(公開日2023/10/04)
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日本ではよく、崩れ落ちる廃墟、苔むす遺跡などが「ジブリっぽい」「ラピュタのモデル」などと形容されますよね。
そんなジブリの世界観が味わえるスポットとして注目された観光名所の一つに、和歌山県の「友ヶ島(ともがしま)」が挙げられます。
実はそんな友ヶ島の本当の姿は「戦争遺産島」、つまり戦時下では最前線に立たされていた貴重な戦争遺跡。
今回の旅では、友ヶ島ならではの美しさを堪能するとともに、友ヶ島を通じてその裏に秘められた戦争と平和に思いを馳せてみました。
<おまけ:友ヶ島でのオフショット9選>
せっかくなので、本記事に掲載しなかったオフショットを9枚ご紹介します!
始発の9時便に乗りたかったけど、5分遅れたらこの行列
整理券配布で、そもそも間に合わなかった(土日は特に混むので、乗りたい便の30分~1時間前に来た方がいいかも)
結局、第2便の10時発に乗ることに
9時12分頃受け取った整理券番号が「47」
つまり、すでに9時前後の時点で始発便に乗れなかった47名がいたということ
ブームは落ち着いたと思っていたが、甘かった
これだけ混んでいる意味が、ちょっと分かった
『サマータイムレンダ』という人気アニメ・漫画の舞台が友ヶ島だったらしい…知らなかった
行列に並んでいた何割かの人は、アニメの聖地巡礼、ということか……ラピュタ以外に、新たなコンテンツを手に入れてノリノリの友ヶ島、いや、和歌山県
上陸後、右手にある友ヶ島案内センターにて
友ヶ島の地図を配布したり、島東部にある「閼伽井(あかい)の碑」への通行許可申請の場でもある
(閼伽井の碑は、山岳信仰の修行者とかでないと、あんまり見ても面白くないらしい…)
でも、この案内所のスタッフさんは、とても親身になって、効率的な回り方を伝授してくれました
もっとも“ラピュタっぽい”といわれる第三砲台跡へ
教えられたとおり、島を反時計回りに回ると、まずは第三砲台跡へ続くトンネルに差し掛かる
このトンネル、実際はもっと薄暗いので、ちょっと不気味
弾薬支庫跡のお隣にある「第三砲台跡」
全部低い通路でつながっていて、地下通路から砲台を出たところからの眺め
ラピュタ感があっていい感じ
思ったほど、蚊もいなかったし
友ヶ島灯台へ抜ける階段から見た景色
木々がトンネルみたいになってて、フォトジェニックでいい感じ
友ヶ島カフェ前にある自動販売機
自販機はこのカフェ近くにしか置いていないので、のどが乾いたらここで買うか、カフェで買うかの2択
しかし、本土価格の約1.5倍……なので、買う手が止まりました
帰りは整理券を配布せず先着順
なので、定員オーバーになれば次の便を待つしかない
乗船時間が近づくと島内にアナウンスが流れるので、早めに列に並んでいた方がおすすめ
まぁ、キャンプしない限りこの島には残れないので、乗れないなんてことにはならないと思いますが……
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横須賀の猿島に続いて、二つ目の「戦争遺産島」の友ヶ島
猿島も友ヶ島も、結局実戦はなかったという“不戦の島”
と分かっていても、やっぱり戦争のリアルを追体験しているような感じがして、暗闇に入ると、ちょっと鳥肌立ちました
(夜は絶対来たくない)
日本には沖縄然り、まだまだ戦争遺産島が各地に遺されているそうです
機会があれば、ほかも巡ってみたいですねぇ…
おしまい