【訪問場所 Visited Site】稲城亜丁風景区 Daocheng Yading scenic area, Eastern Tibet, Sichuan, China
※文中の料金等は2018年10月現在のものです
稲城亜丁の位置関係 Location Map
※青太字部分が本ページで紹介する行程
- 紫色のルートは専用シャトルバスでの移動
- 青色のルートは散策ルート(徒歩あるいはカート移動)
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※中国旅行では、百度地図を見た方が一番確実です(アプリのMaps.meも結構優秀)
トレッキング1日目:仙乃日を見ながら卓瑪拉措(ヅォオマラ湖 )へ
仙乃日(シャンナイリー)がグングン近づいてきた!
黄葉と清流のコントラストが美しい。。。
さらに登りますが
一歩一歩がだいぶしんどくなってきました
みんな息が切れているのに
写真のときだけ全力で楽しむ!
砂州が現れました
しかし、ここ標高4000mなのに
森林限界って何mなの?
ここにもカターがグルグル巻きにされた石積みが
まさに神の山!
チベット仏教では観音菩薩の化身だそうです
おびただしいタルチョ登場
さすがに標高4000mともなると風がかなり強い
はためくタルチョが雪峰に映える
タルチョのやぐらだった
ようやく本日のゴール・珍珠海
チベット語で別名、卓瑪拉措(ヅォオマラ湖 )に到着!
翡翠色をした美しい湖です
白峰・仙乃日をバックに黄葉と翡翠色が映える
ちなみにここは遊歩道から外れた立入禁止区域
でも「ダイジョブダイジョブ平気!」と柵越えを促され
次から次に他の観光客も柵を乗り越え熱心にセルフィー
中国において「立入禁止」の看板は無きに等しい
グルグル巻の石積み登場
卓瑪拉措(ヅォオマラ湖 )の案内板によると
卓瑪拉措は、度母魂湖(Drolma Lake)という意味で
またの名を「珍珠海(Pearl lake)」と呼び
神の山・仙乃日の前にたたずむ母なる魂を宿し内なるパワーを秘めた翡翠色の湖なのだそうだ(たぶん)
標高は4100m、面積は1ヘクタールほどあるらしい
ベストポジションでみなさん仲良く記念撮影
とにかく写真大好きね
バスクリン入れたみたいな緑の色だけど
倒木が腐らずに沈んでいる様子がよく見える
見た目に比して透明度はかなり高い
池をグルッと囲むように遊歩道がさらに伸び
また仙乃日の正面に出た
みんなだいぶもうヘトヘト
朝出発してからすでに5時間半が経っている
休み休みゆっくり進む
どこまでも続く長い長~い遊歩道
これを整備できるのは、さすが中国
ここにきて仙乃日の展望台に到着
案内板によると、
仙乃日はチベット仏教では「観世音菩薩」に例えられ
東チベットにそびえる仏教聖地の三山(仙乃日、央邁勇(ヤンマイヨン)、夏諾多吉(シャヌォドーヂー))の中でも最高峰を誇る標高6,036mで
山頂は古代氷河に厚く覆われ
峰は10度ほど北に傾いていて、
西に面して吉祥星といわれる北斗七星が輝く
と書いてありました
ちなみに央邁勇(ヤンマイヨン)は文殊菩薩、夏諾多吉(シャヌォドーヂー)は金剛手菩薩の化身で
これらの山を3回参詣すると一生の願いが叶うと信じられているそうです
一生の願いが叶うなら参詣したい、かな?
さらに進むと赤と黄色が混じった美しい湿原が現れました
何度見ても絵になる光景
語彙力がないですが
ほんとにキレイなんです
稲城亜丁の紅葉の赤は
モミジではなく、南天みたいな、見たこと無い植物でした
写真を撮りたかった
それで立入禁止の柵越えが許される
それが中国
遊歩道の意味ある?
賽の河原みたいなのがあった
小石を積んで願いを込めるのだろうか
石文字で愛が描かれている
こういうところは万国共通だね
でも、たぶん「潘(パン)」は人の名前
いやもう美しすぎて言葉に出ない湿原
純白の氷河峰に映える
長い長~い遊歩道はまだまだ続くよ
でも下りなのでまだラク
おそらく雪解け水であろう清流が美しい
クライマックスで美しい黄金の湿原が現れました
いやもう、ホント、筆舌に尽くしがたい美しさ
息はあがって上りはしんどかったけれど
だんだん高度順応してきて最終的にはダイジョウブでした
みんなはかなりへたばっていましたが
第1日目は往復約4km、所要6時間の行程でした
こうして第1日目は無事終了
*****
第一日目を終えての教訓は、
とにかく稲城亜丁を訪れる際には
・高山病対策
・防寒対策(10月の陽気で気温2~5度)
はガチで準備すること
なめてかかるとほんとに痛い目見ます
バスの場合、稲城に着く前に
必ず1泊立ち寄らなければならない康定(ガンジン)という町で
比較的リーズナブルに薬も防寒具も揃えられます
せっかくここまで来たのだから
健康的に東チベット・稲城亜丁を楽しみましょう
というわけで、第2日目につづきます
All Photos by Mayumi ※無断転載禁止
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