【訪問場所 Visited Site】ダッハシュタイン山塊 Hoher Dachstein, Hallstatt, Austria
※文中の情報は2016年9月現在のものです
オーストリア中央部、東アルプスに位置するダッハシュタイン山塊
世界遺産「ザルツカンマーグート地方のハルシュタットとダッハシュタインの文化的景観」の要素の一つです
標高2,966mのオーストリアの最高峰ダッハシュタイン山を筆頭に3,000m級の壮大な連峰が広がります
その標高2,700mの断崖絶壁に設置された空中階段と天空の吊り橋は、文字通り、目がくらみそうなほどの恐怖かつ圧巻の絶景でした
高所恐怖症の方は閲覧注意です
所在地 & 概要 Location Map & Basic Information
いざ、ダッハシュタイン山塊へ

ハルシュタットからはレンタカーで約7㎞、あっという間です
有料道路なので、ゴンドラのチケット売り場でスタンプもらうとタダになります
忘れずにもらいましょう!

しばらく走ると、ダッハシュタイン山塊へのゴンドラ乗り場に到着します
駐車場からトレイルがはじまっていて、多くのハイカーがここからトレッキングスタートしてました
12月初旬の秋口までのオープン時間は7時50分です

サスペンション・ブリッジとアイスパレス入場料込で、ゴンドラ往復は大人36ユーロ
日本円で約4,400円は、ちょっとお高め
混んでいないのですぐに乗り込めます

驚いたことに、2階建てのゴンドラです
2階の展望デッキは先着10名の限定特別席
希望があれば誰でも乗り込めます

山頂駅に到着
この時点ですでに標高2,700m
山頂駅付近はスキー場並みの大雪で、さらなる山の頂には氷河があるそうです

冬場のスキーシーズンを迎え、スキー場の整備が進んでいました
標高2,700mでの高地スキーは爽快でしょうね(でも、個人的にスキーは苦手)

ゴンドラ乗り場付近にあるガラス張りのアトラクション「スカイウォーク」にて
そばに展示してあるこれは、ダッハシュタインのイメージキャラクターかな?

「スカイウォーク」というのは、断崖にせり出したガラス張りの展望台のこと
標高2,700m、足元の岩塊からは250mもあるそうです
落ちないとわかっていても、自然に足が震えますよね

スカイウォークからの絶景
下から吹き上げる風も相まって恐怖感を煽ります
鳥肌たつほど高く、そして美しいです

ゴンドラ乗り場から一番の目玉「サスペンション・ブリッジ」へ向かいます
向こう側はスキー場です

ここが、「サスペンション・ブリッジ」
いわゆる標高2,700mに架けられた「天空の架け橋」の入口です

これが標高2,700mからの眺め
谷の深さは約400mだそう
すごいところに橋を作ってしまいましたね

橋の長さは約100m
結構長い

高さ400mといえば東京タワーより高い
風で揺れるので怖さ倍増です

橋を渡ったところから見た感じ
スゴすぎて、リアル感が無い
ゲームの世界の景色みたい

橋の先にあるのが空中階段の「STAIRWAY TO NOTHINGNESS(何もない階段)」
一見、不安定そうな支柱に支えられた、断崖絶壁にせり出したガラスの階段
谷底から吹き抜ける風をもろに受け、背筋が寒くなるような迫力と美しさです

空中階段からの絶景
千葉にも鋸山に「地獄のぞき」という似たようなスポットがありますが、
あの比ではない
高所恐怖症の方はご注意を

さらにその先を行くと、
断崖絶壁に作られた氷の宮殿「アイスパレス」があります

ここがアイスパレス入口
あさイチだったからか、係員がまだいませんでした
ですが、自動化ゲートのため無事入場

ここは「クリスタルパレス」

クマと鷲の氷の彫刻もありました

これは氷の王冠(クラウン)をかぶった王様の彫刻
何の王様だったかは、忘れました
若干溶け気味

こちらは氷の「レッドブル」
翼を授ける

こちらは氷の「ドラゴン」
ちょっとかわいらしい
ライトアップもカラフルで凝ってます

動く歩道を使ってゴンドラ乗り場に戻ります

下山時は、せっかくなので2階のゴンドラデッキに乗り込みました
たまたま乗客がおらず、貸切状態
めちゃくちゃ怖かったけど、テンション上がりました

ガラス越しでないゴンドラからの眺望は、
爽快感と恐怖感と非現実感が入り混じって
言葉を失うほど、超絶景でした!

ゴンドラの屋根に乗っかりながら山を眺めるなんて、
日本ではできない経験ですよね
海外ならではの貴重な体験でした

同じ運賃なら、高所恐怖症でない限り、絶対ゴンドラデッキの利用をお勧めします!
ガラス越しでないアルプスの絶景は最高です!

今回は、オーストリアをちょっと見くびっていました
オーストリアは音楽の都ウィーンと宮殿しかないと思っていたので…
本当に息をのむ、アルプスの大自然がそこにありました
また訪れたい場所になりました
終わり
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最後までご覧いただきありがとうございました