【訪問場所 Visited Site】日高黒い池 Hidaka Kuroi-ike(Black Pond), Hokkaido, Japan
※文中の料金等は2018年7月現在のものです
ある日見つけた気になる記事
美瑛の「青い池」に対して、日高には「黒い池」?! と衝撃の事実
しかも本記事をきっかけに、北海道ローカルの「みんなのテレビ」でも取り上げられ、さらにYahoo!ニュースでも当時紹介されて注目されていました
※現在は期限切れでコンテンツ削除
というわけで訪れてみた「日高黒い池」
一応、ここは町営の保安林のため、原則的には関係者立入禁止区域となっています
でも、ひと言、役場に断りを入れておくといいみたい
訪問の際は、くれぐれも自己責任で、特に足元のトドマツの新芽と熊にお気をつけください
「日高黒い池」の所在地 Location Map
国道237号沿い、日高峠の近く
<日高黒い池と駐車場の位置関係>
Google Earthで見ると一目瞭然
国道237号線沿いに生い茂る森林帯の中に、不気味に黒く染まるブラックホールのような部分があります
そこが「日高黒い池」
画像赤丸で示した携帯基地局が目印で、
広い空きスペースなので車はそこに駐車可能です
携帯基地局からは道を挟んだ向かい側、徒歩3分程度のところにゲートがあります
固く閉ざされたゲートは草が生い茂って一見入れないように見えますが、左側に人ひとり入れる隙間があります
ついに「黒い池」とご対面!
ゲートを超えて、人が踏み固めた細い道をしばらく歩くと、ものの数分で、クマザサが生い茂る向こう側に見えてきます
クマザサの茂みにはすでに人がかき分けた踏み跡があったりするので、それを利用しましょう
ちなみに、繰り返しですが、季節によってはこの周辺にトドマツの新芽がたくさん芽吹いていたりします
踏んでしまわないように、足元には十分気をつけて…
さて、
クマザサの茂みをかき分けて池の縁に出ると、まさに真っ黒な水面に満たされた「黒い池」が登場!
そこは風もなく鳥の鳴き声もなく、不気味なほどの静寂に包まれて、立ち枯れのトドマツがたたずんでいます
水面は磨き抜かれた黒鏡のようで、そのリフレクションは吸い込まれそうな妖しい美しさ
思わずゾクゾクッとします
池は一周できるようでいて、途中で道が途切れています
なので、来た道を一旦戻って、池に沿って森の中へ進むとトドマツの裏側に回り込めます
池の水は、よくよく見ると思ったほど真っ黒ではなく、どちらかというとコーヒー色というか赤褐色
これはトドマツの成分タンニンが池に滲み出ているとか、クマザサの成分が流れ出しているという諸説あり
日高町としては今のところこれをまちおこしの観光資源に活かしたり、整備する予定はないみたいで、詳しい調査などもされていないようです
同じ池の中の立ち枯れの木でも、美瑛の「青い池」とこれほどまでに違うとは…
明と暗、陰と陽、あるいは太陽と月、対局にある2つの池
正直、あまりの不気味な美しさと静寂、かつ熊が出そうな雰囲気が漂っていたので、早々に退散しました
なかなか異次元な空気を味わえる、北海道の新たな絶景スポットでした
終わり
参考情報
なし