【訪問場所 Visited Site】ソコトラ島 Socotra Islands, Yemen
※文中の料金等は2020年3月現在のものです
ソコトラ島訪問マップ Socotra visited Map
キャンプ旅2日目、今回は、島南部にあるアオマック・ビーチとザヒーク砂丘です
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本日のプログラム
本ページは、アオマック・ビーチとザヒーク砂丘をご紹介します
- ディクサム台地 Dixam Plateau:天の川と日の出鑑賞
- ダグブケイブ Dagub Cave:洞窟、もともと家畜のヤギをここで飼っていた場所
- アオマック・ビーチ Aomak Beach:白砂のビーチ
- ザヒーク白砂丘 Zahiq White Desert:ソコトラ随一の広大な白砂丘
なお、キャンプ旅2日目もディクサムのキャンプサイトでした
白砂のアオマックビーチへ
ダグブ・ケイブを後にして
今度はソコトラ島最南端にあるアオマック・ビーチへ
時間はまだ10時半
とりあえずここでランチをするらしく
サイーズくんとサラさんは食事の支度に取り掛かる
海水浴をするも良し、ビーチをぶらぶらするも良し
とはいえ、泳ぐ気はサラサラないので(シャワーもないし)
ランチまでの時間つぶしにビーチを散策
白砂の美しいビーチ
ビーチと言うか、ちょっとした砂丘ぐらいの規模はある
ビーチの風紋が美しすぎる
彼方に見える海はインド洋!
ブラジルのレンソイス・マラニャンセスに雰囲気が似ています
貝と白い砂浜と海
ザ・海って感じの風景
波打ち際、真っ白!
インド洋、きれい!
反対側は小石が敷き詰まった浜だった
どこまでも遠浅なビーチ
これなら小さなお子様でも安心して泳げますね
ふと足元を見たら、
なんとウツボが岩に挟まってウンウンもがいていた
ウツボなんてはじめて生で見た!
しかもこんな浅瀬で!
さすが異次元のソコトラ!
軽く興奮してカメラ近づけると
必死でもがいて、スルッと岩から抜けて逃げちゃった…(左上)
残念
ビーチを歩いていたら
今度は唐突にでっかい魚が横たわっていた
全長30cm以上、重さは1kgはある結構大きな魚
何なんだ、このビーチは
死後硬直していた
目も澄んでるし、どうやら死んだばかりらしい
あまりに唐突で、驚いてジロジロ眺めてたら
口の中に何かが詰まっている
なんと、ハリセンボンが喉の奥に詰まっていた
なるほど、これで窒息死したわけだ
食いしん坊の成れの果て……
あまりにみずみずしかったので
食材代わりにシェフのサラさんのところへ届けた
でも結局地元の人に渡してて、彼らが食べたかは不明
(この島では魚なんていくらでも手に入るので全然貴重じゃない…)
今度は、ソコトラ島固有のふしぎなカニ発見!
黄色のカニなんてはじめて見た!
突き出たお目々に
グローブみたいな大きな腕でファイティング・ポーズ
通常カニは近寄ると逃げてしまうのだけど
何故かこのカニはポーズを決めたまま微動だにせず
写真撮って欲しそうだったのでパシャパシャ撮ってたら
しばらくして満足げに?サーッといなくなった
このビーチにもソコトラのミステリーが詰まっていて、楽しさが尽きない
ランチの場所へいったん戻ってひと休み
別グループのソコトラ島民からおもむろに貝をプレゼントされた
日本のお土産物でもよく見るタイプの貝
ガイドのサイーズくんが見せてくれたソコトラ島のマップ
なかなか見やすい
そしてこのときはじめて
彼が旅行代理店「Happy Travel to Yemen」のスタッフではなく
単なる雇われガイドだということを知った
イエメン本土の大学で英語の教師を志し、たまたま島に戻ってきてて、お金のためにフリーでガイドを請け負っているらしい
彼も苦学生なのだ(30歳だけど)
さて本日のランチメニューは……
・じゃがいものカレー炒め
・ヤギ肉の蒸し焼き
・ご飯
・トマトときゅうり、玉ねぎとキャベツの生サラダ
・りんごとオレンジ
シンプルで素朴だけど相変わらず美味しい
そして食後は恒例のまったりタイム
彼のスマホは電波がつながっていたので
デザリングさせてもらった
ここでようやく数日ぶりにメールチェックやTwitterが出来た
トイレできる場所を探していたら
炊事場にされたであろう場所で
生々しい山羊の残骸を見つけた
命をいただくということは尊いことだけど
こういう生々しい残骸を見るとちょっと胸が痛む…合掌
ここもビーチの一角なんですが
もはやここだけ切り取ったら砂丘ですね
砂丘は美しいですが、正直トイレの場所確保が大変です
こういうとき本当に女性は不便です
ソコトラ随一のザヒーク白砂丘
ランチを済ませ、
次に向かうのはソコトラ島最大の白砂丘・ザヒーク砂丘を目指します
その途中で野良ラクダと遭遇
たぶんソコトラ島で一番大きな動物はラクダですね
ソコトラ島南東部に位置する
島最大の砂丘・ザヒーク砂丘に到着!
すぐ後ろに控える山脈と目の前に広がるインド洋に挟まれた大地に生まれた真っ白な砂丘!
想像以上にでかい!
地面には貝殻がたくさん落ちていました
貝というか、カタツムリみたいな白い巻き貝がゴロゴロ
風紋が実に美しいです(ため息)
インド洋が見えるところまでひとまず登っていきます
こんな美しい砂丘が絶海の孤島にあるとは…
初日に見たデレイシャ砂丘やさっき立ち寄ったアオマック・ビーチとは比べ物にならないほどの美しさです!
汚い足をさらして申し訳ありません・汗
砂丘はやはり裸足に限りますね
登りやすい硬い部分とサラサラの滑るところとあります
ところどころ何やら地下からパイプが出ていた
地下水を逃しているのか、逆に海からの水を引いているのか…謎
ここは比較的水分を含んだ硬い砂の斜面
見事な砂紋で、人間の想像を超える自然の造形美にただ驚嘆するばかり
また違った美しい砂紋
誰からも見えない砂丘のくぼんだところに引っ張られ
懲りずにガイドから口説かれる
中東の男はどこまでもしつこい
ムスリムの男性は宗教的に気軽に女性と付き合ったり結婚もできないので
若い男性の欲求不満はだいぶ溜まっているようです
外国人女性は甘い言葉にはくれぐれも気をつけましょうね
(このときはなんとか逃げた)
そんなことはさておき、風による砂紋がスゴイ
おしゃれな壁みたい
遠くに青く見えるのがインド洋!
海のかなたにはインドがあるんですねぇ
さすがにここからビーチまではだいぶ距離があるので歩きませんでした
眺めるだけ
シルクのようななめらかな砂丘
実は風が猛烈に強くてカメラがヤバイ
精密機械は雨水と同じぐらい砂が天敵なので、必死に隠す
突風で三脚も立てられない
中央部分は固い地面です
歩きやすい
途中、一組のベルギー人ご夫婦と遭遇しましたが、
彼らがいなくなってからは誰もいない砂丘にたった一人……
(ガイドはふてくされて車に戻ってしまった)
ひとしきり写真を撮って車に戻ったら
チャイが用意されていた
疲れたときの甘いチャイは五臓六腑に染みて、やたら旨い
17:30過ぎ
唐突に彼らにとっての礼拝の時間がはじまる
ムスリムは、朝4時、昼12時、15時、17時半、19時半の1日5回がお祈りタイム
※季節によって多少前後する
彼らはメッカに向けて頭を垂れひざまずきアラーに祈りを捧げる
一日も欠かさず一日5回祈りを捧げる
無神論者の自分がなんだか恥ずかしくなってきます
ようやく日が暮れてきました
再び砂丘に上がって落日を撮影
ソコトラ島の4日目も無事に暮れていく……
真っ赤な夕日がインド洋の水平線に沈んでいきます
あ~……完全に沈んじゃった
このあとマジックアワータイム
結局、本日も昨日と同じ村のキャンプサイトに戻ってテント泊
そして本日の夕飯メニューは
・トマトと卵、ツナの炒めもの
・ホブス
・サラダ
レパートリーが決まってきた……
でもまぁ、美味しいから意外と飽きない
というわけで、
この日は今度こそ天の川撮影のリベンジに賭けて今宵は早めに就寝しました
続く