(公開日2024/09/29)
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どれだけ科学技術が進歩しても、まだまだ人智の及ばぬ自然の神秘が数多く存在する地球。
それは尊く感動的で、ときに脅威と畏れを為すものであっても、多かれ少なかれわたしたちの感情を突き動かす何かを秘めていますよね。
そんな神秘のベールに包まれた秘境の川が、フィリピン第2の島・ミンダナオ島にも存在します。
今回は、日本人にはまだなじみの薄いフィリピンの秘境「エンチャンテッド・リバー」をご紹介します。
<エンチャンテッド・リバーでのオフショットご紹介>
2017年からエンチャンテッド・リバーの水中洞窟上は遊泳禁止となりましたが、
それ以前の2015年に訪れたときは普通に泳げました
なので、そのとき撮影した貴重なGoPro動画を切り出したものも含めてご紹介
2017年から環境保護の観点で水中洞窟上一帯は遊泳禁止になったエンチャッテッド・リバー
昔は全然普通に下まで降りて、記念撮影からダイブもできましたよ
水中洞窟が口を開くのは、大体太陽が南中を迎える午前11時前後
本当に魔法がかかったように、だんだんと洞窟が姿をあらわすのは衝撃的でした
たぶん、ちょっと日が陰ったか、ピークを過ぎた様子
水中洞窟への入口が閉じていますね
こちらからGoPro動画
当時、裏面に液晶モニターのない古いGoPro持って行っていたので、
どう撮れているか分からないまま適当に撮ったやつです
辛うじてちゃんと撮れていたお魚たちの群れ
ちなみに、禁漁区です
原則、エンチャッテッド・リバーではライフジャケット着用が必須ですが
泳ぎ慣れている現地の人は、当時はジャケット外して泳ぐ人もいました
足つっておぼれたら30mの水底ですよ…
わたしはとても怖くてできませんでした
どこまでも吸い込まれそうな青の洞窟
点々はお魚たち
少し潜って、下から見上げて撮ってみました
あの洞窟の底へ吸い込まれたらと思うと震えが来ます
それぐらい、怖くて美しかった
水中から青い光の柱が何本も放射されていて
もう何というか、言葉を失いましたね
このとき偶然、日本で働いてて、たまたま休暇で実家に戻ってきたというフィリピーナの女性に声をかけられました
「こんな危ないところに日本人一人で来るなんて、どうかしてる」と呆れられました
まだまだ当時は、反政府ゲリラが潜伏しているとのうわさが流れてて、ちょっと物騒だったそうです
でも今はたぶん平定されているハズ
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わたしがエンチャンテッド・リバーを訪れたのは、2015年と2019年です
現在の様子をいろんな人のブログやFacebookなんかを見ると
フードコートが出来たり、ビジターセンターが出来たり、だいぶ施設が整備されてきているようです
でも、相変わらず、「脱衣所が少ない」「トイレが壊れてる」「シャワーが無くてホース」などの苦情もあったので
その辺はフィリピン流で変わらないようです
とはいえ、南スリガオ州は観光にかなり力を入れてる様子が分かり、
無料WiFi設置した!と広報されていました
なので、昔に比べてもっと情報も増えて、行きやすくなっているかと思います(その分混雑もあるかもですが)
世界中を旅して、こんな川出会ったことないので、ぜひフィリピンへ行く予定があれば、立ち寄ってみてください
<All Photos by Mayumi>
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