【訪問場所 Visited Site】樽前ガロー Tarumae Garo, Tomakomai city, Hokkaido, Japan
※文中の料金等は2018年7月現在のものです
北海道にはいくつか“○○ガロー”と名のつく沢や渓流があります
その中でももっともポピュラーな“ガロー”が、苫小牧にある「樽前ガロー」です
苫小牧市内からも比較的近いので、ちょっと立ち寄ってきました
「樽前ガロー」の所在地 Location Map
苫小牧市内から約19km、車ではおよそ25~30分ほど
「樽前ガロー」へのアクセス
苫小牧市内から国道36号を洞爺湖方面へ走っていると、樽前ガローを示す看板が見えてきます
看板に従って右折、踏切渡って片側一車線の狭い道路を4kmほど進むと、画像のようなわかりやすい案内板が見えてきます
ここからは狭い未舗装道路となるため、くれぐれも安全運転でいきましょう!
200mも進むと小さな橋の前で分岐があり、右に進むと駐車スペースに到着します
このとき、時刻はすでに夕方の16時半頃
日も傾きかけた中途半端な時間帯だからか、誰もいませんでした
この辺りは熊出没地域なので、夕方頃は特に用心です
「樽前ガロー」とは
樽前ガロウ橋の手前に設置されていた案内図を見ると、
「樽前川の上流にある人工の滝から樽前ガローの橋までの約2kmにわたり、切り立った岩盤に濃い緑色のコケ類が付着した独特の景観が続きます。ガローとは東北地方の方言で「がけの間を川が流れる場所」の意味があります」
とのこと
てっきり、“ガロー”はアイヌ語から来ているのかと思ったら、なんと東北地方の方言だったんですね
意外…
いやこの地方に棲み着いた東北出身の開拓民がそう呼んでいたのかな
それにしても、樽前ガローは2kmにも渡っているとあって、この広さは想定外
夕方に来るもんじゃないですね
次に見つけたのは、樽前ガロー形成の経緯を解説した案内板
抜粋すると、
「樽前山(たるまえざん)1667年噴火の火砕流堆積物を侵食して形成したガロー(両岸が絶壁になっているところ)と呼ばれるゴルジュ地形が続いている地域です。また切り立った岩壁には60種類以上のコケ類が「じゅうたん」を敷き詰めたように張り付き、さらに両岸周囲に天然林が見られるなど特異な自然景観を形成しています
面積:8.6ヘクタール」
とのこと
60種類以上もの苔に覆われた岩壁とは……なんて魅力的な言葉!
いよいよ「樽前ガロー」とご対面
樽前ガローの沢に架けられた、その名も「樽前ガロウ橋」
この橋の上からの眺めが絶景ということでさっそく近寄ると、、、
おぉ!!
これが見たかった噂の「樽前ガロー」!
実に神秘的な光景です
下に降りられる場所があると聞いていたので、急いで林道側に回ってそのポイントを探します
林道脇にあった人の踏み跡をたどると、下へ降りるためのロープを発見
雨が降った後で泥坂がぬかるんでて、やや恐怖でしたが、無事クリア
沢から見た光景もまた幻想的でため息漏れました
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前日の雨で川がやや増水していたことと、日が暮れかかっていたこと、長靴を持参していなかったこともあり、今回は下から少し眺めただけで断念しましたが、それでも一応、樽前ガローの美しさは堪能できました♪
苔がもっとも美しいのはやはり6月だそうです
なので、次回はちゃんと長靴を持って、リベンジしたいと思います
終わり
参考情報
- 苫小牧市公式HP:「樽前ガロー」