旅の概要 Itinerary
【訪問時期 Visited Date】2018/10/18~10/19
【訪問場所 Visited Site】稲城亜丁風景区 Daocheng Yading scenic area, Eastern Tibet, Sichuan, China
※文中の料金等は2018年10月現在のものです

 

稲城亜丁で頻出する主な用語の中国語読みアドバイス
稻城亚丁 ダオチュン・ヤーディン Daocheng Yading / 香格里拉鎮 シャングリラヂン Xiang ge li la zhen / 亚丁村 ヤーディンツン Yading cun / 仙乃日 シャンナイリー Xian nai ri /央邁勇 ヤンマイヨン Yang mai yong / 夏諾多吉 シャヌォドーヂー Xia nuo duoji / 冲古寺 チョングース Chongu gu si / 卓瑪拉措 ヅォオマラ Zhuo ma la cuo / 牛奶海 ニウナイハイ Niu Nai Hai / 五色海 ウースハイ Wu se hai

稲城亜丁の位置関係 Location Map

 

稲城亜丁トレッキング2日目の行程
亜丁遊客中心(ビジターセンター・チケット売り場)⇒(バス移動)⇒亜丁総合服務站(総合案内所)→(徒歩)→冲古寺→(徒歩)→五色海→牛奶海
※青太字部分が本ページで紹介する行程
  • 紫色のルート専用シャトルバスでの移動
  • 青色のルート散策ルート(徒歩あるいはカート移動)
  • 黄色ルートが2日目のトレッキングルート

クリックしたら百度地図に飛びます

中国 稲城亜丁 Daocheng Yading 百度地図 Baido Map
稲城亜丁風景区の地図 by 百度地図

トレッキング2日目:五色海と牛奶海へ

(続き)

五色海(ウースーハイ)まであと820m
牛奶海(ニウナイハイ)まであと1.1kmの地点

だいぶ一気に上がってきたので
標高的にはおそらく4,400mぐらいいっているハズ

はためくタルチョが現れてきました

中国 稲城亜丁 Daocheng Yading
強風になぶられるタルチョ

岩場が増えてきた

中国 稲城亜丁 Daocheng Yading
こんな岩場も歩く

ここまで来たらもう引き返せない

意地でも上に登るしか無い

道端には高山病にやられている人続出している

中国 稲城亜丁 Daocheng Yading
みんな苦しそう

さすがの中国人もただ黙々と登る

中国 稲城亜丁 Daocheng Yading
ひたすら登る

いやもうすごい何これ絶景!

中国 稲城亜丁 Daocheng Yading
山が近いよ!

いよいよ最後の休憩ポイントに到着!
そしてここは五色海と牛奶海の分岐点でもある

中国 稲城亜丁 Daocheng Yading
牛奶海と五色海の分岐点

上に740m上がれば五色海、まっすぐ約1km進めば牛奶海

中国 稲城亜丁 Daocheng Yading
ラストスパートの五色海まであと740m、牛奶海まであと1km!

最後の休憩ポイントなのでみなお昼食べたり
携帯酸素吸って呼吸整えたり
思い思いに休憩を取る

中国 稲城亜丁 Daocheng Yading
最後の休憩ポイントで一休み

おびただしい数のタルチョがはためいていてた!

いやもうすさまじすぎて言葉失う、かっこいい!

しかし風が無茶苦茶強くて震える!

よく見るとタルチョの上の方に道が続いている
あれが五色海に向かう登山道、わぉー(驚愕)

中国 稲城亜丁 Daocheng Yading
おびただしいタルチョがはためく!

さすがにここは森林限界
氷河に削られたむき出しの岩が渋い!

中国 稲城亜丁 Daocheng Yading
景色がスバラシイ!

道が平坦になった

あともう少しだよ!

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ファンメイちゃん、最後の力を振り絞る

いよいよ、念願のゴールが見えてきた!

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見えてきた!

キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
4500mの頂にある、天空の湖「牛奶海(ニウナイハイ)」!

中国 稲城亜丁 Daocheng Yading
キター!天空の湖「牛奶海」

誰もが肩寄せあい労をねぎらい感動を分かち合う!

4500mの地点にこんなミルキーブルーの湖があるとは

マジで息を呑む絶景
苦労しただけになおさら感慨ひとしお

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やっと着きましたー!

牛奶海は直径約200m、面積0.5キロヘクタールの小さな湖
一周することは可能

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直径200mほどの小さな湖

疲れも吹っ飛び
写真撮りまくるみんな

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悲願の到達で記念撮影!

湖の周囲は湿原でかなりぬかるんでいるので足元注意

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足元注意

あなたどうやって濡れずにその岩まで渡った?!
すごく謎

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どうやってあそこまで渡ったんだ?!

お友だちのガンホウくんは
あの黒い岩壁まで回り込んで行ったらしい
上から眺める牛奶海は絶景だったとのこと

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もう絶景!

切り取りたくなる絶景!

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文句なしの絶景!

感動に浸っているのもつかの間
恥ずかしいことに無性にトイレに行きたくなり
湖一周するのを断念

直ちにトイレに直行

標高4,500mにもちゃんと簡易トイレを設置してあるんです
そういうところ抜かりない中国

トイレがある場所から眺めた牛奶海の全景

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少し高台にあるお手洗いから見た牛奶海の全景

ひとしきり牛奶海を堪能したあとは
次の目的地「五色海(ウースーハイ)」

ここからさらに標高差100mを登らなければなりません

距離じゃないですよ、“標高差”100m
450mかけて100m上がるんです

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ここから五色海に向かいます

階段を振り返る

ああ、牛奶海はやっぱり美しいね

しかし、もうほんとに登りはしんどいです

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牛奶海からあと100m上に登る

とはいえ疲れも吹っ飛ぶ、
この氷河が削り出した大地の彫刻!

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氷河が削った凄まじい絶景!

あと少しが遠い!

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あともう少しが遠いよ

わずか450mを約20分かけて登り切った先に

ようやく標高4,600mの五色海制覇!

しかし、あいにく雲が出てきてしまい
せっかくの五色海、いわゆる五色に色を変えるのが魅力の湖がにぶい色合いに

思わず

「こんなに苦労したのに、正直ちょっとガッカリだヨ…」

とつぶやくフクヒくん

まぁ、わからんでもない
これはこれでスゴイけどね

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五色海にようやく到着!

さすがにみんな体力の限界で、ここは体力温存と栄養補給のためにしっかり休憩

一方、わたしはなぜか体力余っていたので湖畔まで降りてみた

賽の河原みたいになっている

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五色海の湖畔に降り立ってみる

五色海は牛奶海よりも少し大きく
直径約360m、面積は0.7kmヘクタール

牛奶海よりも水深深そうで豊かな水をたたえている

ここにもカターが巻かれた石積みがたくさん積まれていた

中国 稲城亜丁 Daocheng Yading
たくさんの石積み

一瞬光が差し込み、鮮やかなマリンブルーに!

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一瞬光が指して鮮やかなマリンブルーに!

こうしてみると意外に浅いのかな

右側の斜面に豆粒に見える登山客らがいっぱいくつろいでいます

中国 稲城亜丁 Daocheng Yading
登山客が豆粒に見えるね!

後ろにそびえるのは5,000m級の氷河峰

なんちゅう眺め!

いやもう、こんな軽装備でこんなところまで登れてしまうのが中国のスゴイところだよ、やっぱり

中国 稲城亜丁 Daocheng Yading
感動的なショット!

湖の向こう側の岩壁に氷河のつららが垂れ下がっていた

わたしのスマホズームではこれが限界…
画質粗くてスミマセン

中国 稲城亜丁 Daocheng Yading
氷河のつららが見える

さぁ、いよいよ下山です
日が暮れる前に下山しないと!

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さて、下山開始

下山途中にあった名もなき翡翠色の湖

これも日が差したらキレイなんだろうなー

中国 稲城亜丁 Daocheng Yading
名もなき翡翠色の湖

あの、タルチョがはためいていた地点まで下る

この辺は勾配が結構きつい

でも意外に岩は滑りにくくくて歩きやすい

中国 稲城亜丁 Daocheng Yading
下りは勾配きつい

途中から整備された木造の階段になった

これはこれで膝に負担かかるんだよね

中国 稲城亜丁 Daocheng Yading
整備された階段になってきた

最終休憩ポイントに戻ってきた

あるおっちゃんがレッドブルとか携帯酸素缶とかランチボックスを売っていた

このランチボックス、味はともかく、紐を引っ張ると火傷しそうなほど加熱するんです
結構中国ではポピュラー

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最後の休憩ポイントではレッドブルと携帯酸素缶が売られている

下りは息がラク
でも膝が笑うので何とも言えない

しかしどこまでも絶景ですわ

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なんて美しい渓谷

スポットライトのように日が差して
黄葉に染まる湿原が幻想的な姿に

中国 稲城亜丁 Daocheng Yading
神秘的な光景

陰っていたけど、キレイだね

中国 稲城亜丁 Daocheng Yading
幻想的。。。

また岩羊ことバーレルの群れ登場

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またバーレル御一行に遭遇

さっきよりいっぱいいる
そして岩肌にもいっぱい載っかってる

険しい崖に生息する生きものだからね

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なんだかすごいいっぱいバーレル

「おい何見とんねん」的な一瞥を食らう

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「何見とんねん」

さすがにもう17時近く
辺りも薄暗くなり雲が多く陰ってきた

中国 稲城亜丁 Daocheng Yading
だいぶ曇ってきた

物陰に見たこと無い赤い鳥がいた
すずめの赤い版みたいな感じ

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珍しい赤い鳥がいた

どうもこの周辺の湿原は「洛绒牛场」というらしい

黄金のベルベット絨毯!

中国 稲城亜丁 Daocheng Yading
まるで黄金の絨毯

彼方にウシとか馬が放牧されている
なんて牧歌的な情景…

中国 稲城亜丁 Daocheng Yading
牧歌的な光景

ようやくカート乗り場まで戻ってきた!

さようなら!ヤンマイヨン!稲城亜丁!素晴らしかった!
相当疲れたけど感動をくれてありがとう!

中国 稲城亜丁 Daocheng Yading
サヨウナラ、稲城亜丁

そうしてカートに乗りこみ、再びの冲古寺前の広場

時すでに18時を回っていた

夕暮れに照らされる冲古寺が神々しい

中国 稲城亜丁 Daocheng Yading
そして再びの冲古寺

そうしてまた専用シャトルバスに乗り込み
チケット売場に到着したのはもう夜の19時過ぎ

そりゃ真っ暗にもなるよね

中国 稲城亜丁 Daocheng Yading
切符売り場に戻る頃には真っ暗だった

というわけで、

第2日目の行程は、

往復約20km(うち、カートが約12km、徒歩約8km)
標高差600m
所要時間11時間

軽装備ながら、
ガチでハードなトレッキング(ハイキング?)でした

しかし、こんな絶景スポットが日本人にあまり知られていないのは実に残念

アクセスは不便ですが、
とはいえ、実は成都からフライトもあるし
(稲城の空港は世界一高い標高に有る空港らしい)

中華系の旅行会社でもツアーをアレンジしてくれるところもあるので
(ゴールデン旅行社とかチャイナトリップとか)
特に写真好きの方、登山が好きな方にはぜひ訪れてみて欲しいスポットでした

ただし、口を酸っぱくしていいますが

・高山病対策
・防寒対策

これらは可能な限り入念に…

終わり
ご清聴、ありがとうございました

All Photos by Mayumi ※無断転載禁止

 

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