（公開日2024/10/31）
“ベトナムといえばベトナムコーヒー”、そんなイメージが定着しつつあるベトナムのコーヒー文化。
しかしその一方で、コーヒーよりはるかに古い歴史を持つお茶の文化もまた、ベトナム人の生活に欠かせない食文化のひとつです。
そんなお茶の産地であるベトナム北部に「ベトナムでもっとも美しい茶畑の丘」と噂される、世界でも類まれな茶畑の絶景が存在するのをご存じですか？
今回はベトナムで最近話題の「ロングコック・ティーヒルズ」をご紹介します。
＜ロングコック・ティーヒルズでのオフショットご紹介＞
本編では紹介できなかったロングコックでのオフショットをご紹介します
夜明け間もない朝5時過ぎ
ロングコック村に到着した当日の朝、オーナーのタンさんに無理言ってそのまま、一番オススメのフォトスポットへ案内してもらいました
ここが、朝日と茶畑の丘が一望できる絶好のスポットらしく、すでにカメラマンが3名待機
うち、2名がドローン飛ばしてました
日本みたいに煩わしい許可とか要らないようです
このあと、バイクに乗った欧米系の外国人観光客ご一行がワラワラ大勢やって来ました
ロングコックの茶畑は東京ドーム150個分ぐらいある広大な広さですが
全てがこんな細い道で張り巡らされてます
バイク一台ぐらいしか入れない細いデコボコ道を慣れたハンドル操作で走り抜けます
後部座席の自分は振り落とされないように必死
ちなみに、日本みたいに関係者以外立ち入り禁止とかはなく、誰が入っても怒られないそうです
茶畑を栽培するムオン族の人たち（主に女性）は、この青い服とノンラーというベトナム笠をかぶって作業するそうです
タンさんは男性ですが、サービスで身に着けて案内してくれました
記念撮影用のユニフォームだそうです
滞在２日目の朝、
この日も無理言って、朝日が見たいと夜明け前からビュースポットを訪れたのですが
あいにくの激しい濃霧で何も見えず……
こんなこともあるから、やっぱり無理を押しても行けるときに行っておいてよかった……と自分で自分を褒めました
当然、わたしたち以外、誰も来ませんでした
こちらは、お世話になったホームステイ「Homestay Long Cốc―Thanh Biên（ホームステイ・ロングコック・タン・ビエン）」さんの入口
1階は生活雑貨を売る売店が併設されています
朝には、奥さんが売店前でバインミーか何かの朝食も売っていました
こちらのホームステイは古くからあるムオン族の家屋を買い取って、高床の土台だけを生かして全面リニューアルしたそうです
ベトナムもすぐにスコールとかで洪水が起こるので高床式の建築が多いです
この日はオーナーの知人の何かのお祝いパーティーがあるらしく、食堂前に豪華な花輪が届けられていました
今回宿泊させてもらったホームステイの客室
素泊まりで1600円ぐらい
WiFi完備、エアコン（空調）、扇風機、シャワー・トイレ付（ホットシャワーは点火式なのでちょっと出が悪かったかも）
隙間があるので夜間、虫が入ってくるのは多少否めないですが、個人的には快適でした
昼間は風も通るので、窓を開けてのどかな田園と茶畑の丘の風景見ながらPC作業しました
ロングコックは食べるところも少ないため、ランチは奥さんの手料理をオーダー
ベトナムの伝統食が食べたいとリクエストしたら、生春巻きを作ってくれました
これで大体240円ぐらい
奥さんは手料理が上手なのでどれも美味しいです
こちらは2日目の朝用意してもらったフォー
あっさりやさしい牛骨スープで野菜たっぷりが嬉しい
北部のフォーはこうなのか、新鮮レタスとパクチーなどの香草がたっぷり添えられている
オーナータンさんとの会話は基本的にGoogle翻訳アプリ
ベトナム語の翻訳アプリをいろいろ試しましたが、
Google翻訳アプリが今のところ精度が高いようです（自然な訳に読める）
ちなみに、同じGoogle翻訳でも、ベトナム人はベトナム語主体のGoogle翻訳アプリの方が精度がいいようです（日本人向けGoogle翻訳アプリでベトナム語の音声入力しても精度が良くない）
2日目、タンさんにお願いして向かった、知り合いのムオン族のお茶工房
ホームステイ周辺は集落の目抜き通りで、まだお店が多少立ち並んでますが、バイクで1分も走ればこんなのどかな農村地帯
タンさん曰く、ムオン族は昔からとても貧しい生活で、自分たちから自発的に何か改善しようとすることはない、消極的な少数民族なのだそうです
ベトナム戦争終結後は特に貧困が加速したのか、他の大手の部族たちが協力して彼らの生活改善や生活支援に尽力しているのだと話していました
なかなか複雑な事情が絡んでいるようでした
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ロングコック・ティーヒルズを知ったのはホントに偶然で
2024年1月、たまたま現地で、ベトナムの穴場絶景を英語検索していた際、たまたまヒットしたスポット
（日本語ではほとんど紹介されておらず）
なので、そのときはベストシーズンとか知らずに訪れて、完全オフシーズンかつ全日雨に当たってしまい、惨敗
というわけで、今回はリベンジを兼ねた再訪問でした！
とはいえ、今回も1泊2日程度の短期間の滞在予定だったので、
念には念をと、ロングコックに到着した未明から頑張って起きて、オーナーにお願いして夜明け早々ビュースポットへ連れて行ってもらいました
結果、それが功を奏して想像していた通りの絶景をカメラに収め、本当にラッキーでした
なんたって、2日目は激しい濃霧で全く何も見えなかったし…
「思い立ったら吉日」、やりたいことは後回しにしたらイカン、ということを改めて深く実感したロングコックの旅でした
まぁ、その勢いでホーチミン郊外を周っていたら、ケガしちゃったんですけどね…
欲張りすぎるのは禁物ということか
まぁ、その話はおいおい
おしまい
＜All Photos by Mayumi＞
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