【訪問場所 Visited Site】ソコトラ島 Socotra Islands, Yemen
※文中の料金等は2020年3月現在のものです
ソコトラ島訪問マップ Socotra visited Map
キャンプ生活最終日の6日目、今回は島東部に位置するホムヒル自然保護区とホムヒル・プールをご紹介します
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本日のプログラム
本ページでは、島南東部のホムヒル・プールのあるホムヒル自然保護区が中心です
- アリヘル・ビーチ Arher Beach:白い砂丘とふしぎな光景がみられるビーチ
- ホムヒル・プール Homhil Pool:天空のインフィニテイプール
- ホムヒル自然保護区 Homhil Protected Area:龍血樹とボトルツリーの群生地
- ハディボ・シティ Hadibo City:ソコトラ島首都、ツーリストホテルあり
ソコトラ島最終日の夜は、初日に泊まったハディボのソコトラ島・ツーリスト・ホテルに滞在しました
ホムヒル自然保護区の龍血樹とボトルツリー群生地
ホムヒル・プールで遊ぶガイドのサイーズくんを置いて
わたしは地元ガイドの少年に連れられて
沢の上流に広がるホムヒル自然保護区にある龍血樹群生地を散策します

沢の上流の様子
見慣れた景色のはずだろうに
なぜか少年もスマホを取り出し写真撮りまくっている
ちなみに彼も英語は話せないため、ほぼ会話ナシ

少し登ったらもう目の前は龍血樹の群生地!
最終日に見納められるとは、嬉しいサプライズ!

雨季になると沢の水かさが増して鉄砲水になるのか
岩盤にはたくさんの甌穴がありました

ひたすら沢を登ります
眺めは最高ですが、とにかく暑い!

キャンプ生活2日目に訪れたのが「龍血樹の森」なら
こちらは「龍血樹の谷」ですね
素晴らしいです

ボトルツリーももれなく群生しています

ナメック星っぽくっていい感じ
これぞ、ソコトラ島の景観

サイクロン襲来以前は、もっとすごかったらしいです

15分ほど歩いて、龍血樹の木陰でひとやすみ
こうしてみると龍血樹の大きさがよく分かりますね

少年は会話ができないなりに気を遣ってくれて、
わたしの荷物を背負ってくれました
スマホばっかり見てるけど、やさしい少年です

何度見ても壮観です

マダガスカルの「バオバブアベニュー」に対して、
こちらは「龍血樹アベニュー」ですね

突如、こんな山の上にヤシの木みたいな熱帯性の樹木が生えていました
ヤシの木ってビーチ周辺に生えるもんじゃないの!?

少年が指差す方向にバスクリン混ぜたみたいな緑の水たまりが出現
何か教えてくれたんだろうけど、理解できなかった

ヤギではなく、めずらしく羊の群れに遭遇
ヤギ以外も放牧されているのをはじめて知りました

さらに15分ほど進むと建物が見えてきました

かつてのキャンプサイトか誰かが住んでいた住居跡なのか……

建物の周辺はボトルツリーに侵略されています

一応の終着点らしく、ここで少し休憩しました

彼方を眺めるとたくさん車が停まっていました
どうやら、ホムヒル・プールへアプローチできる
もう一つの登山口のようです
山から下っていく方が体力的に断然ラクのような気が

さて、いよいよ折り返します
途中、ホムヒル・プールで水浴びしていた外国人男性ら二人と遭遇
どうやら登山が難しいお年寄りらと二手に分かれたようで
彼らと合流するみたいでした
体力有り余ってる彼らは、ホントによく歩く

龍血樹アベニューもこれがラスト
名残惜しい…

ド根性ボトルツリー

上りに30分ぐらいでしたが
下りはサクッと20分で駆け下ります
ガイドくんの身軽さについてくの、年齢的にもうしんどい

ホムヒル・プールに戻ってきました
みな岸に上がって日光浴を楽しんでました

わたしも外国人ツアーの方々の会話に少しだけ参加させてもらいつつ
せっかくなので足だけ浸かりました
冷たくてとても気持ち良い
それにしても、コロナが世界中にまん延している最中、
こんな地球の僻地でヨーロッパ、アメリカ、シンガポールにフィリピンなど
実にさまざまな国から集まっています
変な感じです

10分ほど休憩して下山開始
少年ガイドくんの気遣いに触発されたのか
あるいは年上としてバツが悪くなったのか
このツアーに参加以来、最初で最後の荷物持ちをサイーズくんがかって出てくれました
欲を言えば、下山時じゃなくて、登山のとき、申し出て欲しかった

登りでは余裕が無くて気づけなかった草花にも目に留まるようになりました
これは固有種のソコトラアロエかな

固有種かは不明ですが、ソコトラサボテン

すき間さえあればどこでも成長するたくましいボトルツリー
何かの壺かとっくりみたいですね

最終的に少年ガイドくんが荷物を持ってくれました
やさしい少年です
彼には別れ間際、わたしからのお礼として、ジュースとお菓子をあげました

首都ハディボへ
無事下山して、いよいよ首都ハディボに戻ります
7日間、あっという間でした
実に名残惜しい

その前にキャンプ生活最後のランチ
ハディボ郊外を流れる川沿いでピクニックです

水深20~30cm程度の浅くてきれいな清流でした

川の中には、
あのアリヘル・ビーチの川で甘えてくれた小魚と同じ種類の魚の群れが
でもやっぱり、基本的には人が近づいたらアッという間に散ってしまいます
あれはホント、ミラクルでした

食事をするところに必ずヤギあり
ヤギ親子が参上しました

ドライバーのサラさんによる最後のキャンプ飯
これがラストと思うとだいぶ寂しい
レパートリーは少ないけど、美味しかった

「家政婦は見た」かのように物陰に隠れて様子をひっそりうかがうヤギママ

そして恒例の前菜、デーツとチャイ
毎日毎食食べているのに、全然量が減らない(きっと足されている)

最後のランチはあり合わせの食材で作った感が否めないけど
まぁ相変わらず美味しいし、ありがたいですね

その辺をたまたま歩いていた近所のおじさんが乱入
チャイを飲みながら世間話を楽しんでいました
ホント、ソコトラの人間はみんなフランクで自由

振り返りヤギベビー

と思ったら、唐突にしゃがんで放尿!

スッキリしたのか
何食わぬ顔でニッコリ微笑まれた
ヤギはうざいけど、ベビーヤギはやっぱりカワイイ

ランチを済ませ
一路、首都ハディボへ
最終日は初日に泊まったホテルと同じ「ソコトラ・ツーリスト・ホテル」に滞在
7日ぶりのちゃんとした(?)シャワーにベッド!
人を載せたこのトラックの風景も本日で見納め

首都ハディボに戻ってきました
背後にあるのはソコトラ島一高い山・ハギーレ連峰
ハディボのまちは今、建設ラッシュです
(でも高いビルはほとんどない)

というわけで、
残りの時間は首都ハディボでのまちブラショッピングです
次へ続く