Tajikistan
(訪問時期:2018年9月)
中央アジアのタジキスタンもまた、旧ソビエト連邦から独立してまだ30年ほど
タジキスタン自体の歴史は100年ちょっとなので、国としての歴史はかなり浅い
しかし、シルクロードという大きなくくりの中ではとても長い歴史を持っているため、一義的に、「この国のご当地メニューはこれ!」とはあまり言えないらしい
とりあえず、首都ドゥシャンベに着いた日の夕方、夕飯を物色しにホテル近くの地元の繁盛店を覗いてみました
時間も夕飯時だったせいか、店内で食べる人、テイクアウトする人、ほどほどに店内は込み合ってましたね
メニューを渡されるもロシア語あるいはキリル文字でさっぱり解読不明
英語併記がないので、かろうじてあった写真で判断するしかない
と、困っていたら、唯一、英語が話せた恰幅の良い陽気なおばちゃんが気を利かせてくれて
「マトンのスープがタジキスタン名物よ!」
とおすすめしてくれました
が、食材切れと厨房からオーダーストップ
そこで、「ライススープもローカルフードよ!」とオススメされ、ついでにサラダとナン、マントウもオーダー
運ばれてきたのがコチラ
これは「ボルシュБорщ」といわれるご当地スープらしい
いわゆるロシアやウクライナ料理のボルシチに近い
タジキスタン流は(というか、このレストランでは)、ビーツかトマトスープの底に粒粒ライスが沈んでいる
日本で言う、おじやに近い
味付けは素朴というかシンプルでちょっとした塩味、それにサワークリームでマイルドな酸味に仕上がっている
正直、味は可もなく不可もなく、で何よりお腹にたまらない
どちらかというと、付け合わせでオーダーしたチーズサラダの方が、新鮮でボリューミィで、想定外に旨かった
次に、この巨大なシュウマイあるいは餃子みたいな「マントウ」もご当地グルメの一つ
マントウは中国語の「饅頭 Mantou」から来ているのか、それともチベット由来のモモなのか
餃子のような皮に羊のひき肉と野菜を入れて蒸したもので、
見た目ジューシーそうに見えて全くジューシーじゃない
ポソポソした餡で、マトンゆえにちょっと臭みもある
添えられたサワークリームのようなディプをつけていただくのですが、後味はすっきりするも、正直、微妙だった
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タジキスタンのナンも、ウズベクやキルギスに比べてパサッとした印象だし、全体的に味が薄い印象がある
塩が手に入りにくい内陸たる所以なのだろうか…
国土のほとんどが山岳地帯で、国土の半数が標高3,000m以上の国・タジキスタン
地政学的に○○スタン系の中でもより貧しい部類に入るため食事情が充実してるとはいえないですが、まぁ、そんな中でもご当地メニューが味わえて良かったです
終わり
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