(公開日2020/05/18 |訪問日 2020/03/12)

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ツタンカーメン王の黄金マスクからファラオのミイラ、豪華絢爛な副葬品や彫像レリーフなど秘宝コレクション12万点が結集したカイロ・エジプト考古学博物館。そこは古代エジプトにどっぷりハマれる古代歴史ロマンあふれるミステリーな世界。
2021年完成予定の大エジプト博物館へ収蔵品の一部が移転される予定の同博物館。ぜひその前に、秘宝が一堂に集結した場所で古代エジプトへ妄想トリップしてみませんか?
The Egyptian Museum in Cairo contains the world's most extensive approximately 120 thousands of collection of pharaonic antiquities.The Grand Egyptian Museum (GEM) is now rescheduled to open in 2021 due to the COVID-19 pandemic. I highly recommend to visit the Egyptian Museum before opening the GEM because parts of collection of the Egyptian Museum including the full Tutankhamun collection like Golden mask is planning to move for exhibiting.
エジプト考古学博物館を訪れたのは、台風並みの豪雨がカイロを襲った直後
まだ小雨ぱらつく午後の昼下がりに博物館に入ると
なるほど、大エジプト博物館が作られる一番の理由
それは、すさまじい建物の老朽化
何がすさまじいって、日本ではありえないほど天井からの雨漏りが激しく、
吹き抜けの真下に置かれた偉大なる古代遺跡の数々に大胆にも雨水が降り注いでいました…
博物館でこんなこと許されていいのか?
古代の遺物は湿度に弱いんじゃないのか!?
幸いにして石像や石のレリーフが多いので、本当にヤバそうなものはショーケースに保管されていますが
ピラミッドのてっぺんに置かれていたとされる
ピラミッドキャップの碑や誰かの石棺のレリーフにバシャバシャ雨の滴があたっているのを見たときは正直ビビりました
ありえない光景……
そして12万点ものコレクションがあるという同博物館
おそらくその多くは展示しきれておらず
あちらこちらで箱が無造作に山積み状態
(あるいは大エジプト博物館への移転のために箱詰めされていたか…)
中には日本のマークであの“JAICA”もありましたが
これほどに杜撰な展示の博物館をはじめて見ました…さすが(!?)エジプト
ツタンカーメン王の黄金マスクの部屋では
写真撮影ダメってあれだけ言われているのに
欧米のおばちゃん客らはサラッと撮っちゃったりして
監視員のおじさんに超怒鳴られて、面白いぐらい怒号が飛び交っていました
しかし、
コロナ禍の影響で同博物館も比較的観光客少なかったですが
そんな中でも日本人観光客にちらほら遭遇したので
やっぱり来る人は来るなぁと(自分を棚に上げて)感心したものでした
終わり