【訪問場所 Visited Site】中国安徽(あんき)省黄山市黄山風景区 Huangshan qu, Huangshan shi, Anhui Sheng, China
※文中の料金等は2017年10月現在のものです
所在地と位置関係 Location Map
<黄山市から黄山風景区南門チケットセンターまで>fa-arrow-circle-down画像をクリックしたら百度(Baidu)地図にジャンプします
<黄山風景区位置関係>
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<本編のルート>
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北海景区から始信峰まで
西海大峡谷で
ほんの束の間、黄山を拝めた後
次に向かったのは
北海景区エリアにある獅子峰
黄山経験者のブログを読んで
獅子峰と始信峰に行くべしとあったのです
というわけで西に進路を取ります
地図では一本道を示していますが
なんとホテルの敷地内を横断します
道が合っているのかとビビるのですが
(しかも中国人ですら迷ってる風)
人の流れに何となくついていくと合ってました
西海大飯店では
ただいまカンボジア友好都市キャンペーンで
絶賛カンボジア写真展開催中!
アンコールワットとか
カンボジアの風景写真が所狭しと展示されている
中国が他国を友好的に紹介するってイベントに
若干の違和感を感じつつ
名松「団結松」
英語名 Unity Pine
高さ約16mほどある立派な松
やっと北海景区に到着
「獅子峰こちら」という案内標識が
なぜか途中から消える
その代わり
「黄山獅林大酒店(ホテル)こちら」という看板がいざなう
ホテルまでの道沿いには
おそらく中国における著名カメラマンによる
黄山写真ギャラリーが展示されていました
素晴らしい写真の数々にため息漏れました
いろんな顔の黄山があるんだと分かります
獅子は、ここにいた
っているか、目が寄ってる
マーライオンとの違いが明白
岩壁に「清涼世界」と刻まれた
「清涼台」と呼ばれるビューポイント
そしてその下で場所を選ばずくつろぐファミリー
中国あるある風景
あ!
一瞬紅葉が見えた!
中国だって10月は秋の紅葉があるのです
見頃はもうちょっと先かな
獅子峰到着
岩の上にいる派手目のおばちゃんたちに
おそらく
「ねぇねぇ私たちの写真撮って!」
と言われ、割と強引にスマホを手渡される
仕方ないので
「一(イー)、二(アル)、三(サン)!」と
合わせてあげると
「謝謝」と軽くお礼を言われたので
「You're welcome」と返したら
ギョギョッとされた
完全に同胞と思われている
獅子峰がまたえらく狭いエリアで
すでに家族が占領していた
かわるがわる石碑の前で写真を撮る
なかなか岩の上に上がれず
じっと待機状態
獅子峰は標高1690mの峰で
その名の通り、峰々の風景が
ライオンの横たわる姿に似ているらしい
何も見えないけどね
仕方ないのでサッサと引き上げる
通りがかった黄山獅林大酒店
入口の脇を固めるのは狛犬かと思ったら
獅子だった
北海景区に戻ってきた
ここは「黄山北海賓館」、いわゆるホテルエリア
黄山で一泊する人はここをよく利用するらしい
てなわけで
おびただしい団体様がこの後なだれ込んできて
道をふさがれる
錠前、ここまで大きくする必要があるのか??
黄山北海賓館の敷地内から見える
名松「夢筆生花」
英語名 Magic Brush with a Flower on the tip
この松は黄山でも有名な松の一つで
標高1600mの筆のように細く尖った岩の先端に
ポツンと笠松が生えている不思議な光景
その姿が、まるで筆先に咲いた花のようだと
李白の故事に「筆に花が咲く夢」とあることから
この名がついたそうです
由来は美しいですね
もう陰影しか見えないですけど
次に向かっている始信峰の途中にあった
名松「黒虎松」
英語名 Black Tiger Pine
松の高さは約9m、傘の部分は14mもあるらしい
かつてこの地で修行していた名のある高僧が
ある日松を見上げると黒の虎が横たわっていて
もう一度見上げた時にはいなかったことから
この名がついた、そうですよ
始信峰の下の広場に着いた
突如マッシュルームオブジェが登場
スーパーマリオ?
シイタケ栽培してるの?
ここにもまた見事な笠松が
名松「竪琴松」
英語名 Harp Pine
高さは約7.5m、 傘の長さは約12mもある
松の形がハープのようだという
見たまんまの由来
何か名のある峰だったと思ったけど
名前忘れました
人型にも見えますね
始信峰へは反時計回りで周ってね
ここもひどい濃霧
がしかし、
岩壁が比較的展望台と近いため
霞の向こうにかろうじてお姿が見える!
水墨山水画見参!
こんな高いところにも松が!
生命力あるなぁ
なんて感心していたら
ここで再びの霧が晴れたのです!
シャッターチャンス逃しませんでした(笑顔)
実に幻想的(うっとり)
霧が少し晴れて
手前が見えてきた!
別の展望台の頂に上ってみた
そうしたら
ここでもまた運よく霧が晴れてきた!
最後の最後でツキが回ってきました
黄山の仙人に感謝
横を見ると、
霧が晴れハイパークリア
松の紅葉がキレイ
中央に人がちっちゃーく映り込んでますが
この規模が分かりますね
まさにこれぞ水墨山水画の世界!
西安郊外で崋山を見たときよりもちょっと感動
「黄山を見ずして、山を見たと言うなかれ」
この言葉は伊達じゃない、と思いました
ほんの数分の出来事でしたが、
大興奮しました
動画も撮っていたら
「あんたどいてよ」と
記念写真を撮りたい団体客から注意されましたが
外国人で聞こえないフリしました
始信峰
来て正解だった
始信峰にある巨大な岩「松引楼」
ここがまた狭くて人ひとりしか通れない
手前の奇峰群は
割とくっきり見え始めた
やっぱり日が高くなったからだろうか
(この時午後15時近く)
右下に延びる階段が
雲谷索道(ロープウェー)につながる「始信新道」
日の出を見る絶景スポットでもあるそうです
名もなき松ですが存在感スゴイ
見晴るかす雲海の上に
少しだけ頭をのぞかせた奇峰群
まるで天上界だ
もうため息しか漏れないね
霧が晴れたので
一応、紅葉も収めておく
毎回思うけど
岩壁に渡らせる遊歩道を作らせたら
中国の右に出る者はいなさそう
この岩の絶妙バランス
震える
ちなみにこの下はくぐらないのでご安心を
道の脇にたたずんでます
ようやく到着「雲谷索道」
なぜか「白鹅(シロガチョウ)新站」と書かれている
どうも新しく設置されたルートのよう
しかしせっかく降りてきたのに
また階段を登る
雲谷索道の広場に到着
ここでもこの大絶景
しかし、
雲谷索道はうわさに聞いていた通り、
玉屏索道より人が少ないので
並ばずロープウェーに乗り込めます
同じロープウェーなのに
どうしてこちらはこんなに地味でシンプルな
改札なんだろう
アナログな改札だし
ロープウェーからの眺め
圧倒される雲海の絶景
乗車時間はものの15分程度ですが
進行方向左側座った方がいいです
写真が撮りやすいですよ
知っている人は共感していただけると思いますが
ギアナ高地によく似た風景
雲谷索道下站を降りると
小さな地質博物館がおもむろにある
ワイングラス・・・
他に入れ物なかったのかな
わぉ!
恐竜の卵の化石!
ロープウェー駅前
雲谷索道站は割と扱いが地味
「下山乗車」と書かれている看板方向へ向かいます
そこに黄山風景区南門へのバスが待ってます
標高下ってもこの霧
今日は最後まで霧にやられっぱなし
沿道には土産物屋と飲食店が立ち並ぶ
美味しそうだけど
とりあえず先を急ぐ
乗車口はあっち
ちなみに再び19元のチケットを購入しないといけません
雲谷索道から南門までは
玉屏よりも離れているのでちょっと時間がかかる
所要30分弱ぐらい
到着したのは16時45分でした
バス降車場の出口には
指で絵を描く「指掌画」の露店がありました
野暮ったそうなおっさんですが
絵を見て驚愕
想像以上の出来栄えに思わずため息漏れました
人は見かけで判断しちゃいけない
思わず拍手して立ち去りました(決して買わず)
ホテルに戻る途中、
すっかりお腹が減ったので下町の大衆食堂で
高菜炒飯をいただく
結構なボリュームでたったの8元(約140円)
おかみがチャッチャと作ってくれ
早い安い旨いの大満足の夕飯でした
最後までご清聴いただきありがとうございました
少しでもご興味持っていただいたら
是非黄山訪れてみてください!