【訪問場所 Visited Site】エンチャンテッド・リバー Enchanted Rivier, Hinatuan, Mindanao, Philippines
※文中の料金等は2019年4月現在のものです
はじめてエンチャンテッド・リバーを訪れたのは2016年
わずか3年で
エンチャンテッド・リバーの人気にますます火がつき
そこに目をつけた行政がより観光に力を入れ
そのための持続可能な環境保護にも力を入れ
まさかの日本料理レストランまでオープンしていて
いろんな意味で衝撃的に発展していた
というわけで
そんな変貌を遂げた今のエンチャンテッド・リバーをご紹介します
エンチャンテッド・リバーの所在地 Enchanted River Location
- Surigao Cityからは約6~7時間
- Butuanからは約4時間~5時間
- Davaoからは約4時間半~5時間半(Bislig=Mangagoy経由)
クリックしたらGoogle Mapに飛びます
エンチャンテッド・リバーは
ミンダナオ島北東部ヒナトゥアンに位置し
まちの中心から30分ほど離れた
ジャングルの奥地に存在する
ヒナトゥアンは以前は「村」だった気がするけど
いつのまにか一段格上げされたようで「区」みたい大きくなっていた
だからか
こんな豪勢な看板までまち入口に建っていた
この3年の間に一体何が起こったんだ…
道中差しかかかった橋にて
あれ?コンクリート橋なんてあったっけ?
と思ったら、かつて木造だった橋だ!
こちらが3年前の木造の橋
当時バイクで渡る時はスリリングだったのを覚えているけど
まさかこれがコンクリートになるとは…
橋の横にその名残があった
気づけば道路も結構舗装が行き届いて走りやすくなっていた
「この茂み、夜は危ないよ、内戦ゲリラのやつらが潜んでいるかもしれないから」
なんて脅された茂みも結構整備され…
おいおい、いつのまに?!
エンチャンテッド・リバー入口付近
こんな立派な看板無かったし!
金かけてるな、オイ!
まさかのチケットブースが設置?!
以前はゲート直行で支払っていたのに
今はここで入場料大人40ペソ(約90円)を支払う
ちなみにお子様は15ペソ、シニアは34ペソ
そして受付のおにいちゃんに日本人だ、というと
「エンチャンテッド・リバーに日本食レストランがあるよ!
日本人シェフもいるからぜひ寄ってヨ!」
と声をかけられ耳を疑った
「マジで?!こんなところに?」
チケットブースの横には
ブリーフィングエリアと言って
環境保護や利用の注意事項をガイダンスする場所が設けられていた
環境保護なんて、そんな意識高い系になっていたのか!
まさかこんなジャングルの奥地で!
ちなみに、
「君はいいよ、話きかなくて、そのままカートに行って」
と何故か促される
日本人だから?
周囲には飲食店やちょっとしたお土産物屋もオープン
おいおい、どうしちゃったの
これが入場ゲートまで運んでくれる専用カート
でも、入場ゲートまでほんの数分なんだけど
何だったら歩いていける距離だけど
あまりの変貌ぶりに驚愕していることをドライバーに伝えたら
「ここはここ数年でずいぶん発展したんだよ~」と言われた
かつては入場ゲート付近に露店があったり
ピクニックエリアが園内にあったけれど
今は環境保護の一環ですべてチケットブースエリアに移動させられたらしい
てなわけで、エンチャンテッド・リバー内では飲食がNGになっていた
以前はこの入場ゲートまで直行だったのに…
何だか禁止看板が増えている
チケットを見せたら手首に入場用スタンプが押された
こんな今どきの再入場システム導入するなんて!
すごいぞ!エンチャンテッド・リバー
このモニュメントもきれいになった…
以前は看板も絵柄が違ったし
囲いもこんなに立派じゃなかったし
ライフジャケットのレンタルブース
こんなに立派な小屋あったかな…
お値段は変わらず1時間15ペソ(約35円)←安っ!
パスポートなどのID提示が必要
ちなみに、ここではレンタルゴーグルないので
ゴーグル借りたいときは監視小屋のおじちゃんに尋ねると良いです
(たぶん彼の私物なんでしょう)
この看板は変わっていないけど
この遊歩道は明らかに以前は無かった!
っていうか、こんなにキレイじゃなかった
あれれー
めちゃキレイになっておる…
こんな荷物置きみたいなテーブルもなかったしさ
「遊泳エリアはこちら」と
環境保護が強化されて以来
2017年から地下洞窟の周辺は遊泳禁止になったそうです
ガーン!
朝の8時半ぐらい
まだ濁ったような感じ
でも魚泳いでいるのが肉眼でわかるので
やっぱり透明度はすばらしい
しかし、エンチャンテッド・リバーの本領発揮はこんなもんじゃないヨ
ブイから海側の浅瀬が遊泳エリア
深さは最大でも1m50cmぐらい
そんなに深くないので小さな子どももどんどん入る
一応、子どもたちはライフジャケットか浮き輪着用が義務なのかな?
遊泳エリアに沈む倒木
水がキレイすぎて腐らない
北海道の神の子池とか青森の青池とかと同じ原理
遊歩道の先はまだ絶賛工事中だったけど
たくさんのバンカーボートが停泊していた
どうやらこの先の湾内にはいろいろ島リゾートが浮かんでいて
このバンカーボートで移動するらしい
アイランドホッピングのボートじゃないよ~といわれた
おばちゃんの説明がイマイチよく分からんかったけど
とりあえず1島片道100ペソ~だと
そして受付のおばちゃんたち、やる気なさすぎ(苦笑)
紹介ポスターはボロボロだしさ…
あ、でもここでも「日本食レストランがあるからぜひどうぞ」って声かけられた
かなり押しらしい
ま、わたしが日本人だからか
とりあえず、エンチャンテッド・リバーの本領発揮を写真に収めたら行ってみることにした
ここから先は海
エンチャンテッド・リバーは湧き水から基本出来ているんだけど
河口が目の前なので海水の流入もあって少ししょっぱい
しかし湧き水の量がハンパないので
海ほどしょっぱくないから泳ぎやすい
朝9時半頃のエンチャンテッド・リバー
まだくすんでるね
ここが遊泳禁止とOKの境目のブイ
エンチャンテッド・リバーの係員のおじちゃんから
「川が透明になるのは引き潮の時間
11時過ぎからだから、まだ時間あるよ」
と教えられる
というわけで、まだまだ時間があるということでひと泳ぎすることにした
この監視小屋のおじちゃんからゴーグルを50ペソで借りる
こんだけ水がきれいなのでゴーグルは必携です!
川からの眺め
地下洞窟から豊富な湧き水が湧き出ているため
洞窟側からの流れがかなり強い
ブイにしがみついていないと大の大人でもたやすく流されるほど
潜ってみた
洞窟側はまだ少し濁ってるね
遊泳エリア側をぐるっと
見てこの透明度!
かなり先まで人が透けて見えるのです
水底が白砂だから上からの眺めもハンパなくきれい
よくある地上と水中の境目を撮ってみましたが
小さいアクションカメラでは厳しかった
うーん、残念
倒木の先に群がる魚たち
魚たちの先は
まだ測量不可能とさえいわれている深~い地下洞窟が…
吸い込まれそうでゾッとする…
実際は湧き水で押し出されるので間違っても洞窟には吸い込まれないけど
倒木の下にウミヘビがいた
突付いて出そうとしたけど拒否られた
ウミヘビは珍しいみたいで、結構地元の人も食いついてた
この透明度!
川ですよ、一応ここ!
川で遊んでいるうちに
ほどよい時間になってきました
地下洞窟もだいぶ透明度が増してきましたね
光が差し込む感じが幻想的
さて、
陸上に上がったら、念願の地下洞窟が現れていました!
前回訪問ではここまではっきり見られなかったのでスーパー感動と大興奮!
おい、この草邪魔!
切ったろか!(怒)
3年前は生えてなかったのに!
3年の月日が余計な草木を成長させていました…
ときはすでに11時を回っている
時間とともに透明度が増す
こんなにくっきり見えるようになるなんて…
おじちゃんの言っていたことは正しかった
と思っていたら
「な?言ったとおりだろ」
とさっきのおじちゃんが得意げに声をかけてきた
うわーすごい
CGじゃないですよ!
さっきまで濁っていてベールに包まれていたのに
まさかこんなすごいものを隠しているとは
12時から魚の餌やりショータイムなので
時間に合わせて観光客が押し寄せてきました
どこにこんなに人がいたんだ…
しかし欧米人とか外国人観光客、まだあまりいない
ほとんどローカル
12時ちょうど
「Ladies and Gentlmen, Welcome to Hinatuan Enchanted River~♪」というナレーションと共に
ヒナトゥアンを称賛するような「ヒナ~トゥアン~ヒナァ~トゥアアン~♪」みたい歌が流れ
メロディーに合わせて手漕ぎ船がゆったりと洞窟の上へ
突然餌を撒きはじめた
それに群がる魚たち
それをひたすらスマホで撮る人間たち
ただひたすら餌を撒く、撒いていく
それをひたすら貪る魚たち
幻想的なんだけど、なんだかちょっとシュール
10分ほどでショーは終わり
水が引くように観光客もそれに合わせて去っていく
魚たちは残りの餌をなおも貪っている
しかし、何という透明度!
息を呑むとはこのことだ、と改めて感激しました
リベンジして良かった!
ひとしきり写真を撮った後
水着を着替えて
次に向かったのは日本食レストラン!
後編につづきます