(公開日2024/12/23)

不要不急の外出禁止や自粛ムードのコロナ禍で広まったテレワーク。
出社しない働き方が見直されるなか、ポストコロナのあたらしい働き方として注目されたのが、仕事と休暇を組み合わせた「ワーケーション」です。
あたらしい働き方、観光スタイルでもあるワーケーションは地域や観光事業者にとってもビジネスチャンス。
リゾート地の代表格である沖縄も誘致に力を入れています。
というわけで今回は、沖縄で体験したワーケーションモニターツアーとその魅力をご紹介します。
<沖縄・うるま市ワーケーションツアーでのオフショットご紹介>
本編では紹介できなかった沖縄うるま市で参加したワーケーションツアーでのオフショットをご紹介します

今回のワーケーションの拠点となった「沖縄グランメールリゾート」
本来的にはうるま市4島の浜比嘉島を拠点としたいところでしたが、
あいにく修学旅行などとバッティングして宿が取りにくく、
本島側にあるホテルとなったそうです
住宅街の高台にあるリゾートホテルでした

あいにく海は遠く見晴るかす立地でしたが、
幸い、客室からの街灯りの夜景はもとてもきれいでした

ホテルでいただいた宴の夕飯
沖縄郷土料理の懐石がズラッと豪華!
新鮮な地魚のお刺身やブリしゃぶ、特産の海ブドウやもずく、てんぷらなど、多彩な郷土料理に舌鼓
ノンアルのオリオンビールをいただきました

今回参加したのは「ワーケーションツアー」
ワーケーションとは、Work(ワーク)とVacation(バケーション)をもじった造語
というわけで、バケーションも目いっぱい楽しもう!ということで連れていかれたうるま市4島の最北端、伊計島
ここは100年続くという、沖縄でも数少ない共同売店の一つ、「伊計島共同売店」
共同売店とは、集落の有志が新鮮野菜や特産品、手作り雑貨、お総菜など思い思いに出店するミニミニスーパー
こじんまりとしてますが、結構面白かったです

共同売店には、伊計島にしか栽培されていないという「黄金芋(おうごんいも、伊計島では“くがにいも”)」も販売されていました
黄金芋は、その名の通り、中が真っ黄色で、ねっとりした甘さが特徴だそうです
是非食べてみたかったですが、買って帰れないので…断念
で、次に目に留まったのが、島のお母さんが作った「世界一のサータアンダギー」(1個130円)
島の小麦を使ったボリューミィで食べ応え満点のサータアンダギー
世界一かどうかはともかく、すごく美味しかったです

世情に疎いので、訪れたときはピンときませんでしたが、
今話題らしい、「N(エヌ)高等学校」
角川とドワンゴが開設した、インターネットと通信制高校を組み合わせた、高校卒業資格も取得できる現代の高校
要するに授業は基本オンラインで、でもたまに通いたい、ワークショップやイベントだけはリアルで参加したいといったときは現実の学校に通うことができる、自由な校風がウリ
なんでも、日本一の生徒数を誇るらしい
卒業生(在校生)には、若手のスポーツ選手やタレント、著名人も結構多い
このN高等学校建設について当時は反対派も多かったそうですが、
今では島の人の意識も変化して、島が活気づいて、伊計島共同売店とも良い相乗効果が得られているそうです

島ネコはどこでもよく見かける
浜比嘉島では観光名所「アマミチューの墓」の近くでくみちゃんおばあが保護猫のためにもずく売っていることもあり、猫が特に多い印象

比嘉港近くで見かけた、意外な最先端自動販売機「どひえもん」
いわゆる冷凍食品の自動販売機ですが、そのレパートリーがなかなか斬新
ガーリックシュリンプ(800円)、チキン赤ワイン煮込み(700円)、ラフテー(500円)、牛タン(1300円)、チャーハン(700円)、ナゲット(600円)、ヤギ汁(1000円)、和牛赤ワイン煮(1000円)、白身魚ときのこの香草バター(600円)、やきそば(700円)
どういチョイス!?
しかし、ヤギ汁が1000円とトップクラスに高くて、なるほどと思いました

観光名所「シミルチュー」から「アマミチューの墓」へ向かう沿道で見かけた名もなき絶景ビーチ
ちょっと古宇利島にあるハート岩の風景に似てました

浜比嘉島に唯一残る、伝統製法による天然製塩所「高江洲製塩所」
そこで体験させてもらった製塩作り
同じ材料、分量、器具なのに、出来上がった塩は確かに味が微妙に異なっていてびっくり
混ぜ方、混ぜるスピード、火を止めて器に盛るタイミングなど、ちょっとした条件の違いで味が変わるそうです
とりえあず、この塩で握った塩むすびは美味しかったです!

2日目の夕飯は自由だったので、
知る人ぞ知る沖縄B級飯の一つ、沖縄ファミリーマートの沖縄限定フードへ!
沖縄にもセブンやローソン、ファミリーマートといった大手コンビニが進出してますが、
ファミリーマートに限っては「沖縄ファミリーマート」として独立してるんですよね
なので、オリジナルの商品開発とかコラボとかしていて、いろんな沖縄限定フードが楽しめるという
というわけで、ホテルからわざわざ少し離れたファミマへ物色してきました
チープで大衆的だけど、意外と美味しかった!
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フリーのトラベルライターみたいな仕事していると、
常に「ワーケーション」的な働き方しているので政府主導の取り組みは何を今更…といった感も否めないのですが
まぁそれはさておき、
働き方のスタイルは人ぞれぞれ、柔軟で多様な方が、人生刺激的でとても良いと思います
生真面目で勤勉、周りの目をひどく気にする国民性の日本人の間に浸透させるのはなかなか一苦労だとは思いますが、政府・企業主導でぜひ普及して行ってほしいですね
とはいえ、誘惑が多すぎても、ちゃんとメリハリできる人・できない人と分かれそうなので、外で仕事するなら自己管理能力も高めないとだめですね!
おしまい
<All Photos by Mayumi>
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