(公開日2017/05/13)
※Compathyサイト閉鎖に伴い、同サイトに寄稿した記事を転載したものです
こんにちは、Compathy MagazineライターのMayumiです。
世代を超えてわたしたちを魅了し続けるジブリ作品。多くの人が旅の風景にその舞台や世界観を重ねて、作品に没入して疑似体験するような、そんなふしぎな感覚を楽しむ人も多いのではないでしょうか。
今回は、筆者が愛してやまない「天空の城ラピュタ」の世界観が広がる世界の絶景を5つ厳選してご紹介します。
ウェールズ(イギリス)
ジブリが唯一、「大いに参考にした場所」として公式発表しているイギリス・ウェールズ地方。
パズーの棲むスラッグ渓谷、彼が働いていた炭鉱、シータが幽閉されていた塔、ラピュタそのものなど、ラピュタのモデルとされた風景が目白押しです。
マチュピチュ(ペルー)
険しい山頂を切り拓いて築かれた空中都市・マチュピチュ。
「天空の城」の世界観をもっともよく表した場所の一つであり、雲海から徐々に姿を現す風景は、まさにラピュタそのもの。
失われた高度な文明というストーリーもまた、共感される理由の一つですよね。
ベンメリア(カンボジア)
カンボジアのアンコール遺跡群の一つで、密林の中にひっそりと横たわる、朽ち果てた廃墟の巨大寺院。
崩壊が激しく原形をとどめない寺院をさらに巨樹が飲み込むように根が絡みつき、苔むしたがれきの山などは、まさにラピュタの空中庭園のイメージそのものですね。
パロネラパーク(オーストラリア)
オーストラリアのケアンズ郊外にあるパロネラパーク。
スペイン系移民パロネラ氏が幼い頃、夢に描いた城を、文字通り自らの”手”で作り上げた古城。
度重なる自然災禍で廃墟同然と化したこの地を、彼の話に感銘を受けた現オーナーが1993年以降に復活させ、現在ではテーマパークとして人気を集めています。
シギリヤ(スリランカ)
スリランカが誇る世界遺産シギリヤ。
ジャングルの奥地にそびえる巨大一枚岩の頂上に作り上げた王都は、わずか11年で滅亡したとされています。
こちらも空中都市であることと、はかなく散った悲劇のストーリーが相まってラピュタを彷彿とさせます。
番外編:テーブルマウンテン(ベネズエラ)
個人的におすすめしたい場所が、ベネズエラの世界遺産ギアナ高地のテーブルマウンテン。
ぶ厚い雲海の上から頭をのぞかせる軍艦のようなかたちをしたテーブルマウンテンは、竜の巣から姿を現したラピュタをどこか彷彿とさせ、一気にテンションが上がります。
おわりに
ラピュタはあくまでアニメという空想物語の世界です。それにもかかわらず、現実世界のわたしたちがこれだけ惹きつけられるのは、ラピュタという作品を通して、わたしたちが求める本能的な冒険心や好奇心を強く駆り立てられるからかもしれないですね。
上記のほかにももっとたくさん、ラピュタ的な絶景が世界には存在します。ぜひ、国内外に広がるラピュタの聖地へ出かけてみてはいかがでしょうか。
ファンタジーの世界とわかっていながら、
どうしてこうも、人々はリアルの世界にそれを重ねようとするのか…
とはいえ、この中でジブリの公式見解で認められてるのはイギリスの「ウェールズ」のみ
それ以外は、ファンの勝手な思い込みや、それをウリにしたい企業や団体の戦略です
個人的には公式だろうと非公式だろうと
作品の世界観に重ねられればいいんです、想像するのは自由ですから
ちなみに、この中で訪れていないのはイギリスのウェールズ地方のみ
ぜひ、近い将来、訪れてみたいと思っています
最近は日本でも神奈川の猿島や和歌山県の友ヶ島
長崎の軍艦島など話題ですね
廃墟感と苔のセットはラピュタの代名詞
もっともっと、大好きなラピュタワールドが味わえる絶景を探してみたいと思います
終わり
<All Photos other than flickr images by Mayumi>
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