(公開日2017/05/07)
※Compathyサイト閉鎖に伴い、同サイトに寄稿した記事を転載したものです
こんにちは、Compathy MagazineライターのMayumiです。
世界でカラフルなまちは最近割と増えてきていますが、町全体が同じ色で統一された事例はご存じですか?日本でいえば、京の町家などが思いつくかもしれません。
今回は、世界に存在する町全体が一色に染まった絶景のまち5選をご紹介します。
青の町:シャオエン(モロッコ)
目の覚めるような青に包まれた町、モロッコのシャオエン。青一色の由来は、かつてこの地に住んだユダヤ教徒による宗教的な意味合いや、殺虫効果のためなど諸説言われています。迷路のように複雑に入り組んだ路地裏は、迷宮に迷い込んだような錯覚に陥ります。
白の町:フリヒリアナ(スペイン)
太陽に映える白い街並みが多い印象のスペインの中でも、「スペイン一美しい村」に選ばれたアンダルシア地方のフリヒリアナ(Frigiliana)。
降り注ぐ強烈な日差しを遮るためという、この土地特有の事情が要因のようです。
情緒ある路地裏とかわいらしい街並みから、絵葉書にしたい美しさだと人気の観光スポットです。
ピンクの町:ピンク・シティ(インド)
西インド・ラジャスタン州の州都ジャイプル(Jaipur)。「ピンク・シティ」の異名を持つ旧市街は、サーモンピンクの砂岩でできた城壁や建造物に囲まれています。
時の王様マハラジャが好んだ色であり、19世紀後半、英国王室の皇太子招待を機にピンクに統一してしまったとか。
王様の豪気がうかがえる町です。
黄金の町:ゴールデン・シティ(インド)
ピンク・シティからさらに西の果てにあるジャイメルサール(Jaisalmer)は別名「ゴールデン・シティ」と呼ばれています。
砂岩でできた要塞都市で、西日を受けると黄金のように輝くことからこの名がつけられました。
これもマハラジャ王の趣味であり、ジュドプールの「ブルー・シティ」と「ピンク・シティ」はセットで有名です。
アースカラーの町:ヒヴァ(ウズベキスタン)
シルクロードの隊商都市の一つ、ウズベキスタンのヒヴァ(Khiva)。
この町は二重の城壁に囲まれており、内側は「イチャン・カラ」と呼ばれ、世界遺産にも登録されています。
日干しレンガに覆われた町は、とてもあたたかみのあるアースカラー一色。この城壁は漫画『進撃の巨人』を彷彿とさせるともファンの間で噂されています。
おわりに
日本の町は、その多くが色も高さも無秩序で、ゴミゴミと窮屈な印象を受けます。
だからこそ、世界のこれらの町にふれると、秩序だった安定感と閉塞感から解放されるような空気を感じるのかもしれないですね。
この中で行ったことがあるまちは、実はモロッコのシャオエンのみ
しかも、
なぜか2016年10月に訪れたシャオエンの画像データが
一眼デジカメ分だけぜんぶ吹っ飛んでしまい
奇跡的にスマホに残っていたのが数枚……泣けました
まぁそれはともかく、
シャオエンの町自体はそれほど大きくなくて
青い壁も旧市街の一部なので
正直、半日もあれば充分、だと思います
坂が多いのでとにかく散策は浸かれます(特に大荷物を持っていると大変)
それにしても、最近は世界的にカラフルな町が増えていますね
メキシコのグアナファトとかコロンビアのグアタペ
台湾の彩虹眷村、南アフリカのボ・カープ
インドネシアのKampung Pelangiに韓国の釜山にもあったり
シャオエンは虫除けや宗教的な意味などその成り立ちは諸説ありますが
カラフルな町の主な理由は「町おこし」
実際、観光客が増えて生活の質向上に役立ったり
治安が改善され、いいことづくめだそう
世界各地に点在するスラム街は、
健康で文化的な暮らしが最低限出来るよう、
ぜひカラフル化が進めばいいと思います
終わり
<All Photos other than flickr images by Mayumi>