Compathy Magazine

(公開日2017/04/13)

※Compathyサイト閉鎖に伴い、同サイトに寄稿した記事を転載したものです

 

【Compathy Magazine】壮大な歴史を彷彿とさせる!世界を魅了するマーブル模様の絶景5選
壮大な歴史を彷彿とさせる!世界を魅了するマーブル模様の絶景5選

こんにちは、Compathy MagazineライターのMayumiです。

地球が誕生したのはおよそ46億年前。地表は隆起と沈下、そして浸食を繰り返し、大地には地球の歴史が刻まれています。

今回はそんな壮大な地球の歴史を彷彿とさせる、美しいマーブル模様をもった世界の絶景を5つご紹介します。

 

THE WAVE(ザ・ウェーブ)

020 THE WAVE(USA)
ザ・ウェーブ THE WAVE

「世界一の秘境」とも名高い、米国アリゾナ州北部のバーミリオン・クリフ国定公園内に位置する「THE WAVE(ザ・ウェーブ)」。

1億9千万年前の恐竜時代の砂漠が化石化し、やがて長い年月をかけて鉄砲水や風雪による浸食をうけ、現在のような奇跡のマーブル模様に。

自然保護の観点から、抽選による1日20人までの人数制限があることはファンの間では有名な話。そのプレミアチケット的な希少性をもって、ますます秘境感が増しています。

 

マーブルカテドラル(チリ)

マーブル・カテドラル
マーブル・カテドラル Marble Cathedral

チリとアルゼンチンの国境にまたがるヘネラル・カレーラ湖(アルゼンチン側ではアルゼンチン湖と呼ぶ)に存在する「マーブル・カテドラル」。

何百万年という時をかけて波浪による浸食で生み出されたのが、世にも珍しい、マーブル模様を刻んだ大理石の大聖堂です。

エメラルドグリーンの水の色が大理石に反射して、まるでブルーモスクのような、奇跡の美しさを放っています。

 

張掖丹霞地貌(中国)

中国 甘粛省 張掖丹霞地貌 China Gansu Zhangye
張掖丹霞地貌

『東方見聞録』で知られるマルコ・ポーロ。彼もかつて訪れたというシルクロードの要衝・中国甘粛省にある張掖(ちょうえき)のまち。そのおよそ50km離れたところに横たわるのが「張掖丹霞地貌(ちょうえきたんかちぼう)」です。

異なる鉱物を含んだ地層が折り重なり、積み重なって生まれたマーブル模様の山は「七彩山」とも呼ばれ、2002年に発見されたばかりの知る人ぞ知る中国の絶景です。

 

ウェーブ・ロック(オーストラリア)

ウェーブ・ロック(オーストラリア)
ウェーブ・ロック WAVE ROCK Photo by gérard via flickr

西オーストラリア・パース南東部に横たわる、高さ約15m、幅約110mの「ウェーブ・ロック」。

文字通り、その姿は大地の波がうねりをあげているかのような一枚岩のビッグウェーブを形成しています。

これは何億年という時をかけて地上に隆起した花崗岩が浸食されたもので、この地形を生かして、岩の向こうにはダムが建設されています。

 

バングル・バングル(オーストラリア)

バングル・バングル(オーストラリア)
バングル・バングル(パーヌルル国立公園)Photo by Caroline Jones via flickr

西オーストラリア北部に位置する世界遺産のパーヌルル国立公園、通称バングルバングル。

バングル・バングルは、およそ3億5千万年前の砂岩が地殻変動により隆起と浸食、風化を繰り返し、2000万年という時をかけて誕生した蜂の巣状の地形を持つ奇岩地帯。

またその地層はオレンジの層と鉄分を含んだ黒の層のストライプ模様で構成され、他に類を見ない規模で広がっています。

数十年前まで原住民アボリジニしか知らなかったオーストラリアの秘境中の秘境です。

 

おわりに

地球の歴史が刻まれた圧倒的な自然を前にすると、人間というのはかくもちっぽな存在で、瞬き程度の儚い命の生き物なのだと改めて思い知らされます。

それは一方で、短い一生だからこそ、限りある命を自分らしく生きねばという、己に向き合う機会を与えられる気がします。

やりたいことがブレたり、迷いが生じたときなど、こうした圧倒的な非日常の空間に身を置くと、案外答えが見つかったりしますよ。

 

執筆後記

今回紹介した5つのうちで、
中国甘粛省の「張掖丹霞地貌(ちょうえきたんかちぼう)」は超ド田舎にある観光スポット

比較的近年発見された観光スポットながら、
カラフルマーブルの山々の写真が話題となって急速に観光地化が進み
映画のロケ地にもなったほど人気はうなぎのぼり

わたしが訪れるほんの数か月前の誰かのブログでは
まだ開発途中で入口までは何もない農道だったのに
訪れてみれば、すでに超立派な遊歩道が誕生していました
専用シャトルも巡回していて、

こういうところは、ホント、中国は“仕事が早い”です(でも作りは案外雑なので問題が出やすい)

それはともかく、

わたしが見た写真では赤・青・黄色などのレインボーカラーだったのですが、
蓋を開けてみたら、赤と黄色、せいぜい白のマーブル模様の大地という感じ

よもや場所間違えたか?!とわが目を疑ったぐらい、ネットで見た写真と違っていました

中国の観光地の写真は脚色(編集)という名のよもや“捏造”が多いので
今回も少し騙された感がありました

まぁ、それを差し引いても
絶景には違いないのですけどね

後日談。
わたしがタクシーの運ちゃんに連れていかれた場所とはまた違うエリアにもっとカラフルマーブルの地層があったようです
なんだよ~、と思いました……

終わり

 

<All Photos other than flickr images by Mayumi>

 

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