(公開日2026/07/17)

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周囲を山々に囲まれた南会津の小さな山間集落・大内宿。江戸時代の宿場町の面影を色濃く残し、日本の原風景を今に伝える大内宿は、国選定の重要伝統的建造物群保存地区として国内外から多くの観光客が訪れています。
茅葺屋根の美しい日本家屋が立ち並ぶ大内宿。今回は、茅葺屋根を通して、大内宿の歴史と伝統、暮らしをひもとき、魅力を訪ねる旅をご紹介します。
<南会津「大内宿」に関するオフショット一覧>
福島県屈指の観光名所・大内宿でのオフショットをいくつかご紹介します

江戸時代、宿場町として栄えた「大内宿」
現在45棟の日本家屋(茅葺屋根30、トタン屋根15)が立ち並んでいますが、それらを一望できるのが「大内宿見晴らし台」です
よくポスターなどで使用されるアングルがここ
ガイドの解説とこの写真を撮っている場所は、その見晴らし台より一段高い山肌に、観光客やカメラマンらが勝手に踏み固めてつくった“新しい”見晴らし台だそう
個人的には大きな差はないように思えますが、まぁ確かに気持ち、眺望が良いような気もします

その見晴らし台へ行く途中にある古刹の「正法寺」
なかなか味のある茅葺屋根のお寺ですね

大内宿の歴史や民俗文化のすべてがおさめられた、集落の中央にある「大内宿町並み展示館」
本館は江戸時代の「本陣」を復元したもので、本陣とは、いわゆる高貴な方や偉い方々が泊まられたお休み処であり宿泊所
なので、間取りは武家屋敷っぽい造りになってます
お座敷には立派な甲冑や、なぜかツキノワグマのはく製も展示されていました
ちなみに、福島会津でも確かに熊は生息しているし、畑で見かけたりもするけれど、人を襲ってくることは今のところないんだそうです

大内宿町並み展示館にて、ショーケースに展示されていた昔ながらのひな飾り
ちょっと頭でっかちな、味のある表情のひな飾りでした

高貴な方々専用の「雪隠(せっちん)」、いわゆる江戸時代の「厠(かわや)、おトイレ」ですね
ボットン便所(←昭和?)ではない、和式の桶バージョンって感じ
漆塗りの上等な便器に用を足された後に、家来が運んで処理するスタイル

茅葺屋根の天井の梁や柱は、囲炉裏の煤(すす)で真っ黒に覆われ、不気味なほど黒光りしています
すすでいぶすことで防腐効果や防臭効果、耐久性が高まるので、まさに生活の知恵ですね

こちらは、大内宿町並み展示館から徒歩1分にある廃校の教室につくられた「茅葺屋根練習場」
集落の若者(といっても近年は30代~40代の男性陣を“若手”というらしい)が集まって、技能習得の練習に励むそう
茅葺に使う“茅(かや)”は圧倒的にススキが多く、ススキ栽培用の農地も集落の近くにあるそうです

茅葺の茅の穂先を押して整えるための道具「雁木(ガンギ、大内宿では“ガンニ”だったり、“ガニ”と呼ぶらしい)」
せっかくなので、みんな体験させてもらいました
意外と無心になれて面白い作業でしたが、地味に体力消耗するかも…

大内宿の厳冬期の様子
原料となるススキを干しているところを見せてもらいました

集落から少し離れた高倉神社へ向かう一本道から大内宿を眺めたところ
こうしてみると、あらためて、市原悦子さんと常田富士男さんの語りが出てきそうな、日本昔話の世界へタイムスリップしたような感じ

ここは大内宿の鎮守の杜であり、氏神さまである「高倉神社」
平清盛に反旗を翻し、この地に都落ちしてきた高倉宮以仁王(たかくらのみやもちひとおう)を祀った神社です
その境内の裏にひっそりそびえ立っているのが、樹齢約800年、樹高56m、胸高周囲4.3mという大スギ
写真で見るとそうでもないですが、実際はかなり荘厳で、ただならぬオーラをまとってました

最後は、帰り間際に立ち寄った休憩処「若松屋」の抹茶アイス最中とコーラ
この時のツアー参加者はおよそ20人近くいましたが、このときあまりにも気温が高くみな喉が渇いていたのか、若松屋さんにほぼ一極集中でクールダウン
おかげでアイスコーヒーが売り切れ状態になってました
こんなことはめったにないらしく、アイスコーヒーを諦めてコーラにしましたが、いずれにせよ一気飲みしました
抹茶アイス最中はボリューミィで美味でした!
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あとがき
大内宿は、実は今年2月に行われた「大内宿雪まつり」にプライベートで訪れたばかり
そのときはあくまでも夜間の雪灯籠のライトアップ見たさで訪れたので、明るい時間帯での様子を見ておらず、いつか新緑バージョンもリベンジしたいなぁと思っていた矢先のツアー参加だったので、個人的にはかなりラッキーでした
ご縁ってあるんだなぁと、つくづく感じました
大内宿では防水対策の一環で毎年9月1日の防災の日に、集落一帯で放水がなされるそうです
それは今では白川郷のように観光の目玉にもなっているらしく、当日は多くの観光客が訪れるとか
わたしも、また次回はそれが見てみたいな、思いました
おしまい
<All Photos by Mayumi>
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