【訪問場所 Visited Site】老梅石槽 Laomei Green Reef, New Taipei city, Taiwan
※文中の料金等は2018年5月現在のものです
たまたま以前LINEニュースで見かけた
台湾で穴場の絶景「老梅石槽(中国語読みはLaomei shicao/英語はLaomei Green reef) 」
奇岩ビーチに一面敷き詰められた
緑のベルベッド絨毯の写真に魅了され
台湾行ったら絶対行こうと決めていたけど
シーズンが4~5月だろうということだけしか調べず
相変わらず準備不足で訪問
結果、シーズン終わりかけで微妙だったのですが
そんな反省も含めて
これから行きたいと思う方の
ベストな訪問の参考になれば幸いです
スマホ失くしたので細かい画像がないですが
文字でカバーしていきます・・・
老梅石槽の概要
所在地マップ Location Map
- 淡水駅から老梅石槽まで約24km
クリックしたらGoogle Mapに飛びます
基本情報 Basic Information
- 新北市石門区老梅社區沿海 Laomei distinct, Shimen, New Taipei
- 年中無休 24/7
- 入場料無料 Free
- 北海岸&観音山国家風景区公式サイト:老梅石槽
淡水駅(捷運淡水站)から老梅石槽までのアクセス How To Get
★台湾でのバスアプリ「台湾公社通」が激便利

- 台北から淡水駅まではMRT淡水線終点まで約40分(運賃40元)
- 淡水駅中央口出て右手、公共バス乗り場へ
- 862(基隆行)/863(金山行)/877(石門行)/892(石門行)のどれかに乗る(運賃20元ぐらい)
- 53駅目の「銘徳一村」か54駅目の「老梅」で降車 ※バスによって停車数は異なる
- 海の方向へ村を突っ切って歩くと徒歩5~10分ほどで到着
いざ、老梅石槽へ
さて
朝は気合い入れて早起きし
台北を7時には出て
MRT淡水駅には8時頃到着
それからバスに乗り換え
揺られること約1時間
中国語のアナウンスが分からないから
常に車内の電光掲示板の表示と
スマホのアプリの現在地をにらめっこしながら
順調に目的の停留所「銘徳一村」で降車
一安心したのもつかの間
朝9時頃とはいえ平日
なのに村には人気(ひとけ)がない
とりあえずGoogle Mapを見ながら
老梅石槽に向かう
何だか立派な寺があった

門構えの屋根の彫刻があまりにも精巧かつ鮮やかで
風雨にさらされてあの状態かと
感心して思わず見とれてしまった

境内に入ると
また立派なお宮が
「凌虚宮」という名前だった
しかし車は数台停まっているものの人がいない
寺の下は「石門区老人会」の看板が
どうやらご老人の憩いの場らしい
撮影してたら第一村人発見した

老梅地区の地図があった
縮尺がないから距離感つかめないけど
とりあえず海を目指せということですね

村は閑散としていた
たまにすでに訪れていた観光客とすれ違ったりもしたけど
お店は閉まり
地元住民もほとんど出歩いていなかった
生活時間が違うのかな?

個性的な柄のボートが格納されていた
その近くにはキレイな公衆トイレも設置されていた
こういうところ、
中華圏とはいえやっぱり台湾

ボートの前にあった有料駐車場兼飲食屋台
しかし無人
基隆に行くついで立ち寄っているので
スーツケースを引いてきていて
これを持ってビーチは過酷なので
仕方なく自分の携帯番号書いたメモをスーツケースにくくり
屋台の下を拝借して隠させてもらった
そうして身軽になって
いよいよビーチ!

いよいよ老梅石槽へのビーチ入り口!
タイル壁画がかわいい
そして案内板が掲げてある

老梅石槽の解説
かいつまんで説明すると
海岸の火山岩が波の侵食により石槽(海蝕溝)となり
そこに緑の海藻が繁茂し
台湾で唯一無二の絶景を生み出し
ベストシーズンは4月、5月で
特に干潮時間を調べてちゃんと来ないとダメ
大潮のときに来ても沈んで見えないよ、と
なんとー

隣には「老梅緑石槽潮汐表」なる
潮位のスケジュールが
これは大体2~5月に当てはまるそうです
「日期」というのがカレンダーの暦
「農暦」は農業の暦があるのかな?
訪れた23日の9~10時は図らずも“干潮”
持ってるなぁ自分
★詳細は「中華民國交通部中央氣象局」の「漁業氣象」に潮汐預報とか潮位データが掲載されてます

ビーチに出た
が、観光客1組。。。

ビーチに近寄ると
確かに写真で見た老梅石槽だった
美しい。。。
が、だいぶ藻が洗い流されて
岩肌むき出し状態
恐れていたとおり
シーズンは終盤だった。。。

それでも藻が密集している部分をクローズアップすると
案外キレイ
フレームワークでごまかす

シーズン終わりかけだけど
まぁ、これはこれで
苔好きにはたまらない光景です

潮溜まりで
こびりついている藻を食べてみる
アオサだった(たぶん)
フツーに美味しい

角度を変えると緑のベルベット絨毯みたいでキレイ

不安定な岩場で三脚立てて撮影していたら
ようやく1組のファミリーがやってきた
さらに熟年カップルも
ちらほら人が集まってきたぞ

この時間は引き潮なんですが
風が吹き荒れ海が荒れてる
場所によっては打ち付ける波が
ザバーンザバーンと恐ろしい

何か右の岩、アマガエルかカメレオンみたいな形に見えてきた

波の軌跡を幻想的に撮りたかったけど
下手くそでダメだった。。。
そうしてこの緑の藻は夏を迎えると
暑さで消えていくそうです
まだ5月だけど30度超えるから
早い段階で消えちゃうんだね
ベストシーズンはその年の気候条件で変わりますが
おおむね4月に来ておけば無難なのではないでしょうか

ビーチに刺さっていた意味不明な枯れ木
防風林の代わり?

入口に戻って
徒歩1分のところにある展望台「観海亭」へ
ご夫婦らしき人たちが鑑賞されていた

何もない側のビーチ
閑散。。。

目の前にある風箏公園という海岸公園で
2000年、試験的に国際凧揚げフェスティバルが開催され
以来毎年9、10月には
石門区凧揚げフェスティバルが開催されているそう
なかなか個性的なデザインの凧が揚がるようですよ

こんな一面緑のベルベット見たかったな。。。
いつかリベンジしよう

観海亭の前には
果物の行商トラックが停まっていた
僅かな客も貴重な収入源
抜かりなく接客販売
ファミリーがスイカ買っていってた

ビーチでカメラ撮影に集中していた時
後ろから行商のおじちゃんが近づいてきて
身振り手振りで薦められた
イチゴかと思ったけど「揚梅」というチェリーのよう
1パック100元(約370円)
台湾物価にしたら若干高いかな?と思ったけど
量も多く美味しそうだったし
何よりおじちゃんの手や爪が
すごく農家の手をしていたので
ちょっとジンときて買ってしまった
おじちゃんの写真撮っていい?と聞いたら
「ダメダメ恥ずかしい」的な身振りをされて
去っていった

そうして隠していたスーツケースを取りに戻ると
無人だった屋台には人が商売を始めていた
「すみません、置かせてもらって!」と
慌てて取り出したけど
ニッコリ笑って特に何も言われなかった
何だか申し訳なくなって
ロッカー代を払う気持ちで
キンキンに冷えたレモンアイスティーを買ってあげた
30元(約110円)
スマホで撮ったので画像がないですが
台湾のジュースは基本Lサイズでくれるから
この暑い日にはありがたい
というわけで
お楽しみいただけたら幸いです