【訪問場所 Visited Site】ソコトラ島 Socotra Islands, Yemen
※文中の料金等は2020年3月現在のものです
ソコトラ島訪問マップ Socotra visited Map
キャンプ生活およびソコトラ島滞在最終日の6日目、首都ハディボのまちの様子をご紹介します
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本日のプログラム
本ページでは、首都ハディボでの町の様子が中心です
- アリヘル・ビーチ Arher Beach:白い砂丘とふしぎな光景がみられるビーチ
- ホムヒル・プール Homhil Pool:天空のインフィニテイプール
- ホムヒル自然保護区 Homhil Protected Area:龍血樹とボトルツリーの群生地
- ハディボ・シティ Hadibo City:ソコトラ島首都、ツーリストホテルあり
ソコトラ島最終日の夜は、初日に泊まったハディボのソコトラ・ツーリスト・ホテルに滞在しました
首都ハディボにて
首都ハディボのホテルに到着したのは午後15時前後
お土産を買いたいとリクエストしていたので
「15時半に迎えに来るから用意しといて」といわれ
慌ててシャワーを浴び、汚れた服を着替えてホテルロビーにて待ち合わせ
ガイドのサイーズくんも実家で着替えを済ませ
なぜか彼の英語の教え子という青年とともにやって来ました
教え子という青年はソコトラ島出身とは思えないほど
イマドキのおしゃれ系男子で意外過ぎる

まちの露店では揚げモノやパンなど
ローカルフードが売られていました
普段ならこういうのB級グルメは大好きなのですが……

ホテルにてひさびさにネットにつながったとき
衝撃的なメールが届いていたので、
ショックで立ち直れず、せっかくおごってもらったのに一切味覚えてない

生活雑貨の商店
店番のヤギ

店潰れているように見えるけど、ちゃんと営業してます

一応これでもソコトラ島の目抜き通り

ソコトラのブティック

わたしがお土産の買い物したいのに、
なぜかサイーズくんの買い物に付き合わされてます
頭に巻くスカーフを新調したいらしい
知らんがな

ソコトラのしまむら的(!?)ファッションセンター

これらはブランケットでもショールでもなく
いわゆる、イエメン男性が身に着ける腰巻き布(「マワズ」というらしい)
国内生産ではなく、「MADE in CHINA」「MADE in Afghanistan」「Pakistan」でした

子供服、靴、サンダル、バッグ……
まさに、ソコトラのしまむら

品ぞろえ豊富

女性はこちらのブースに多くたむろっていました
厳格なムスリムのイエメン女性は
目だけしか出さない黒装束アバヤでおしゃれを勝負する
なので、袖元の刺繍や布の素材そのもので違いを見せている
やはり値段が張るものはそれなりにおしゃれ
アバヤはシンプルなものでUSD18~でした

別のお店にも入ってみました

大して代わり映えしないラインナップ

ただ、この店が取り扱うアバヤには
黒だけじゃなくブラウンやベージュもありました
町中で着てる人、見たことないので部屋着かもしれないですね

わたしのことはそっちのけで
弟子を巻き込んで、自分の買い物に夢中のサイーズくん
ちなみにソコトラでは、
男子の頭に巻くスカーフはしたいときにすればいいものであって強制ではないらしい
なので、弟子くんは首に巻いています

スカーフを試着しているところ
わたしもここで巻いてもらいましたが
ソコトラでは、女子が巻くことはありません
とはいえ、デザインがキレイなのにで
ここでカシミールのスカーフをひとつ買ってみました(YER6000=約900円ぐらい)
とても軽くて肌触りがよくて中東っぽいデザインがお気に入り

ソコトラ島の男性は、特に親しい間柄となると
手をつないで歩く文化があります
決してソッチの気があるわけではありません(戒律的に無理でしょう)

やっぱり、ソコトラでも世界のTOYOTAが多い
まぁ、正規かどうかは不明ですが……

龍血樹のナンバープレート
暗号文みたいでかっこいい
変な日本語のTシャツ欲しがる外国人の気持ちがちょっと分かる

自転車を乗り回す少年たち

ここはホームセンターかな?

ソコトラ島の民家の門扉はかなりおしゃれ
ソコトラというより、中東の文化でしょうか
表札代わりなので家庭ごとに一つ一つがオーダーメイドらしい

こちらも、色使いがおしゃれ

唯一無二の各家庭の門扉
近くのドア工房には、りんごやカワイイ系のデザインもありました

地べたに座って談笑するおっさんたち
発展途上の国では割とよく見る光景

道端にたまったゴミ
こういう箇所は多い
放し飼いしているヤギが天然バキュームとして食べてくれるそうです

町唯一のスポーツスタジアムにてサッカー観戦
サッカーは万国共通の人気スポーツ
娯楽が少ないソコトラ島でも大人気でしたが、
珍しい外国人(わたし)を見つけるやいなや、視線が一気に集中しました

なぜか「撮って撮って!」とポーズする男性
男性は割とノリがいい

スタジアムの入口に立った瞬間、
観客の視線が一斉にこちらを向きました
こわっ

ヤギも観戦中
ちなみに、ソコトラ島の男性は
地べたに体育座りするときに自身のスカーフをからだに巻きつけます
これで体育座りが楽になるそうです
生活の知恵ですね

ここもごみが散乱
「プラスチック以外はヤギがぜんぶ食べてくれるからゴミ捨てて平気だよ」
とポイ捨てしてたけど、
ヤギにも食べ物を選ぶ権利があるでしょう

スタジアム外の野菜売りの露天商さん
「日本から来た」と伝えたら
「おー!ジャパン!ウェルカムッ」って歓迎してくれました
コロナのことが気がかりで人と接するのを構えてしまいますが
大人は割と気にせず好意的

ソコトラ島には公共交通機関がないって言われてましたが、
一応、ワゴンバスを見かけました
とはいえ、このオンボロバスでスシ詰め状態……
まぁ、発展途上国あるある

彼方にそびえ立つのはソコトラ島最高峰・ハギーレ山
シナイ山みたいで神秘的なたたずまい
標高は1500mほど
ラクダトレッキングが有名です

ソコトラの女子御一行に遭遇
黒装束に身を包み常に控えめ
もちろん女子は原則写真撮らせてくれない
(こども以外で)基本的に表に出てこないソコトラ女子との交流はほぼ皆無でした

乾燥させた龍血樹の赤い樹液(サップ)
かつては赤いダイヤとまで言われた赤い樹液は、今や二束三文の価値
とはいえ、ここでしか手に入らない貴重な品なので記念に買うことにしました

龍血樹(サップ)一袋500イエメンリアル=約80円
安いですねぇ

ソコトラでは養蜂もしていて、
ソコトラ産のはちみつらしいです

こどもの工作みたいな陶芸品
誰が買うのかな……

土産物屋のお隣で営まれていた理髪店
「写真撮っていい?」とジェスチャーしたら「OK!」と
オリエンタルからアフリカンまで、いろんな顔立ちの方がいますよね

ホテルに併設されたレストランにて最後の晩餐
明日同じ飛行機でカイロへ戻る外国人らもまた、皆ここで最後の夜を楽しんでいました
(ただし、イスラム教はお酒NG)

ソコトラ島ではめずらしい猫
猫はいるのに、なぜ犬はいないのかがふしぎ
(建前上は、生態系を壊さないように、だそうです)

これがソコトラ島での、正真正銘の最後の晩餐
このレストランのホブスが焼き立てで
外はパリッと中はもちっと、香ばしくほんのり甘く、そのままでも美味しい絶品

このトマトとチーズ、チリソースを混ぜ合わせた「サーワク」というソースが大変お気に入り
あ~、また食べたいなぁ

二人と親しいという、別ツアーの現地ガイドさんが相席
でも、とても気さくでいい人でした

というわけで、
夕飯を済ませて部屋に戻ってからは、
もう一度シャワーを浴び、洗濯、荷物や写真の整理を済ませ
久々のホテルでまったりしながら
なかなかつながらないネットにイライラしつつ、
ソコトラ島最後の夜を迎えました
ソコトラ編終わり