【訪問場所 Visited Site】ソコトラ島 Socotra Islands, Yemen
※文中の料金等は2020年3月現在のものです
ソコトラ島訪問マップ Socotra visited Map
キャンプ生活4日目(ソコトラ島滞在5日目)、今回は島西部にあるシュウワブ・ビーチです
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本日のプログラム
本ページでは、シュワブ・ビーチを散策します
- シュワブ・ビーチ Shoab Beach:ソコトラ島随一の透明度を誇るビーチ
- デトワ・ラグーン Detwah Lagoon Ramsar Site:ソコトラ島随一のラグーン。キャンプサイト有
- ディハムリ海洋保護区 Dihamri Marine Reserve:日の出鑑賞ポイントとコーラル・シュノーケリングポイント
キャンプ生活4日目の夜は、ディハムリ海洋保護区へのキャンプサイトに滞在しました
デトワ・ラグーンの天の川
キャンプ生活もいよいよ4日目(ソコトラ島滞在は5日目)
デトワ・ラグーンのキャンプサイトからも
バッチリ天の川が見えました
さっそく撮影
が、月が沈むタイミングと太陽が昇るタイミングが短くなってきてて
撮影時間が短くなってきました
キャンプサイトも画面に入れてみました
みんなはまだ爆睡中
まもなく朝の5時、夜が明けます
洞窟おじさんの洞窟(今夜は村に帰っちゃったけど)の方角から
しらじらと夜が明けてきました
恒例の朝のマジックアワーがはじまりました
ソコトラ島随一の透明度を誇る「シュワブ・ビーチ」へ
そして本日はソコトラ島一透明度が高く美しいといわれるビーチ「シュアブ・ビーチ(Shuab Beach)」へ
ただ、本日西側の海は暴風波浪警報で
午前10時までに戻ってこないと危ない……ということから、予定を早めて早朝スタート
そのため、朝飯は6時15分からです
定番の調味料グッズ
ネスカフェは万国共通、どこにでもある
手前の缶はチャイに入れる濃厚ミルク缶
奥は大量に入ったクリームチーズの箱
ボートの出港場所であるカランシア村のビーチへ向かいます
カランシアは一応ソコトラ島第2のシティと呼ばれていますが
まぁ、こんな感じで何もなく殺風景
女性は相変わらず目だけを見せる厳格な黒装束のアバヤで身を包んでます
日曜日なのに子どもたちが通学している…
と、ここではじめて知ったのが
イスラム教の平日は日曜日スタートということ
平日が日~木曜日、休日は金曜日と土曜日
たしかにウズベキスタンに行ったとき「金曜モスク」ってあったなぁとふと思い出しました
それにしても、車の中に居ても通行人みなガン見
カランシア村の外れにあるボート乗り場に到着
ここから約50分のボート移動です
船頭さんと操縦士、ガイドのサイーズくんとわたしの4人だけで移動
いざ、ソコトラ島一透明度が高いといわれるシュアブ・ビーチへ!
時刻は朝7時半を回り、
沖合では島民が漁をしています
なかなかおしゃれなボートデザイン
みるみるうちに断崖の様子がすさまじい迫力になってきました
ソコトラ島って、こんな一面もあったのかと、改めてびっくりさせられます
ホント、絶景の宝庫
あっちこっち海蝕された洞窟だらけ
これだけ空いてたら住みたくもなるのだろうか
足元は大理石みたいになっていて
そこももれなく洞窟になってます
何だか、巨大なウシガエルのような
ナウシカに出てくる巨神兵のような
そんなことを想起させる奇岩が顔をのぞかせます
突然ガイドのサイーズくんが
「あそこから海の色が変わるよ!」と指差す方向を見ると
確かに海の青さが極端に違う
アマゾン川のコーヒーミルクほどの色の違い
急に海の中から輝きが増したかのように
一面驚くほど透き通ったターコイズブルーに!
モルディブにもタヒチにもモーリシャスにもフィリピンにも匹敵するこの海の青!
信じられないほど光輝く海
デトワ・ラグーンのビーチもかなりキレイだと思ったけれど
なるほど、確かにここはソコトラ島一透明度が高く、もっとも美しいビーチと口々に語られるだけのものがある気がします
ビーチは比較的遠浅になっていて
波打ち際は岩礁が広がっているのでボートを寄せられず
結構離れたところから海に降ろされます
ボートの船頭さんたちはここで待機
ソコトラ島には洞窟に住む名物おじさんが何人かいるらしいのですが
ここもその一つ
鳥の巣のような木の枝と石を積んで作った住居と洞窟に棲む名物おじいさんがいるんです
正確には“居た”というか、
実は昨年病気でお亡くなりになられたそう
ソコトラ島を案内する旅行会社のサイトや旅行した人のブログにはたいてい登場する名物おじいさんだったので
突然の訃報にびっくりしました
亡くなられた後は、親戚が管理してて入れるそうです
それにしても美しい…(溜息)
このアオサのこびり付いた岩礁との色のコントラストが最高に美しすぎる
ずっと見ていても飽きないですね
途中、近隣の村に棲む女の子たちから挨拶されました
外国人はとにかく珍しいようですね
10分も歩いたら洞窟おじさん家に到着!
なるほど、確かに流木と石だけでできた鳥の巣みたいな原始的なおうち……
見ると、親戚の方々がいらしてました
子どもたちが笑顔でお出迎え
特に真ん中の紫色の“ヒジャブ”をかぶっている女の子は写真が大好き
事あるごとにモデルのごとくポージングをして「撮って撮って」とせがまれます
何というか、
無人島生活に出てきそうなこの石組みの家
ついこの前まで普通に住んでいた事実がスゴイ
デトワ・ラグーンの洞窟おじさんは
今やカランシア・シティに居を構えて家族で仲良く二重生活をしているけど
ここの洞窟おじいさんは生まれてから死ぬまで一生をここで過ごしたそうです
嵐で吹っ飛ばされそうな場所ですが…根性がすごい……
眺めは最高!
今にも崩落しそうな木組みの家
しかし、ちゃんと機能的にキッチン、リビング、寝室、倉庫などに分かれてました
このザルのような屋根はなんのためにあるんだ?
リビングに招かれました
親戚のお兄ちゃんがチャイでおもてなし
お兄ちゃんはシャイで写真撮らせてくれなかった…
亡くなったおじいさんの親戚一家が定期的にこの住居のメンテナンスに訪れているそうです
たまたま遭遇したみたいでラッキーでした
とにかく写真が気になる女の子たち
よく見ると顔立ちもインド系というかアフリカ系というか
生粋のイエメン人っぽくない顔立ちしてて
カラフルなヒジャブを身にまとい、
ハディボやカランシアで見かけた黒装束の女性とは一線を画す
もしかすると先祖の起源が違うのかもしれないですね
4人姉妹の末っ子ちゃんがペコちゃんみたいでカワイイ
鳥の巣住居だけに、鳥たちがたくさん集まってきます
ソコトラスズメ
結構ふっくらしている
そして住居の背面にあるおじいさんが暮らしていた洞窟へ
洞窟からの眺め
ここは日も陰ってそれほど暑くないし
嵐が来ても津波はここまで押し寄せないし
天然のシェルターですね
洞窟内部の様子
何か色んなものが散らばっていました
冷蔵庫っぽい電化製品とか(電気引いてるの?)
洞窟は岩肌から水が漏れ出てくるので
定期的にメンテしないといけないそうです
座り心地の良い岩が軒先にあります
ここから毎日海を眺めたんでしょうか
上から見下ろした鳥の巣住居
煙が上っていたので覗いてみると
親戚一家のお母さんがホブスを調理していました
一番下の子と仲良くホブスクッキング
ホブスを引き伸ばす前の種はこんな感じなんですね
次から次に揚がっていくホブス
美味しそう……
お母さんが一個くれました♥
できたてアツアツのホブスは絶妙な塩加減でオイリーすぎず、
何をつけなくても美味しかったです♪
長女は働き者でせっせと家事炊事…
控え目で優しいお姉さんでした
金髪でどこかエキゾチックな雰囲気のお子様
かわいいですね
後編は鳥の巣住居を後にしてカランシア、デトワ・ラグーンに戻り、ディハムリ海洋保護区へ移るお話です
続く