(公開日2017/06/05)
※Compathyサイト閉鎖に伴い、同サイトに寄稿した記事を転載したものです
こんにちは、Compathy MagazineライターのMayumiです。
大きな岩は世界中どこにでも転がっていますが、それが巨大な一枚岩となると、そこに自然の神秘や神の存在を感じずにはいられませんよね。
今回は巨大は巨大でも、とびきり規格外の一枚岩の絶景を5つ厳選してご紹介します。
エアーズロック(オーストラリア)
「世界の中心」「地球のへそ」と形容され、世界でもっとも愛されていた聖地エアーズロック。先住民アボリジニの言葉で、「ウルル」でも親しまれる巨大な一枚岩です。
朝陽や夕陽を浴びて赤く染まる神秘の一枚岩。
しかし、わたしたちが目にするその姿は実は全体のほんの5%程度。その大部分は地中に埋もれています。太古の昔は8,000m級の山だったといわれ、大昔の地殻変動により土砂に埋もれて現在の姿になったといわれています。
なお、エアーズ・ロックが世界最大の一枚岩と勘違いされやすいですが、実は世界で2番目の大きさ。世界最大は次項でご紹介する「マウント・オーガスタス」です。
マウント・オーガスタス(オーストラリア)
西オーストラリアに位置するマウント・オーガスタス。
こちらが真の世界最大の一枚岩で、エアーズ・ロックの約2.5倍の大きさを持ち、創生の時代もさらに古く約16.5億年前にさかのぼるといわれています。
アクセスが不便で観光地化が進まず、知名度はイマイチ。
とはいえ、国立公園にも指定され、トレッキングやキャンプ等が楽しめます。また、7月から10月の間だけワイルドフラワーの花畑が出現することでも有名です。
シギリヤ・ロック(スリランカ)
スリランカ中央部、ジャングルの奥地にひっそりたたずむ巨大な一枚岩のシギリヤ・ロック。標高370mの岩山に設けられた1,000段の石段を登りきると、そこにはかつての王宮跡が残されています。
紀元5世紀頃、父親殺しの王が岩山の上に王都を築いたのがこのシギリヤ・ロック。しかしその11年後、腹違いの弟に討たれ、はかなく散ってしまいました。
皮肉にも、そんな悲劇の歴史すら、シギリヤの美しさに華を添えています。
ラ・ピエドラ・デル・ペニョール(コロンビア)
コロンビア第2の都市メデジン郊外にあるラ・ピエドラ・デル・ペニョール。
標高220mの黒く巨大な一枚岩には、まるで靴ひものようなジグザグの階段が設置されています。その異様な光景から「悪魔のタワー」の異名を持っています。
740段の階段を登り切った先に広がる360度の大パノラマ!湖と小さな浮島が織りなす、絵本のようなかわいらしい景観を独り占めできます。
ちなみに、近郊にはカラフルな村で知られるグアタペもあり、観光スポットが目白押しです。
メテオラ(ギリシャ)
ギリシャ北西部、セサリア地方にある奇岩地帯。岩の上にはキリスト教の修道院が建立され、その姿から、ギリシャ語で「中空の」を意味する「メテオラ」と名付けられました。
もっとも大きなものでは高さ400mにおよび、まさに俗世を断ち切った理想的な環境として修道士に好まれたそうです。
60以上存在したメテオラ修道院のうち、現存する6つは今でも拝観可能。フレスコ画や貴重な美術品などが見学できます。
おわりに
巨大な岩は、その巨大さゆえの畏怖の念から、絶大なるパワーを秘めた崇拝の対象として、あるいは先住民の聖地として長らく親しまれることが多いですよね。
ぜひ絶景を堪能しつつも巨大岩と大地からパワーを授かって、旅も人生も上向きでエンジョイしてみてはいかがですか。
5選の中で訪れたことがあるのは以下の2件のみ
■エアーズロック(ウルル)
13年前、四駆のランクルで1週間ほど
レンタカー車中泊を重ねながら西オーストラリア一周制覇したとき
もちろん立ち寄ったエアーズロックこと「ウルル」
ウルルは本来アボリジニの聖地、
そしてアボリジニの間ではウルルには登ってはならない鉄の掟があるとは聞いてました
しかし、ちょうどその当時、ドラマ「世界の中心で愛を叫ぶ」が大ブームで
ミーハー心が勝って、つい周り流されしまい登山決行
世界の中心で愛は叫んでないですが
登り切った達成感にひととき酔い知れウルルを去ったのち
もれなくスピード違反で捕まりました
アボリジニの神の呪いかも……
■シギリヤロック
シギリヤロックの入場口にて
関西弁を上手に話す若いスリランカ人のお兄さんがしつこくガイドに申し出てくれて
あまりのしつこさにやむなく雇ったところ、
ガイドそのものは丁寧で詳細で親切なのですが、
やたらとスキンシップが多く、しかもため口
最後までしつこく飲みに誘われましたが断固拒否
その数日後、偶然出会った日本人女性から
彼が日本人女性をターゲットにした結婚詐欺師だという事実を聞かされました
こんなこともあるんだなーとかなりびっくりしたのを憶えています
以上、思い出話でした
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