の人間にいろいろ話しかけてくれて、帰り間際にアメちゃんももらいました

かなり満足しました！

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食べログの「味の一龍」のレビューに登録されていた北海道新聞の記事によると、

閉店後は、女将を連れて旅行に行きたいとおっしゃっていたそうです

35年間、ロクに休みも取らず、ただひたすらにがむしゃらに働かれていたでしょうから、ぜひこれから行きたかったところ、やりたかったこと、我慢していたことを全部消化するぐらい、人生謳歌して欲しいですね！

終わり