(公開日2017/02/19)
※Compathyサイト閉鎖に伴い、同サイトに寄稿した記事を転載したものです
こんにちは、Compathy MagazineライターのMayumiです。
この地球上にはわたしたちの常識を超える、世にも奇妙な岩石が数多く存在します。
中には、いまだ説明のつかないミステリーを秘めた自然岩もあります。今回はその中でも、とりわけ摩訶不思議な丸い岩を3つご紹介します。
モエラキ・ボルダー(ニュージーランド)
ニュージーランド南島の太平洋沿岸に位置する「モエラキ・ボールダーズ」。
約6,500万年前、海底でまずその原形がかたち作られ、約1,500年前の海底隆起によって地上に現れたのち、風雨にさらされ浸食されて、現在の形となったと推測されています。
このような風景はニュージーランドでもこのエリアしかなく、さらにビーチには形成過程のものも残っていて、未だ謎が解明されない海のミステリーのひとつです。
ラウンドロック(カザフスタン)
カザフスタン西部、カスピ海に面したマンギスタウ州にあるトリッシュ渓谷。
そこには「ラウンド・ロック」と呼ばれる球体に近い巨大な丸岩が、荒涼とした大地に突如、いくつも転がっています。その中にはアンモナイトや三葉虫などの化石も含まれ、ここが太古の昔、海底だったことを示しています。
こちらも、なぜここだけこうした岩が転がっているのか、ミステリーのままとなっています。
アフ・テピトクラ(イースター島/チリ)
イースター島といえばモアイですが、実は謎のパワーストーン「アフ・テピトクラ」が存在します。
「アフ・テピトクラ」は先住民の言葉で「光のへそ」を意味し、別名「地球のへそ」とも呼ばれています。
伝説では古代の王がこの地に運んだとされていますが、真相は不明。また、ここには強力な磁場が発生しており、コンパスがくるくる回るふしぎな現象もみられます。
岩自体も熱を帯びてとてもあたたかく、実に奇妙な円い岩です。
おわりに
この地球には、まだ現代科学の力をもってしても謎が解けない、ふしぎな自然のミステリーが数多く存在します。
画像やテレビの向こう側では味わえない生の感動を、ぜひ自らの足で、実際に自分の目で見て聞いて、感動を味わってください。
きっと大地のエネルギーを分けてもらえるハズですよ。
今回ご紹介した3つの丸い岩は、一応すべて訪問済み、ということでまとめてみました
中でも一番強烈な印象は、カザフスタンのラウンドロック
写真では微妙に伝わりにくいですが、大きなもので2m以上のものもあり、
それが1個や2個ではなく、ものすごい数が荒涼とした大地に転がっているのです
まるで地球外の異世界にタイムスリップしたかのようでした
ちなみに、
ミャンマーやインド、アメリカなどで見られるバランスロックは
一応、今回は対象外としました
というのも、よく見たらいびつな“丸岩”だったから……
調べてみると、
言葉通り「丸い」岩は案外存在しないのだということが分かりました
ゆえに、今回取り上げた3つの岩は世界的に見ても貴重なのですよ
終わり
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