(公開日2017/04/28)
※Compathyサイト閉鎖に伴い、同サイトに寄稿した記事を転載したものです
こんにちは、Compathy MagazineライターのMayumiです。
七色の虹を見ると、何だか得したような、ちょっとハッピー気分になれますよね。多くの人が「七色」に特別なモノを感じているのではないでしょうか。
今回は、自然が生み出した奇跡の天然七色の絶景を5つご紹介します。
グランド・プラズマティック・スプリング(アメリカ合衆国)
こちらは、アメリカの世界遺産イエローストーン国立公園内にある「グランド・プラズマティック・スプリング」。その名の通り、光のプリズムが放つ虹のような鮮やかな熱水泉です。
熱水泉としては世界第3位の大きさを誇ります。
また、これらの色は温泉に棲むバクテリアの影響によるもの。水温は70~90度におよび、危険なため立入禁止となっています。
セブンカラードアース(モーリシャス)
「インド洋の貴婦人」と称されるアフリカの絶海の孤島モーリシャス。
この島には火山の噴火により誕生した七色の大地「セブンカラードアース」が存在します。
この七色は土の成分に含まれる鉄分やアルミニウムなどの鉱物による化学反応の結果で、さらに日差しの角度によりより色が鮮明となります。
七色の丘(アルゼンチン)
アルゼンチン北部フフイ州にある世界遺産「ウマワカ渓谷」。その中にひときわ異彩を放つのが「七色の丘」です。
この色のグラデーションは古代先カンブリア紀からの地質変遷により彩られたもので、気の遠くなるような年月をかけて生み出されました。
ちなみに、ウマワカ渓谷は標高2,100mに位置し、高山病に要注意です。
キャノ・クリスタレス(コロンビア)
南米コロンビアのアマゾンジャングルの奥に潜む、“世界一美しい川”で有名になった「キャノ・クリスタレス」。
川に生息する藻の影響で、1年のうちわずかな期間だけ、赤や緑、黄色、オレンジなどのカラフルな川に変貌します。
全長100㎞におよぶ河川流域は自然保護区に指定され、入水の際はノンケミカルが必須。
また、反政府ゲリラの潜伏の恐れがあるとのことで、国境警備隊の軍が駐在しています。
張掖丹霞地貌(中国)
「七彩山」の異名を持つ中国甘粛省のグランドキャニオン「張掖丹霞地貌」。
「丹」とは中国語で「朱・赤」、「霞」は夕焼けに染まる景色を意味し、赤を基調としつつ、異なる鉱物から生まれたカラフルストライプの景観は圧巻です。
朝日や夕焼けで一面赤に染まる景色が最高に美しい瞬間です。
おわりに
日本では、虹は幸運の兆しとも言われ、七色の景色もまた、見る者にポジティブなパワーをもたらしてくれる気がします。
世界にはこのほかにも、手つかずの七色に彩られた奇跡の絶景が存在します。ぜひそんな宝探しのような旅へ出かけてみませんか。
今回ご紹介した七色の絶景は、
・グランド・プラズマティック・スプリング(アメリカ合衆国)
・セブンカラードアース(モーリシャス)
・七色の丘(アルゼンチン)
・キャノ・クリスタレス(コロンビア)
・張掖丹霞地貌(中国)
ですが、
幸い、これらはすべては過去に訪問歴あり
ただ、イエローストーンの「グランド・プラズマティック・スプリング」はまだデジタルカメラが登場する以前の訪問なのでデータがありません…
それはともかく、
正直な話、「え?これが七色?」と思われる方も少なくないのでは
ぶっちゃけ、わたしもはじめそう思いました
でも、世間ではこれらを「七色の風景」として扱っています
というのも、まことしやかに過剰な色調補正や合成写真が出回っているからなんですね
実際の経験上、
セブンカラード・アースは、光の加減ではギリ七色ですが、ちょっと無理があり、
キャノ・クリスタレスに至っては、わたしが訪れたタイミングも良くなかったかもですが、せいぜい赤・黄・緑・オレンジぐらい。
張掖丹霞地貌に限っては、あれは合成されたか、ちょっとねつ造を疑うぐらいギャップあり過ぎました
ペルーにあるレインボーマウンテンは本当に七色だそうです
是非近い将来、訪れたいスポットですね。 ⇒2023年3月に訪問しました!
終わり
<All Photos other than Wikimedia images by Mayumi>
<関連記事>