※本稿は某サイトの「おでかけ」向け記事として書いたもののうち、お蔵入りになった記事をご紹介しています。内容は2019年10月現在のものです。

茨城県取手市「親王山延命寺」について

茨城県取手市の「親王山延命寺」
茨城県取手市にある「親王山延命寺」

JR常総線ゆめみ野駅からおよそ2km、小貝川の心地よいせせらぎと緑に包まれた静かな住宅地にたたずむ親王山延命寺。

当寺のご本尊は延命地蔵菩薩で、かつて自らを「親王」と名乗った平将門ゆかりの地として将門およびその一門を供養するために建てられたと伝えられています。

 

延命寺の美しい日本式庭園
延命寺の美しい日本式庭園

客殿前の庭は手入れが行き届き、枯山水の石庭など純和風の日本式庭園が心を和ませてくれます。春にはソメイヨシノ、秋には紅葉が境内を彩り、四季折々の草花を愛でることができます。

 

何ともキュートなブロックで押さえられた金魚の池
何ともキュートなブロックで押さえられた金魚の池

客殿控室の玄関脇に設置されたかわいらしい金魚の池。

防犯用にか、上にかぶせられた金網の押さえのブロックもまた何ともキュート。ちょっとした遊び心が心憎いですね。

 

延命寺の目の前に広がる小貝川と湿原
延命寺の目の前に広がる小貝川と湿原

延命寺の目の前には小貝川が流れ、美しい湿原が広がっています。

河川敷にはサイクリングロードが整備され、ちょっとしたお散歩コースに。

また、水神様が祀られた岡堰水神岬公園ではベンチに座ってくつろぐ人、釣りに講じる人々など、皆思い思いに余暇を楽しみ、のんびりした時間が流れていました。

<親王山延命寺>
茨城県取手市岡987
0297-85-8610
HP:http://torideoka-enmeiji.net/index1.html

 

樹齢1600年?!安産祈願で霊験あらたか「地蔵ケヤキ」

お地蔵さんらがお出迎えしてくれる高源寺
お地蔵さんらがご参道でお出迎え、高源寺

延命寺から徒歩16分、田んぼに取り囲まれた閑静な住宅地の一角にひっそりたたずむ「高源寺」は、地域に愛される地蔵尊として知られています。

 

樹齢1600年といわれるケヤキの巨木
樹齢1600年といわれるケヤキの巨木

境内の中心には、樹高約15m、幹周り9.8m、樹齢1600年といわれるケヤキの巨木がそびえ立っています。

その昔、寺が火災に見舞われた際、ケヤキの幹が焼失。その空洞化した幹の足元にはいつしか子育て地蔵菩薩様が祀られていたといわれています。

 

安産・子育てに霊験あらたかなケヤキの祠のお地蔵様
安産・子育てに霊験あらたかなケヤキの祠のお地蔵様

赤いおべべをつけたこのお地蔵様は、安産・子育てに霊験あらたかとされ、各地から女性の参拝者が絶えないそうです。

そんな地蔵ケヤキは茨城県指定の天然記念物。

境内には、地蔵ケヤキに負けないほどの立派な巨木が立ち並び、ただならぬオーラをまとった空間でした。

 

<高源寺>
茨城県取手市下高井
0297-74-2141
取手市公式HPより:https://www.city.toride.ibaraki.jp/maibun/bunkakatsudo/rekishi/shitebunkazai/jizokeyaki.html

 

取手市民憩いの場~緑豊かな小貝川リバーサイドパーク

市民憩いの場「小貝川リバーサイドパーク」
市民憩いの場「小貝川リバーサイドパーク」

小貝川リバーサイドパーク(小貝川緑地)は、高源寺から東へ約7kmの場所にある市民憩いの都市公園。

野球場やテニス場、多目的広場、体育館、ポニー牧場まで揃った運動総合公園で、休日には草野球の試合などで熱のこもった声援が響き渡り、活気に溢れた公園です。

 

河川敷のサイクリングロード
河川敷のサイクリングロード

河川敷に広く渡されたサイクリングロードでは、自転車、ジョギング、ウォーキングが楽しめます。

また、土手にはバーベキュー広場も設置されていますが、あいにく、2019年10月に発生した台風19号の影響で当面休業予定となっています(2019年10月現在)。

 

「小貝川フラワーカナル」に広がる四季折々のお花畑
「小貝川フラワーカナル」に広がる四季折々のお花畑

小貝川の見どころは「小貝川フラワーカナル」。河川敷には春にポピー、秋に彼岸花とコスモスが約1.1kmにわたって咲き誇ります。

ただし、台風19号の影響でコスモス畑はことごとくなぎ倒され痛々しい姿に。そんな中でも健気に花を咲かせるコスモスを見てちょっと癒やされました。

きっと近い将来、また一面壮大なコスモス畑が復活されるハズですね。

<小貝川リバーサイドパーク(小貝川緑地)>
茨城県取手市中内
0297-74-2141(取手市役所 水とみどりの課代表)
利用時間:9:00~17:00
取手市公式サイトより:https://www.city.toride.ibaraki.jp/mizutomidori/shisetsu/005.html

 

一番搾りがその場で試せる!大人の社会科見学「キリンビール取手工場」

キリンビール取手工場を工場見学!
キリンビール取手工場を工場見学!

企業立地面積全国No.1の茨城県は、知る人ぞ知る工場見学のメッカ。

取手市といえば、「キリンビール取手工場」「明治なるほどファクトリー守谷」「アサヒビール茨城工場」「雪印メグミルク阿見工場」など大手製造メーカーの工場が群雄割拠のごとく乱立しています。

そこで、今回は「キリンビール取手工場」に潜入してみました。

 

人気の「キリン一番搾り おいしさの秘密発見ツアー」
人気の「キリン一番搾り おいしさの秘密発見ツアー」

一番人気の「キリン一番搾り おいしさの秘密発見ツアー」は所要約80分(無料)。

ガイドの案内に従って、実際の工場をめぐりながら、一番搾りのビール製造工程やおいしさの秘訣を学んでいきます。

写真は巨大な銅製の仕込釜!この窯ひとつで350ml缶約30万本分が仕込まれてるそうです!

 

昔なつかし、多田北烏画伯による美人画ポスター
昔なつかし、多田北烏画伯による美人画ポスター

醸造工場を見学した後は、専用バスでパッケージング工場へ移動。こちらでは瓶詰め・缶詰めの工程が見学できます。

工場の壁には大正から続く歴代ポスターが掲示され、とりわけ目立つのは当時のキリンビールパッケージを代表する多田北烏画伯による昭和レトロな美人画デザイン。素朴な中にも気品が溢れ、実に洗練された画風です。

 

お待ちかねの試飲タイム!制限時間は約25分!
お待ちかねの試飲タイム!制限時間は約25分

さて、見学後はいよいよお待ちかねの試飲タイム!

制限時間は約25分で3種類の一番搾り(通常、黒生、プレミアム)の中からテイスティングできます。

それぞれをより美味しくいただける専用グラスでビアサーバーから直に注がれます。なお試飲はお一人様3杯まで。

ではみんなで乾杯しましょう!

 

ツアー参加者にはお土産付き!
ツアー参加者にはお土産付き!

もちろん、車で来ている場合は、ノンアルコール「零ICHI(ゼロイチ)」やソフトドリンクも選択可能。

ビールのつまみはキリン工場限定のオリジナル柿の種チーズ味です。

ガイド付きの工場見学におつまみ付きのテイスティング、これすべてタダとは!ここに遊びに来ない理由はないですね!

<キリンビール取手工場>
住所:茨城県取手市桑原188-1
電話:0297-72-8300(工場見学受付時間9:15~17:00)
月曜日定休(祝日の場合は営業、翌営業日が休館)、年末年始休
工場見学は事前予約制(WEB・電話)
HP:https://www.kirin.co.jp/entertainment/factory/toride/
※土日祝日は工場は稼働停止のため、説明のみ

 

取手ご当地グルメを楽しもう!「そば処 弘昇庵」

取手市ご当地グルメ「鳥手羽かくれんぼ」が楽しめる「弘昇庵」
取手市ご当地グルメ「鳥手羽かくれんぼ」が楽しめる「弘昇庵」

キリンの工場から約3km、JR常総線寺原駅から徒歩10分の場所にある「そば処 弘昇庵」。

昔ながらの古風なお蕎麦屋さんで、店内もなかなかの昭和レトロの空気が漂っています。

そんな弘昇庵では、取手市が売出し中のご当地グルメ「鳥手羽かくれんぼ」が楽しめます。

 

弘昇庵で人気のとんかつ・ミニそば定食と鳥手羽かくれんぼ
弘昇庵で人気のとんかつ・ミニそば定食と鳥手羽かくれんぼ

江戸時代、かつて取手を「鳥手(とりで)」と表記していたことにちなんで開発されたご当地グルメ「鳥手羽かくれんぼ」。

手羽先に具を詰めて揚げたおつまみメニューで、参加店によってその詰め物の具が異なります。
今回は、弘昇庵で一番人気のとんかつ&ミニそば定食と一緒に鳥手羽かくれんぼを実食します。

 

お米が練り込まれた野菜餃子のような味わい
お米が練り込まれた野菜餃子のような味わい

弘昇庵の鳥手羽かくれんぼはお米が練り込まれた野菜餃子のような味わいで、外はカリッ、中はジューシー、塩コショウがしっかり効いてお酒のアテには最高です。

ぜひ取手にお越しの際は一度お試しあれ。

<そば処 弘昇庵>
住所:茨城県取手市寺田5165-3
電話:0297-74-5994
営業時間:11:30~20:00
火曜日定休
「観光いばらき」HPより:https://www.ibarakiguide.jp/db-kanko/id-0800000003297.html

 

以上、茨城県取手市の延命寺を参詣された際におすすめしたいスポットでした。

取手は川に囲まれた緑豊かな町であり、一方で工場見学のメッカでもあって観光スポットが盛りだくさん。

ぜひ延命寺とあわせて取手を楽しんでくださいね。

※本文は2019年10月現在に取材したものです。現況は各HPをご参照ください。

 

 

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事