(公開日2016/07/26)
※Compathyサイト閉鎖に伴い、同サイトに寄稿した記事を転載したものです
こんにちは、Compathy MagazineライターのMayumiです。
皆さん、夏休みを満喫していますか? 夏山、キャンプ、野外フェスetc…。非日常感や癒しを求め、アウトドアブーム真っ盛りの今日この頃。
「もっと自然を満喫したい!」
「刺激が足りない!」
そんな欲張りなあなたに今回ご紹介したい究極のアウトドアは、世界最大級の熱帯ジャングルと巨大洞窟探検が一度に楽しめるインドネシアの離島・ボルネオ島にあるグヌン・ムル国立公園です。
世界遺産グヌン・ムル国立公園とは?
インドネシアが誇る世界遺産グヌン・ムル国立公園。
「グヌン・ムル」の「グヌン」とはマレー語で山を意味し、要するに、ブルネイ国境付近にそびえる標高2,377mのムル山を中心としたボルネオジャングルと、その地下に潜む世界最大級の巨大洞窟群を含めた広大なエリアをグヌン・ムル国立公園と呼んでいます。
当園は2000年に世界遺産に登録されました。
ボルネオジャングル探検や地底洞窟探検にはガイドツアーへの参加が必須。
申込方法は、グヌン・ムル国立公園の公式サイトで事前予約、もしくが空きがあれば現地ビジターセンターでも可能です。
ただしツアーごとに実施スケジュールや人数制限があるため、早め早めの問い合わせをおすすめします。
大自然の宝庫・ボルネオジャングル
アフリカやアマゾンよりも歴史が古いといわれているボルネオジャングル。
3,500種もの植物の宝庫で、特にヤシの種類は100種以上と言われています。また動物や昆虫類も豊富で、公園内の遊歩道を日没後に散策するナイトウォークツアーも観光客に人気のエコアクティビティです。
世界最大級の巨大洞窟群
ボルネオジャングルの地下に生まれた巨大な洞窟群は全長およそ300㎞。
たとえば、ジャンボジェット40機を収容できる世界最大の「サワラク・チャンバー」、全長約180kmの地下河川が流れる「クリアウォーター・ケイブ」、天上までの高さが最大120mもある巨大空洞「ディア・ケイブ」など、それぞれに特徴のある圧倒的スケールをそなえた魅力的な洞窟が広がります。
グヌン・ムル国立公園では、整備された遊歩道で洞窟探検を楽しむ初級者コースから、真っ暗闇の中ヘッドライト一つで地下洞窟に潜入する中級者コース、さらに川口浩探検隊(←昭和ネタ)さながらの本格地底探検が味わえる上級者コースなど、レベルに応じたアクティビティが用意されています。
この迫力の地底探検は世界有数で、スリルを求める方は必見です!ご自身の体力やアウトドア経験などに合わせてチャレンジしてみてください。
感動のフィナーレ・ドラゴンフライ
人気のディア・ケイブ内には数百万匹のコウモリが棲みついています。
これらのコウモリが夕方になるとエサを求めて一斉に飛び立つ姿から、「ドラゴンフライ」と名付けられた一大コウモリショーを鑑賞しに、多くの観光客が洞窟前に詰めかけます。日によってはなかなか出てこないこともあるので、待機中の蚊よけ対策は抜かりなく。
おわりに
ボルネオ島は、日本人には意外に知られていない穴場スポット。
世界遺産のキナバル山から今回ご紹介の熱帯ジャングル、巨大洞窟探検まで、自然好きのあなたをきっと満足させる魅力満載のネイチャーワンダーランドです。
マレーシアは欧米と違って低コストかつ短期間で旅ができるのも魅力の一つ。
ぜひこの夏の想い出に訪れてみてはいかがでしょうか。
ボルネオのグヌン・ムル国立公園では、
難易度に応じた洞窟探検やジャングルアクティビティが用意されています
せっかくなので、
何の気なしに経験値もなく、
たまたま空きがあった中級レベルの地底洞窟探検をチョイス
しかし、地底は一筋の光も通さない真っ暗闇
一瞬でも気が緩むと
鋭く切り立った鍾乳石の餌食になりそうで、かなり怖かったです
胸まで水に浸かり
命綱をたぐりよせながら地底河川を横切るなど、
想像以上に本格的な、まさに河口ヒロシ探検隊並みのアドベンチャラスな体験
実はちょうどそのとき、
前日バリ島でバイクで事故ったときに痛めた肋骨が軋んで
かなりきわどかったのを覚えています
とはいえ、ゴール地点の真っ暗な中でいただいたランチは一生の思い出です
終わり
<All Photos by Mayumi>
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