【訪問場所 Visited Site】広尾町美幌河口付近 Mihoro-river, Hiroo-cho town, Hokkaido, Japan
※文中の料金等は2018年7月現在のものです
北海道旅を計画中、偶然見つけたこちらの記事
一面緑の海岸とは!
これは苔好きには見過ごせないスポット
そんなわけで、情報が極端に少ない中、行き当たりばったりで広尾町を訪れてみました
目次 Contents
「緑の海岸」の所在地 Location Map
・帯広からは国道236号線をひたすら約83km南下
・襟裳岬からは国道336号線をひたすら沿岸沿いに約46km北上
「緑の海岸」へのアクセス
当時の写真をごっそり紛失したので(汗)Google Earthより拝借
赤丸で囲った部分が目的の一面「緑の海岸」
衛星画像を見てもイマイチピンと来ませんね
ちなみに、海岸前は一見広々としたスペースがありますが、
実際は建物があったり柵があったりで車を駐める余裕はあまりありませんでした
まぁでも、おそろしく交通量が少ないので、短時間なら路駐しても問題ないと思われます
これが噂の「緑の海岸」!
当時は情報が少なすぎて、手探りで広尾町内を探していると、
なぜかここだけ緑のアオノリに覆われた円石海岸を発見
地図で言うところの、美幌川の河口付近に当たります
うーん、確かに青々とした緑
これが緑になる理由は、ここが淡水の美幌川と海がぶつかる河口付近だからなのか、気候条件や海流の影響も関係しているのか真相は不明ですが、確かにこの一帯だけ極端に緑一色
なかなか面白い光景です
当該記事によると、
シーズンは5月~8月初旬まで、特に緑色が濃くなるのは、6月中旬から7月上旬にかけてらしい
さらにここは通常海の下なので、当然、干潮時にしか見ることができない
なので、事前に潮見表をチェックする必要があります
■参考:気象庁「潮位予測表~十勝地方(TOKACHI)」
訪れた当日は、朝9時前後
一応、ベストシーズン、干潮のベストタイムを狙って訪れたつもりでしたが、記事にあったような輝く緑の海岸にはイマイチ近づいていない
訪れる時間を間違えたか、今年は時期がズレていたのか、そもそも記事は“盛られて”いたのか、
過剰な期待をし過ぎていて、ちょっと拍子抜け
いや、それでも十分キレイだったのですが…
「緑の海岸」で天然サクラマスの磯釣り
見慣れないよそ者が波打ち際で、不審にカメラ構えてパシャパシャやっているので、磯釣りにきていた地元若者に声かけられました
「何やってるの?」
「え?! ここ、そんなことで話題になったの?」
「ここに住んでるけど、全然知らなかった」
「これ撮るために埼玉からはるばる来たの?!」
「ずいぶん物好きだねぇ」
「この辺はどっちかっていうと、波乗りたちが集まるあそこのフンベが有名だよ」
確かに、海岸沿いにあった「フンベポイント」には、やたらと車が路駐されてました
もともとはローカルのサーファーに限られていたのですが、いつしかビジターサーファーも増えていて、知る人ぞ知るサーファーの聖地になったそうです
地元の方いわく、波の質が良いらしい
そんなたわいない会話をしていると、彼の友人で一緒に磯釣りに精を出していた男性が見事なサクラマスを釣りあげてきました
大きさ30cmはあろうかという脂の乗った立派なサクラマス!
サクラマスは川に棲むヤマメが大きくなった姿で、ここは美幌川と海がぶつかる河口流域だからこそ釣れる魚
この時期は脂の乗ったサクラマスがよく獲れるので、家庭の食卓によく上がるのだそうだ
なんだか美味しそう……
そして彼らは天然のいけすに確保しつつ、再び磯釣りを楽しんでいました
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アオノリが乾燥したら黄緑に輝く、という言葉を信じてしばらく待っていましたが、
いくら待っても輝かないので、しびれを切らして退散することに
話しかけてくれた若者たちに別れを告げ、その場を後にしました
正直、想像していたようなダイナミックな光景とはいきませんでしたが、うまい具合に朝日や夕景と重ねられたらより印象的なビジュアルになりそうです
とはいえ、ガイドブックにも載っていない、超穴場の絶景スポットでした
襟裳岬や広尾町のサンタさんまでお越しの際には、ぜひ話のネタに立ち寄ってみてください
終わり
参考情報
広尾町役場も注目していましたね
美幌川河口の緑の海岸を見てきました。じゃらん7月号にも掲載されてます。
#北海道#十勝#広尾#石#アオノリ https://t.co/l78kXF9vR5 pic.twitter.com/bmU12avlgp— 広尾町役場 (@town_hiroo) July 10, 2020