
2018年6月から満を持して地下鉄構内撮影が解禁された
ウズベキスタンの首都タシュケントを走るタシュケント地下鉄(メトロ)
それまでは軍の厳しい取り締まりがあって
歯がゆい思いをした旅行者は数知れずでしょう
というわけで、今回タシュケント地下鉄についてまとめてみました
1タシュケント地下鉄の路線図 Tashkent Metro Map
- ウズベキスタン線(青マーク):12駅(1977年開業、総距離15.4km)
- チランザール線(赤マーク):11駅(1984年開業、総距離14.3km)
- ユヌサバード線(緑マーク):6駅(2001年開業、総距離6.4km)
合計 29駅/総距離 36.2 km
マークをクリックすると駅一覧が表示されます
※ウズベキスタン線(青マーク)は全駅画像が揃っています
※チランザール線(赤マーク)は「Paxtakor駅」「Mustaqillik Maydoni駅」「Amir Temur Hiyoboni駅」以外は写真はありません
※ユヌサバード線(緑マーク)は「Minor駅」の写真がありません
2タシュケント地下鉄の主な概要

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1966年04月 ウズベキスタン大地震発生
1968年 地下鉄建設計画(中央アジアで初の地下鉄)
1972年 最初の路線チランザール線着工
1977年11月 チランザール駅開通
1984年12月 ウズベキスタン線開通
1991年12月 ソ連崩壊、ウズベキスタン独立
2001年10月 ユヌサバード線開通
2018年6月 地下鉄構内でのカメラ撮影解禁(動画はNG)
※地下鉄延伸の計画はあるが見通しはたっていない模様
3タシュケント地下鉄の乗り方 How to take Metro

- 町中で「M(=Metro)」の看板のある地下入口を探す
┗ 地下入口付近には警察が荷物検査で待機しているところもあるので注意 - 「KASSA」(切符売り場)でトークン購入(一律1200スム=約17円※2018年現在)
┗ どこまで乗っても1,200スム、時間制限などはない
┗ 現金のみ、小金の用意を - 改札機前で荷物検査
┗ 大きな荷物以外は特に必要ない模様。また外国人は免除される傾向にある - 改札機にトークン挿入
┗ 機械が壊れている(挿入できない)ところが多いので注意
┗ トークンは戻ってこないのでそのまま通過 - 駅ホームにて行き先確認
┗ 駅構内には路線図なし、行き先看板は小さく、ウズベク語とロシア語併記なので注意 - 乗車
┗ 前触れもなく短時間でイキナリ扉閉まるので注意 - エスカレーターあるいは階段登って「EXIT(出口)」扉目指す
┗ 改札は通らない
※駅構内にお手洗いはないので注意
4タシュケント地下鉄構内での撮影注意点 Tips
- 地下鉄職員及び巡回の警察は撮らない
┗ 撮っているところを見られたら即消去、あるいは別室連行 - 動画は禁止
┗ スマホでもNG - ISO感度高めに設定できるカメラの用意
┗ 駅構内は照明が薄暗いところが多い
┗ 三脚が使用できるかは不明 - フラッシュは控えた方がいい
┗ 常識的に - 静かに撮影しよう
┗ 騒がしいと巡回中の警察に注意されると思います、たぶん
※車両内の撮影可否は不明(たぶん、しない方が良さそう)
5参考サイト Related websites
- The Guardian News and Media「Uzbekistan's secret underground – in pictures」(英語)(2018/8/24公開)★★★
┗ タシュケント地下鉄の美しい画像多数、キャプションコメントから歴史背景なども分かる - OrexCA.com「Tashkent Metro - the first subway in Central Asia」(英語)(2016公開)★★
┗ 各駅の詳細はないが、美しい写真多数 - はてなブログkojittersさんのブログ「【地下鉄】麗しきタシケントメトロの世界/Toshkent Metro Gallery」(2018/8/6公開)★★★
┗ 2018年9月19日現在で16駅掲載、随時更新。詳細な写真が多くて参考になります - 産経ニュース「旧ソ連製・地下鉄構内は軍事施設 芸術的な駅舎に隠し撮りもチラホラ」(2015/9/19公開)★
┗ 当時としては貴重な情報、撮影禁止下の状態がよく分かる - Wikipedia Japan「タシュケント地下鉄」★★
┗ 時代背景、路線、駅名、車輌のことなどさすが詳細 - Wikipedia「Tashkent Metro」(英語)★★★
┗ 日本語版よりチョット詳しい、最新情報もあり - Wikipedia Japan「ウズベキスタン」★★
┗ やはり時代背景を知るにはこれが便利
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以上