【訪問場所 Visited Site】稲城亜丁風景区 Daocheng Yading scenic area, Eastern Tibet, Sichuan, China
※文中の料金等は2018年10月現在のものです
稲城亜丁第2日目は、
今回は標高4500mにある天空の湖「牛奶海(ニウナイハイ)」と
標高4600mにある「五色海(ウースーハイ)」を目指すトレッキングコースに挑戦です
稲城亜丁の位置関係 Location Map
※青太字部分が本ページで紹介する行程
- 紫色のルートは専用シャトルバスでの移動
- 青色のルートは散策ルート(徒歩あるいはカート移動)
- 黄色ルートが2日目のトレッキングルート
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トレッキング2日目:ビジターセンター~五色海分岐点へ
本日は往復20kmの行程を要するトレイルコースで
第1日目の実に5倍の総距離!
そんなわけで2日目は6時起き7時に宿出発
1日目より少し早めの8時にゲートに到着
再びの稲城亜丁風景区のキャラクター様がお出迎え
そして再びの切符売り場
朝早くから相変わらず大賑わい
ここで1日目に購入した入場券と
昨日自撮りしたスマホ画像を窓口のおねーさんに提示
間違いなく昨日ココにいましたよをアピール
無表情のまま確認され、チケットにスタンプを押印
そして本日分の往復専用シャトルバス代60元を支払い
チケット売り場にはちょっとしたコンビニがあるので
水や食料などを調達できる
でもたぶんちょっと高めなので
事前に外の商店などで調達しておいた方が賢い
隣には大きめのトイレがあるのだけど
女子トイレははっきり言ってキレイではない
壊れて流れない便器が結構あるしネ…
まぁ、よくあることだよね
前日同様、長い行列に並びながら専用シャトルバスに乗り込み
50分後、総合サービスセンターに到着
今回は直接冲古寺の広場へつながるショートカットの道を歩く
木の物陰に隠れて
インスタ映えを狙ったような色鮮やかな壁画があった
日本語でも「愛してる」って書いてあるね
気づかれにくいのか、
あいにく誰もその前で撮ってなかったけど
冲古寺までの徒歩ルートからの眺め
神の山・仙乃日をバックにした冲古寺の姿が実に神々しい
約15分も歩いたら冲古寺前の広場に到着
そこから遊覧カートに乗って6km先のスタート地点に向かうか
ここから遊歩道を渡って全行程歩きかの2つを選べる
わたしを含めて4人はカートをチョイス
一番若くて体力余っているガンホウくんだけ徒歩で向かうことに
ここからは二手に分かれて別行動
遊覧カートの往復乗車券は80元(約1300円)
結構、いい値段するよなぁ
遊覧カートの乗車時間はおおむね10分程度
まぁ、片道6km程度の距離だからね
車窓からの眺めが超絶アメイジング!
これは時間と体力が許せばぜひ徒歩で行きたかった!
こんなすばらしい眺めがよもや待っているとは…
正直、1日目よりも2日目のコースの方が圧倒的な絶景だと思う
さて、カートの終着点に到着
ここからは徒歩
右手に見えるのは標高5,985mの央邁勇(ヤンマイヨン)
ヤンマイヨンに向かってどこまでも延びる遊歩道
この地点ですでに標高4,000m
気温5度、凍え上がりそうだし息が上がる
スタート地点には広く整備されたお手洗いと
ちょっとした売店があるよ
ここで飲み物とかスナックとかちょっとした軽食を調達できる模様
何より、中国人に欠かせないお湯はタダでもらえる
中国人は例外なくマイボトルを持っている
そこにお茶っ葉を入れる人もいればただお湯だけ入れて飲む人もいる
基本、日本人みたいに冷たい飲み物を持ち歩く習慣はないらしい
こんな僻地の高所にも無料WiFiが!
インフラ整備、すごいよね
自販機もあったけど、当然高い
富士山の山頂並みの高さ
そしてここでもおなじみのエナジードリンク「レッドブル」登場
安い売店で事前に買っておいたもの
今までこれを高所で飲んでいる中国人らを疑っていたけど
案外効いているんじゃないかと思うに至りました
いよいよここから往復8kmの行程がスタートします!
すごい人!
美しい湿原の中を歩く絶景ハイキング!
ヤンマイヨンが雪煙を挙げている姿が
神々しいというか寒々しいというか
中国人が群がるところ、
そこは間違いなく絶景撮影スポット!
というわけで便乗
というか、遊歩道から完全に外れてるけど…
お構いなし
水鏡が美しい…(ため息)
絵になるよね
絶景をバックにポーズ
恐ろしいほどの透明感
岩羊(英語名はバーラル)という羊が生息しているらしい
第2の休憩ポイントに到着
ここでもちょっとしたものは購入できる
お手洗いもあるよ
ここから牛奶海までおよそ4km、五色海までは4.3kmかかります
荷運び用のロバや馬が隊列を為して行幸していました
馬は高いお金を払えばある程度のところまで乗せてくれるようです
(金額は不明)
前を歩くフクヒくんの帽子の何かがちょっとおかしい
よくよく見たら、厚紙を帽子のつば代わりに挟んでいた
「日差しが強いから、これ日よけ」
笑顔で答えるフクヒくん
思わず爆笑
しかし周囲は一切動じず、案外すんなり受け入れていた
文化の違い?
神々しいヤンマイヨンのお膝元をゆく
語彙力なくなる美しさ
果てしな~く続く遊歩道
この当たりには赤いキツネ(レッドフォックス)が生息するそうです
今回は残念ながら遭遇せず
しらばくは平坦な遊歩道が続くので
体力的にはまだ平気
問答無用に湿原が美しい…
ヤンマイヨンなどからの雪解け水か
足元でコポコポと水が湧いていました
岩羊、別名バーラルの群れがいよいよ登場
大人しく臆病なので人間には近づいてこない
羊なんだけれど、本当はウシ科なんだって
騙された!
(ポーズを決めて)「こんにちは!」
絶景紅葉トレイルが続く
中国人のおともだち・ファンメイちゃんの記念撮影
彼女はスタイル抜群のとってもとっても美人さん
(残念ながら顔写ってないけど)
みんなスマホの撮影に余念がない
「こっちの方が絶対1日目よりキレイだよね!」
と目を輝かせてファンメイちゃんが興奮気味に語っていたのが印象的
彼女は自然が大好きだそうです
牛奶海まであと3.3km、五色海までは2.9km地点
第2休憩ポイントから約1.5km前後進んだ感じ
やっとこさ、ココまで来た
水鏡が超絶美しいスポット登場!
ちょっと風があって波紋あるけど
雪煙をモクモクあげるヤンマイヨンが神々しすぎる件
遊歩道はまだまだ続きます
休憩したところに
アーティスティックな樹木を発見
色のコントラストと木のねじれが美しい
額に入れたい風景
トレイル上には簡易お手洗いがあちこち設置されていて意外に便利
そして、いちいち長蛇の列
しかし、天空の絶景トイレ!
何だかトイレまで神々しいとは…
稲城亜丁内の簡易トイレはなぜか自動泡トイレ
泡洗浄というよりも
常にブクブク泡が便器いっぱいに満たされている
衛生面と清掃する手間を省く目的なのだろうけど、
どうなんだろ?
さて、
いよいよここからは本格登山スタート!
結構な勾配の岩道を登っていきます
すでに標高は4200m超え
ちょっとの坂でもかなり心臓バクバク、相当しんどい
ファンメイちゃん、いよいよダウンにつき
酸素缶で酸素吸入
日差しは強くて暖かくなってきたんだけどね
この勾配を延々と標高差300mぐらい登ります
想像以上にしんどいですよ~
三歩進んでは二歩休むみたいな感じ
いよいよ五色海まであと820m、牛奶海まであと1.1kmに迫りました!
この地点ですでに3時間ぐらい経過
約3kmを3時間…1km1時間の計算
高所での登山はどれだけしんどいか分かりますね
でも中国人の皆様はおしゃれ靴で登っていたり
シフォンスカートで登っていたり
おしゃれバッグ片手に登っていたり
実に自由
遊歩道自体は整備されているので
やはり最後は体力勝負のトレッキング(ハイキング?)です
というわけで
この続きは第2日目後編で!
All Photos by Mayumi ※無断転載禁止
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